先日用事があり数十年ぶりに仙台法務局に行ったのですが昔は2,3階建てのボロい建物で12時になるとピシャっと昼休みになって窓口閉めてたりしてたのにイマドキの新しいビルにリニューアルされててエレベータまで有ってビックリ。
でも書類の書き方等は相変わらずお役所的で(笑)あでも親切に訂正の仕方など書き方教えていただきました。イマドキの役所は昔より親切で良くなりました。(待ち時間は長いにしても)
さてそんな法務局の裏手に18年12月OPENされてました新店「Noodle Atelier UNO(ヌードル アトリエ ウノ)」から
UNOというとカードゲームを思い出しますがスペイン語・イタリア語で数字の”1”という意味なのだとか。そんな欧風の雰囲気の漂う店構えがお洒落ですね。
スープは基本メニュー「端麗塩そば」のほか「サバ貝汁塩そば」と「茸だし醤油そば」の3種。貝や茸類などラーメン界の流行を取り入れた意欲的な構成になっておりメニューの写真も大きくてわかりやすい親切設計が有難い。
店内はオープンキッチンで開放的。店主さんのカウンター席に座ってワンオペを見ながら待ちます。店奥の方には女性専用席が設けられていて近所のマダム達が昼下がりの談笑をなされてて何気に賑わってますね。※ただマダムが食べ終わってもずっと居座ってて回転は悪そうでしたが、まぁ一長一短か。
まずは基本メニューをオーダー。
早速のスープですがベースは鶏ガラの清湯でクセなく丁寧に取られており繊細な旨味を湛えています。香味野菜も効かせてあり見た目よりも充実感がありますね。
さらりと昆布を効かせた塩ダレはミネラル味があり味気はやや強めバランス。そこにハマグリ等の貝出汁がしっかりと効いていて鶏の旨味とのハーモニーを醸し出しています。
スープに関して今流行りの貝出汁系ということなのでしょうが僅かに出てくる貝のクセは少量のアルコールで綺麗にマスキングされておりスープ表層にはトリュフオイルが浮かべられて高い芳香を漂わせていてセンス良く処理されていて感心しきり。おそらく店主さんは元イタリアンの方だったりするのんでしょうが確かな技術を感じます。
鶏チャーシューは低温調理の柔らか仕立て。洋の香辛料とワインで一クセ持たせたオリジナリティあるものでこれも美味しい。麺はストレート細麺が合わせられて全粒粉仕立てと全編こだわりが詰まった一杯。
こういう洋食風なお店ならハヤシライスがきっと美味しいに違いないと思って頼んでみたら大正解。コクが深く旨味と酸味のバランスが絶妙で旨いです。次回も頼みたい一品。
さて「Noodle Atelier UNO(ヌードル アトリエ ウノ)」ですが魚介ベースの出汁に焼きナスのマリネと茗荷を載せた「冷し中華」を食べてみたくてその後2回ほど訪れてみたのですが残念ながら店先に「臨時休業中」の張り紙が。腕は確かなのでまた再開されることを祈りつつ、これもラーメン一期一会か。ごちそうさまでした。