仙台ラーメン最強伝説

日々最強を更新♪

ゆたか食堂

2008年01月29日 | 仙台市泉区

K3100447 味噌ラーメンの老舗「ゆたか食堂」で食してきました。はるか昔「いずみパワーモール」がまだ「ジャスコ向陽台店」だった頃…、いやまだOPENすらしてなかった頃から泉インター横にあった伝説のお店が、黒松へ移転を経て現在は泉八乙女で営業しています。ジャスコ向陽台店といえば屋上に河合奈保子が来たのを自転車で見に行ったっけなぁ(古っ)


その「ゆたか食堂」ですが現在は、北環状線の1本北側にある旧道沿い「牛たん炭焼き 利久 泉分店」の隣りにあります。店の前には駐車場が無く、ファミマの横に2台分スペースがあります。割と新しい建物で店内も綺麗ですから以前の古いお店をご存知の方だとイメージが違っちゃうかもしれませんね。


さっそく看板メニューの「味噌らーめん」650円をオーダーです。スープは豚骨ベースで油少な目。赤白ブレンドの味噌ダレはたっぷり濃い目で豆の風味が程よく香るピリ辛風味。塩味も割と強めです。チャーシューからの肉味と野菜炒めの甘みがスープの骨格を作り、さらに強めの煮干ダシと程よい昆布ダシの魚介系が味に深みを作り出しています。


乗っかる野菜炒めはニラ、白菜、モヤシ、豚バラ肉の構成。とくに加熱した白菜の甘みがスープに優しい柔らかさを加えていますが、全体的に濃い目のスープなので硬軟、甘辛これで丁度バランスが取れているのが見事です。長い歴史の中で完成された一つのバランス最終型と思われます。あとスープにナッツ系の甘さも感じたのですが、これはちょっとわかりませんでした。おそらく隠し味に何か仕込んであると思われます。


麺は味噌系には珍しい細麺で弱い縮れのある柔らかめのもの。スープはドンブリになみなみと注がれ麺もボリュームたっぷりで、これは食べ応えありますね~。おなか一杯です。甘辛の濃い目ながら澄んだ味わいに感じるのは具材に十分コストをかけているからと推測されます。調理する方の優しさが伝わってくるような美味しい一杯でした。知る人ぞ知る伝説のお店の一杯。ごちそうさまでした。


(07/12/04)
ゆたか食堂/仙台市泉区上谷刈1丁目2-12

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いっぽ亭

2008年01月26日 | 仙台市青葉区

K3100445 青葉区柏木にある人気店「いっぽ亭」に行ってきました。国道48号線から狭い道路を入っていった所で見逃してしまいそうな場所にあり、駐車場も狭くてかなりアクセスが悪いのですが、確かな味が支持されていつも若いお客さん達で賑わっているお店です。夜は居酒屋になりますがラーメンも食べられます。


「いっぽ亭」の人気メニューは、限りなく雑味を取り除いた透明感のあるスープの魚ダシ系の醤油らーめん各種ですが、今日は「旨みそらーめん」730円をオーダーします。ランチタイムには、ミニサラダと漬物が付いてお得です。


スープベースは鶏ガラ多めと豚骨のブレンドに、白味噌メインの味噌ダレが程よく絡みます。油量は若干少なめ。味噌の酸味は然程なくどうも若い味噌を使用しているようです。煮干ダシと節で香味を出して、柚子胡椒?で柑橘系の香りをほのかに加えてさっぱりさを出しており食べやすさがありますね。塩味もあっさりと必要最低限に控え目で、それよりもチャーシューからの肉味と炒めキャベツ・モヤシの香ばしさや甘みが引き立つバランスです。僅かに黒胡椒でスパイシーさを微調整しています。その他メンマ、ネギ、コーン、そして小ぶりのチャーシュー2枚が乗っかります。


辛みそをレンゲで提供するスタイルですが、全部溶かしきってもピリ辛程度でじんわり汗ばむ程度、決して辛すぎない品の良さを感じます。この上質な味噌スープに合わせられるのは、驚きの細麺です。縮れのある細麺はおそらく醤油系と共通ですがこの味噌ならば細麺もアリですね。


派手さはありませんが雑味を極力除いた(醤油同様)確実に美味しいセンを狙った「いっぽ亭」らしい丁寧な一杯と思います。ごちそうさまでした。


(07/12/03)
いっぽ亭/仙台市青葉区柏木2-6-28

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天山

2008年01月23日 | 宮城県内

K3100440 塩釜の国道45号線沿い「生協 杉の入店」の2階にあります「らーめん道 天山」に行ってきました。たしか以前は「松月」という名前のラーメン屋さんだったと思いましたが1,2年前に入れ替わったみたいです。「らーめん道 天山」ってどこかで同名のお店を見かけたことがあるのでもしかしたらチェーン店かもしれません。杉の入地区も「ラーメン館」「だいこくや」「みそ兵衛」など随分とラーメン屋さんが密接してきましたね~。


店の外に何も書いていなかったので気がつかなかったのですが実は「尾道ラーメン」のお店でした。ならば醤油をいかないといけませんということで今日は「尾道醤油らーめん」680円を注文です。店内に飾ってあった秋野太作さんの色紙等を眺めながら待つこと数分、季節柄サンタさんの帽子をかぶった若い女性店員さんがいそいそと運んできてくれました(スイマセン12月分を今頃書いてます^^;)


ラーメンは薄く濁りのあるこげ茶色の独特な色合いです。そしてテーブルに置かれた瞬間から不思議な香りがふわっと漂ってきました。ガラとも醤油とも異なる一種独特な香りで他のラーメン屋で感じたことのない香りです。なんだろう?


早速スープを一口すすりますとベースは鶏ガラと豚骨の合わせで、あと強い昆布だしが効いています。かなりふんだんに投入されているように思われます。醤油の風味はやや強めで塩味はほどよい程度。ガラや動物系の甘みもほどほどに感じますが、それ以上に強い旨味があり、どうも煮干と干し椎茸のダシもブレンドされているように感じます。先ほど感じた香りは昆布ダシ+椎茸ダシだったみたいです。


あとそれ以外にも和の香辛料を感じましたが八角かなぁ。更にニンニク、生姜の風味もほのかに加わり、スープには大粒の背脂が浮かべられて「尾道ラーメン」の系譜であることを演出しています。トッピングはネギの刻みに水菜です。水菜は軽く味付けがされておりシャキシャキした食感とともにスープによく合います。大きめなチャーシューが載りますが味はあっさりめ。麺は平打ちの太麺でコシもありモチモチした食感のものでこれも尾道風ですね。


サイドメニューなんですがなんと「鶏そぼろごはん」「ちゃーしゅーごはん」がたったの130円でした。安い~!今回は「ちゃーしゅーごはん」を頼んでみましたが分厚いチャーシューのかけらがどっさり乗っかってボリューム満点でした。オススメです。


結構複雑な組み立てのスープで、尾道ラーメンの主流ともちょっと違うような、他では味わったことの無い少し不思議な味わいの一杯でした。3回食べたらハマるような予感がします。ごちそうさまでした。


(07/12/01)
天山/塩釜市杉の入3-3-1

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大安(2)

2008年01月18日 | 仙台市青葉区

K3100435 現在イベント「冬の熱血対戦!冬限定メニュー」開催中の「仙台ラーメン国技場」ですが、まだ昨年秋の限定メニューでUPしていなかったメニューがありましたので遅ればせながらご紹介です。これで一応は秋の限定6品完食ということで、


ばさらか「炙りトントロチャーシューメン」

大樹地「ねぎしゃぶ肉麺」

まじとん「まじ郎」

天童「韓国風辛ねぎみそ」

元「白味噌らーめん」

大安「辛みそ」


食べたもんだなぁ…(笑)
てなわけで秋限定ラストを飾るのは定評のある喜多方ラーメンの老舗「大安」から「辛みそ」900円です。龍の絵が施されたクラシックなドンブリ・ぐるぐる渦巻きのナルトはもはや「大安」のアイデンティティですね。


スープは喜多方らしく豚骨ベースで芳醇な甘みを湛える味わいのもの。写真に写っていませんがあっさり白味噌メインのスープにレンゲの辛味噌を溶かし込んでいく仙台ではおなじみのスタイルです。スープ表面には微細の背脂トッピングが施されており、香ばしく炒められたキャベツ・モヤシがスープに野菜味を加えて、煮干ダシで更に香味を付けてあります。海老ダシの甘みも感じました。


そのほかにメンマ、刻みネギのトッピングにバラ肉チャーシューが2枚乗っかります。柔らかすぎず程よい肉味で定番ながら相変わらず美味しいチャーシューですね。味玉は飴状の半熟度に醤油ダレであっさり味付けしたもの。合わせられる麺はモチモチした食感でコシ強めのもの。辛みそは豆板醤をブレンドしたもののようで、溶かし込むほどにコクと辛味が高まっていき最後にはキムチ鍋に近いような風味のスープに仕上がっていきます。身体がポカポカあったまりますね~。


奇をてらわずに手堅くまとめてきたメニューという印象ですがそれこそが「大安」らしさかもしれませんね。国技場で現状一番人気の気品を感じさせる一杯。ごちそうさまでした。


(07/11/30)
大安(大安食堂)/仙台市青葉区国分町2-7-5 ラーメン国技場内

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一本勝負(2)

2008年01月17日 | 仙台市泉区

K3100433 昨年12/2をもって仙台を卒業してしまいました(写真下)「おいしくなければお金はいらぬ!」の「一本勝負 本店」ですが、閉店前に「三男ラーメン」(塩系)700円(写真上)を食してまして、これが最後の一本勝負@仙台となりました。…実は前食後に無性に「帰国子女ラーメン」(次女がインド経由で帰国)が食べたくなって行ったのですが終了してまして残念ながら食べれずじまい。※これは移転先の宇都宮で次回すね。


「三男ラーメン」(塩系)のスープベースは醤油等と共通でトンコツを煮出したもの。濃い目のガラベースでラード油多めの力強い甘さと、濃厚な塩ダレをブレンドして塩味も高めバランス。九条ネギの刻みがてんこ盛りにトッピングされて唯一清涼感を醸し出しつつ、ボリュームたっぷりの麺と炒めモヤシが絡み合い、更に止めのバターがトッピングされて甘めでコッテリガッツリの極みの味。まさに「一本勝負」のDNAを感じさせる一杯でした。ブレが無いですね。


ある日突然閉店するラーメン屋が多い中でこういう風に予告して頂けるとありがたいですね(現実には諸問題があって難しいのでしょうけど) 今は宇都宮で開店準備中と思いますが、宇都宮は年に数回行くことがあるので、次回こそ本当に「帰国子女ラーメン」狙いで行きたいと思います。ごちそうさまでした。


K3100405 (07/11/29)
一本勝負/仙台市泉区南中山1丁目31-1

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