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3月17日(日)の午前中は親子でワンダー「どこかで春が」。秋ヶ瀬公園のピクニックの森です。
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参加者は6家族17名。ワンダースクールには1歳から参加してくれている高校生も、またお手伝いに来てくれました。
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まずは、ようやく水が戻ったザリガニの池からですね。
2018年までは毎年5月に「親子で勝負! ザリガニ釣り」を開催。1時間で70匹釣り上げる子もいたぐらいアメリカザリガニだらけでした。ところが、アライグマが住みつくようになって、見事に食いつくされた感じかな!? 2019年から2022年までは他の池にて開催できましたが、昨年は池に水がなく周りは干潟状態となって「初夏の生きものさがし」に変更。アメリカザリガニが「条件付特定外来生物」に指定されたこともあって、新年度から「ザリガニ釣り」は年間予定に入れておりません。親子でザリガニ釣りを楽しんでもらいながら、水辺の外来生物に関しても知ってもらう機会になっていたんですけれどもねぇ…。
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そんな池でも、埼玉県レッドデータブックでは「絶滅危惧Ⅱ類」のニホンアカガエルが毎年産卵するので、卵塊を探してみてもらいます。
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すぐに見つかりましたねぇ~。
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事前調査の際にたか爺が見つけられなかっただけで、卵割の進み具合からいくととっくに産卵していたわけです…。
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触ってみたら、どんな感じだったかな?
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こちらの卵塊はもう孵化が始まっていました。ということは、2週間前ぐらいにはもう産卵していたわけです。
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そうそう自分の手ですくいとってみてください。
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「初夏の生きものさがし」の際には、子ガエルたちにも会えるといいですね。アライグマはアカガエルも食べるので、この先が心配ですけれども…。
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長い間干上がっていて雨水がたまっただけなので、やはり他の生きものたちは見つからなかったようです。
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池の縁の木では、ハラビロカマキリの卵鞘が見つかっていました。
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ノカンゾウやノビルを見てもらってから森の中へ。
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森の中へ入ると、カナヘビがちょろちょろとご登場!?
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でも、逃げられちゃったかぁ…。
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少し時間をとって、ノカンゾウを摘んでもらいました。
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この時期にしか食べられない「おひたしの王様」ですからねぇ~。
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絶滅危惧種のアマナやノウルシもある場所なので、以前はこの道から両側のものを摘んでもらっていましたが、今年は木の伐採作業のため更地となった場所に出てきていて、摘みやすかったかな。
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ゴマギです。
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葉っぱを指でこしょこしょして、匂いを嗅いでみてください。
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「ごませんべい!」ですね!?
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メダカの池へ。以前はメダカ(ミナミメダカ)もフナやモツゴも多く、ギンヤンマやオオヤマトンボのヤゴも生息しておりました。ここ数年は、ザリガニ釣りをしているとライギョやブラックバスの幼魚の大群が泳いでいたり、昨年の「どこかで春が」ではブルーギルの幼魚が捕まったり…。この池のアメリカザリガニも、もうアライグマに食べつくされちゃったかも!?
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見つかったのはヒメタニシぐらいだったかな。
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セリ摘みです。
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この公園ならどこでも摘めますが、畑のようにセリだけがかたまって生えているここが一番効率的ですね。
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この子は「森の宝石」、ジャノヒゲの実を集めておりました。
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セリもジャノヒゲの実も両方手にしていますね。
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爺さん大丈夫かぁ…。落葉ごとすくえば、ドジョウぐらいは入るかと思ったのですが…。
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かつてはアズマヒキガエルの蛙合戦や卵塊が見られたヒキガエルの池です。現在はブルーギルの池!? それでも、モツゴやドジョウも多かったんだけれどもなぁ…。
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虫とり網の柄に、ナナホシテントウがくっついていましたね。
シオカラトンボ(ヤゴ) photo by takajii
これは誰が見つけてくれたんだっけ?
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三本土管の池にもメダカやモツゴ、ギンヤンマのヤゴが多かったのですが、それ以上に多かったウシガエルのオタマジャクシでさえ見当たらず。この池も冬に完全に干上がっちゃいましたからねぇ…。
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まだ小さなアメリカザリガニを見てもらっているところです。
アメリカザリガニ photo by takajii
どの池にもうじゃうじゃいたアメリカザリガニがこれしか見つからないなんて、ちょっと信じられませんね!?
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ハンノキの折れ枝で雄花序と昨年の球果を見てもらっているところです。
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炊飯場の池の周りではヨモギ摘み。
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早速カナヘビを捕まえていた子は、他の子どもたちにも見せてくれておりました。
ニホンカナヘビ photo by takajii
この池の周りは、カナヘビやアマガエルも多い場所となっています。
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池の生きものも探してみてください。この池は、完全に干上がることはありませんでしたからね。
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カナヘビとりは続いています。
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ヨモギ摘みも。
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この子たちもカナヘビを見つけたようですね。
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とりあえずここで解散です。
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最後までねばっていた子はアメリカザリガニの子どもを。
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カナヘビハンターの最強コンビは7匹も捕まえておりました。
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あとは気のすむまでごゆるりと!?
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駐車場への帰り道にはチョウも捕まりましたね。
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今季初見のスジグロシロチョウでございました。
とりあえず、アカガエルの卵塊は見たり触ったりしてもらえたし、この時期にしか食べられないノカンゾウも摘んでもらえたので良しとしておきますが、激減し続けている池の生きものたちがちょっと心配ですねぇ…。このあと「春の生きものさがし」や「初夏の生きものさがし」でもピクニックの森を使う予定なので、どこまで回復するのかしないのか見守っていくしかないようです。