青葉区柏木にある人気店「いっぽ亭」で「旨みそらーめん」730円(写真上)です。「透明感のある白醤油系」から、「香ばしさの高いスープ系」&「インパクトのある太麺のつけ麺」にシフトしてきた(多分)「いっぽ亭」の主力メニューです。
さてこちら「旨みそらーめん」のスープは動物系と魚介系のバランスが良く、炒め野菜の油にもこだわりがあるようで品の良い香ばしさを味わえます。味噌ダレは分量少な目ながら味わいはしっかりとしており、旨味たっぷり。油分の香ばしさが際立ったスープです。
麺は味噌には珍しく細麺が合わせられますがこのスープとのマッチングは文句なしです。チャーシューはおそらく他メニューと共通で、肉味はあっさりながら何か和のスパイスで下味付けされたもので手が込んでます。
←こちらは過去の未UP分「焦がしにんにく醤油らーめん」740円
「香ばしさの高いスープ系」の醤油版に当たるもので、こちらも野菜炒めの油に工夫が感じられます。高い香ばしさが感じられて食欲を誘われるもので何か秘伝がありそうです?
ベースのガラ味に甘めの醤油ダレが合わせられますが、あっさり白醤油系の元ダレとは毛色の異なるもの。スープに浮かぶ焦がしニンニク油の香ばしさも相まって美味しいスープですね。
別ビンで、やや塩味付けされた液状の豚背脂が添付されており、こちらをスープに加える度にまろやかさとコクを増していきます。(08/07/31食)
←こちらは伝統のメニュー「透明感のある白醤油系」より「あごだしチャーシューめん」850円
僅かに濁りのある透明なスープ色は塩ラーメンかと見間違えそうなもの。綺麗に取られたトンコツのガラ味にアゴダシ、昆布等を主とした魚介が上品に効いており、白醤油ダレ少量で味をまとめています。油分は適量ながら塩味はやや強めにしてあり、アゴの繊細な旨味成分を上手に引き立てています。
鰹節のような鮮烈さはありませんが、じわじわと効いてくる旨味がアゴにはありますね。こちらのメニューにも小ビンで背油が付いてきますが、最初は出されたそのままの状態で頂くのが良いと思います。(08/09/05食)
「いっぽ亭」開店当時はサンマやマグロetcでダシを取ったラーメンも扱っていたと思いますが然程ニーズは無かったようで(^^; 但し残るべくして残った「あごだし~」と思います。地味ながら本物志向の一杯。ごちそうさまでした。
(09/09/25)
いっぽ亭/仙台市青葉区柏木2-6-28