5月22日(月)は秋ヶ瀬公園のピクニックの森へ。週末の親子でワンダー「親子で勝負! ザリガニ釣り」の事前調査です。
クサヨシ
地味だけど、花だからね!?
アワフキムシの泡はいたるところに。幼虫が自分のおしっこと分泌物で石鹸の泡みたいなものを作って隠れております。
ザリガニの池はほぼ干上がっていました…。
ちょっと調べてみたら、2018年のワンダーキッズ「ザリガニ釣り」までは、網なし1時間勝負で1人18~27匹という釣果。それぐらいは釣れてしまうので、ワンダースクールでは昔から「ザリガニの池」と呼んでいたわけです。でも、2019年になるとザリガニの数は激減。ザリガニ釣りには他の池を使うようになりました。
フクロウの巣箱がかけられるようになってから、この森ではアライグマが急増しましたからねぇ…。人為的な巣箱が実に快適な子育て環境を提供し、近くにはアメリカザリガニだらけの浅い池もあるというわけで、アライグマがほぼ食べつくしたような感じでしょうか。
それでも池の中へ下りてみると、ニホンアカガエルの子ガエルたちが元気に跳びはねていましたねぇ~。埼玉県レッドデータブックでは絶滅危惧Ⅱ類だったかな。
今年は3月中旬頃まで干上がっていたので、水が戻ってからようやく卵塊やオタマジャクシを確認できましたが、無事に上陸できて良かったです。
なんとヒバカリの幼蛇たちも集まっていました。埼玉県レッドデータブックでは準絶滅危惧種です。
まだミミズサイズのかわいいやつが5匹はいたかな。もちろんアカガエルの子ガエル狙いですよね。
完全に干上がる前に最後に残る水たまりです。
でも、水たまりの周りはアライグマの足跡だらけで…。ウシガエルやアメリカザリガニ、アカミミガメならいくらでも召し上がれ! それだけで済むことなら、ザリガニ釣りなんてできなくなってもいいんですけれどもねぇ…。
あらっ!? まあ、何でも自分でやりたがるばあさんなもので…。釣れはしませんでしたが、何かの幼魚や小さなゲンゴロウの仲間は見えたと申しておりました。
メダカの池は完全に干上がることはありません。でも、ザリガニの気配はなし…。岸辺を歩くだけでさぁ~っと池の奥へ逃げていくおチビちゃんたちも見当たりませんでした。
アオサギ
シオカラトンボ♂
不届き者が捨てたゴミの上ですけど…。
次の池へ。
三本土管の池もこんな感じ…。周りは干潟状態なので、水があるところまで近づけません。
これはいったい何者? 水を飲みに行って帰ってきた感じなのかな?
ウシガエルのオタマジャクシは多数確認できましたけれどもねぇ…。
土管の近くには子ガエルたちも集まっておりました。
底が見えているヒキガエルの池にもザリガニの姿は見当たらず…。
蝋物質を身にまとったミツクリハバチ属の幼虫です。
かわいい頭を出しましたねぇ~。
ゴマギの葉っぱを食べているところです。
上の画像をトリミングするとこんな感じ。どこに目があるかわかるかな? ワンダーキッズやサタデースクールの子どもたちは「バブちゃん」と呼んで、蝋物質を吹き飛ばしたりして遊んでおりました。
ミツクリハバチ属は食草によってヤマハンノキならミツクリハバチ、ハンノキならシロアシマルハバチ、オニグルミならクルミマルハバチ、このゴマギ等だとババシロアシマルハバチということになるようですが、まだ情報量が少なすぎるかなぁ…。この森にはヤマハンノキ以外の3種はすべてかなりあって、昔オニグルミの葉っぱでも見たことはあります。
そういえば、子どもたちが「ニャッキ」と呼んでいたマイマイガの幼虫は見つかりませんでしたね。昔『子どもと自然大事典』に書いた「
ケムシと子ども」もご参考までに!?
炊飯場の池へ。
ここならザリガニ釣りもできますが、昔から簡単には釣れない池となっております…。
シオカラトンボ
そういえば、コシアキトンボはまだ出ていませんでした。
テングチョウ
スイカズラ
オニグルミ
帰りには大物の池にも寄ってみました。
杭まわりに隠れてはいるんだろうけれども、やはりザリガニの姿は目視できず…。
クワの実はいくつかつまみ食いさせてもらいましたよ。
今年の「親子で勝負! ザリガニ釣り」は、さてどうする? 釣れないことには「勝負」になりませんからねぇ…。