たか爺のワンダースクール通信

「センス・オブ・ワンダー」をキーワードにした野遊び教室「自然体感塾ワンダースクール」の活動記録とお花中心のブログです。

初夏の森で虫さがし-3

2013年06月28日 | 光が丘公園

 6月22日(土)の午前中は、練馬区教育委員会「青年リーダー養成講習会」で光が丘公園です。参加者は高校生と大学生の青年リーダーが8名、練馬区教育委員会青少年課青少年係の方が2名、青少年委員の方が2名の12名。集合場所とキーホルダー作り用に、公園サービスセンターの会議室をお借りすることができたので、助かりました。写真は撮れませんよね…。
 「子どもと楽しむ自然観察」ということで、まずは池から。公園サービスセンターの許可を得て、生きものを捕まえて見てもらいました。行き当たりばったりでも捕まると思っていたヨシノボリは網に入らず、モツゴのみだったのがちょっと残念…。ラクウショウの実のベタベタや匂い、ヘクソカズラの匂い、オオサカヅキの翼果の観察のあと、花に来ていたクマバチを捕まえて観察。たか爺としては、これもスズメバチじゃなくて残念ですが、樹液ポイントがないので仕方ありません。
 昆虫原っぱでは、8日の下見の下見(!?)の際に、カナヘビやトカゲだけでなくヒバカリの子どもも捕まえていた近所の小学生が、なんとトノサマバッタを捕まえてくれておりました! 成虫のオスです。草刈り中の生態工房の方たちも、ヤマトシジミ・ベニシジミ・ナナホシテントウ・ショウリョウバッタの幼虫・カメムシの仲間・コアオハナムグリ等をキープしておいてくれて、感謝ですね。
 あとはスズカケノキのキクイムシの食痕やドクダミの花を見てもらって、たか爺の定番「香りのえんぴつ」のクスノキです。クワの実は時期すでに遅しという感じで、下見の時点で食べつくされておりました…。サンクチュアリの鳥の声は時間の関係でパスしましたが、サービスセンターへ戻る途中では、これまたなんとクサガメの子どもが道を歩いていて、みんなでびっくりです。
 最後には「魔法の小枝」の輪切りでキーホルダーを作ってもらって、無事終了。どちらかというとキャンプ中心のジュニアリーダー養成講習会の指導のお手伝いをしている練馬区青年リーダーの若者たちにとって、多少でもお役にたてたならばいいのですが。これからは地元で活動している様々な団体とも関わって、さらに活躍してくれるといいですね。たまにはワンダースクールのお手伝いにも来てほしいよなぁ~。
 午後はサタデースクールの日だったので、講習会は9時から11時にしてもらいましたが、ぎりぎりセーフ。いったん家に戻り、荷物をおろしてお昼を食べて、12時10分からは子どもたちのお迎えがスタートです。

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 22日(土)午後のサタデースクール「初夏の森で虫さがし」には、キッズ4名+ファミリー6名の10名が参加してくれました。アシスタントはあきらです。
 画像はイノコズチカメノコハムシと、ハキリバチの仲間が切りとった葉っぱを観察中。ハキリバチは葉っぱを巣材にして中に卵を産むようですね。

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 ナナフシモドキも見つかりました。

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 駐車場脇の草むらで子どもたちが虫とりをしていたら、たか爺のハチの師匠のsundogさんがやってきました。明日の講座で使うスズメバチを採りに来たとのこと。そしたらいきなり、やっぱりハチでしたねぇ~。
 配電盤のような設備をちゃっかりと利用していたエントツドロバチは、お尻しか撮れませんでした…。ガの幼虫かなにかをせっせと運びこんでいます。何頭も出入りしていたので、自分たちより大きな生きものは入れないセキュリティ付きのマンションみたいなもの!? 子どもたちには泥で作られた個室が与えられています。
 「宝の山」にいたクロヒラアシキバチのオスは、参加者のお母さんが見つけてくれました。

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 アシスタントのあきらが見つけてくれたコガタスズメバチの巣。大手柄です。sundog師匠がいてくれてラッキーでしたねぇ~。あっという間に働き蜂4頭をネットインして、ご覧のとおり。昔の「ワンダースクール通信」もリンクしておきますね。http://wonderschool.iinaa.net/news865.html

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 コガタスズメバチと巣の内部を観察中です。中にはまだ8室だったかな。

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 「宝の山」にはカミキリ屋さんも来ていて、キスジトラカミキリをプレゼントしてくれました。ハチモドキハナアブはブレブレでしたね…。いずれもハチのようでハチじゃない虫たちということで。

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 カブトムシの森で他のスズメバチ数種を採集後引き上げていった師匠にかわり、このオオスズメバチの女王蜂は弟子のたか爺が。なんだか「初夏の森でハチさがし」みたいになっちゃいましたが、別名「スズメバチの森探検」なのでまあいいかぁ…。
 翌23日(日)の午前中は、親子でワンダーの「初夏の森で虫さがし」です。6家族17名が参加してくれました。子どもたちは3~5歳の幼児が中心だったので、ゆっくりペースです。せっかくなので、オオスズメバチの女王蜂では撮影会!? うまく撮れているといいですね。

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 「ぴょんぴょん虫」のハゴロモの仲間の幼虫と、交尾中のヒロオビトンボエダシャクの観察中です。

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 虫とり中ですね。幼児たちでもチョウやバッタの幼虫をけっこう捕まえていました。今年のワンダースクールは、なんだか小学生よりも幼児のほうが元気で積極的な子が多いような気がします。そんな子どもたちが参加してくれているだけなのかな?

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 アキアカネも捕まっていましたね。

 それにしても、21日の「夜のクワガタさがし」・22日午前中の「青年リーダー講習会」・22日午後の「サタデースクール」・23日午前中の「親子でワンダー」の4連ちゃんは、さすがに疲れたぁ…。
 とか言いながら、23日の午後は帰宅後お昼を食べてからすぐに、湯の丸高原まで関越&上信越道をひたすら追越車線です。まずはレンゲツツジだけでも見ておかないと…。たまには、たか爺にずっと好きなことをさせてくれている「神」さん孝行もしておかないとね!?


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夜のクワガタさがし

2013年06月27日 | 夜の森探検隊

 6月17・18日は、週末の練馬区教育委員会「青年リーダー養成講習会」の資料作りでおこもりです。「子どもと楽しむ自然観察」として簡単にまとめ、あとはホームページから『子どもと自然大事典』関係、2013年度のワンダースクールのチラシ等の添付中心ですね…。

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 19日(水)は、「夜のクワガタさがし」の事前調査に行ってきました。今回もたか爺の虫の師匠の1人であるKIMさんが同行してくれて助かりましたね。毎年初めて夜の森に入るときは、やっぱり1人じゃ怖くてねぇ…。
 画像は、まだ明るいうちに樹液に来ていたヒメスズメバチの女王蜂2頭と、モンスズメバチの働き蜂&ちびぃ~コクワガタのオスです。日没後も活動するモンスズメバチの働き蜂が多くて、今年も要注意ですね。

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 青光りする鱗粉がきれいなフクラスズメと、山折り谷折りみたいな羽のノコメセダカヨトウ。ガももうけっこう出ていて楽しませてくれます。

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 個体数では№1だったフシキキシタバ。パンチパーマのお兄さんが泣いているみたい? こっちは細泣きですが、キシタバだと太泣きになります!? キイロスズメも出ていました。

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 初めて見たカミキリは、ビロードカミキリになるのかな。光の加減で模様が出たり出なかったり、模様の出方も変わったりしておもしろいカミキリです。
 クワガタのほうは、21日の保険用にコクワガタのオス8頭、メス1頭、ノコギリクワガタの小型オス1頭の計10頭をキープしておきました。

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 20日(木)は光が丘公園へ。「青年リーダー養成講習会」の事前調査です。ワンダースクールの6月は虫モードですが、光が丘公園では…。とりあえず確実な植物中心でいくしかない。
 でも、22日には練馬区で一番広いとされている原っぱ「昆虫原っぱ」の草刈りが行われるようです。そこで、さっそく生態工房さんへ電話してみました。普段は入れない場所なので、草刈りの際に出てきた生きものを見せてもらいたい! 即OKしていただいて感謝です。
 八重咲きのクチナシの蕾はなんだかおいしそう!?

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 21日(金)は、キッズ肝試し企画「夜のクワガタさがし」です。キッズ3名+ファミリー2名の5名が参加してくれました。けっこう雨に降られてしまいましたが、やぶ蚊が少なくて助かりましたね。滅多に使わない雨の日用のコンデジ使用なので、写真は…。

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 クワガタのほうはコクワガタのみでしたが、1人2頭ずつはキープ。保険用も2頭ずつ+しておみやげにしてもらいました。たか爺の好きなムクゲコノハやベニスズメも出てきましたね。
 夏休みの「夜の森探検隊」の前にクワガタさがしをしたい方は、金曜の夜にご予約ください。現地3名・送迎2名以上にてガイドウォークOKです。


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「7月のご案内」に関して

2013年06月19日 | ワンダースクール 翌月のご案内など

 ブログへのコピーがうまくいかなくなってしまったので、「7月のご案内」はホームページのほうへ載せてあります。http://wonderschool.iinaa.net/raigetunogoannai.htm


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ちょっとだけ風布川

2013年06月18日 | 川の生きものさがし

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 6月16日(日)の「どろんこ田植え体験」の午後は、風布川です。朝、花園ICでおりる前に見た荒川は、水量が増えて濁流になっていたので心配しましたが、風布川はまったく問題なくてよかったですね。

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 里山体験プログラムの際には、毎回でもちょっと寄りたいたか爺お気に入りのフィールドなので、送迎参加のご家族は強制的に連れて行っちゃいます…。あとは希望者のみ自由にご参加くださいみたいな感じ。サワガニとりのみならず、沢の生きものさがしも楽しい川ですね。
 今回は写真を撮っていませんが、アブラハヤ、モンキマメゲンゴロウ、オナガミズスマシ、ヤゴもオニヤンマ・ミルンヤンマ・ミヤマカワトンボをはじめサナエトンボが数種類見つかっていました。クロスジのほうのヘビトンボの幼虫もあきらが捕まえてくれましたが、写真を撮る前にサワガニの餌食になってしまって残念…。そろそろ水着で沢遊びも楽しめる季節ですね。

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 ミヤマカワトンボのメスとオスです。個体数ではニホンカワトンボよりも多くなりました。

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 ミヤマカワトンボのヤゴ。ニホンカワトンボもまだ見られます。これはオス。

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 山地性のヒメキマダラセセリです。
 スジグロシロチョウは、オスがメスを追いかけまわして求愛していましたが、メスは腹端を上にあげて交尾拒否。チョウのメスは一生に一回しか交尾しないようです。それでもなかなかあきらめがつかないオスは、しつこいというか哀れというか…。

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 ヤブキリとフキバッタの仲間の幼虫。

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 ユキノシタの花もきれいでしたね。

 6月29日と7月6日のホタル狩りの前にもちょっと寄る予定でいますが、まあ、お天気とホタル次第だなぁ…。


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どろんこ田植え体験

2013年06月17日 | ねりま遊遊スクール

 6月15日(土)と16日(日)は、里山体験プログラム「どろんこ田植え体験」で寄居です。梅雨時なので両日とも微妙なお天気でしたが、田植えは雨天「結構」ですからね。子どもたちは本来水遊びや泥遊びが大好きなので、雨の日でも楽しいものです。まあ、犬にもレインコートを着せてお散歩させる時代なので、どんな子に育てたいのか、あとは親の判断次第かな!? 実際には、練馬は雨でも寄居はOKというよくあるケースで、両日とも雨には降られずに開催できました。

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 カフェギャラリー・ノアの池のアサザの花です。埼玉県では絶滅危惧Ⅱ類ですが、田んぼ生きもの公園の池でも普通に見られます。
 早く到着した子どもたちは、さっそく池で生きものさがし。メダカにザリガニ、ヌマガエルなどが捕まっていました。

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 庭のなんとかセージの花に来ていたクマバチと、「むくむくむっくん」のマルハナバチの仲間。大きな花粉団子をつけて、頭を花の中に突っこんじゃって、かわいいものです。直接手でつかんだりしなければ、刺されることはまずありません。

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 いつも通りノアに集合してもらってから、道路の反対側にある田んぼ生きもの公園へ。
 むさしの里山ネットワークの練馬区教育委員会委託講座「ねりま遊遊スクール」として開催した15日は、2家族6名がキャンセルで、キッズ2名+9家族25名の27名が参加してくれました。送迎キャンセル待ちのまま参加できなかったご家族には、「ごめんなさい」をしておきます。前日に参加OKになっても、さすがに他の予定を入れちゃていますよね…。
 この日はテレ玉のニュース番組「ごごたま」の取材も入りました。今日放送されたと思うけど、たか爺ンちでは見れません…。録画された方はあとでよろしく!
 会員のみ対象の16日は、15家族53名の予定が10家族33名に。今年で最後の田植えになるため、キャンセル待ちになっていたご家族もすべて参加OKにしておいて正解でした。でも、キャンセルされた方は0~3歳のお子様もいるご家族ばかりなので、こればっかりは仕方ありませんよね。

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 カンカン照りならむしろ雨のほうがありがたい田植えですが、今年は両日ともに田植え日和!? それでもけっこう日に焼けてしまいました。まあ、頸椎と腰椎のW椎間板ヘルニアの具合がいまひとつのたか爺は、田植えはパスだけど…。

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 小学生たちはもちろんですが、すぐにあきちゃうかと思っていた幼児たちも、予想以上に働いてくれたかな?

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 まさしく「どろんこ田植え」です。NHK朝ドラの「あまちゃん」じゃないけど、お姉ちゃんはずっと田植えアイドル!?
 お母さんにオンブされて0歳からずっと参加してくれている子も、3歳になるともう自分で植えられるんだぁ~。そういえば、アシスタントのあきらが面倒を見てくれていた日も多かったような気がしますね。たか爺としては感無量というところなんだけれども、自分の孫がちょっと心配になったりもして…。

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 最後の田植えも無事終了した田んぼ生きもの公園です。井戸で泥を落としたら、あとはご自由に。

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 果敢にも泥合戦で姉にいどむ3歳の男の子です。幼児用の田んぼもあとは、16日午後の「田んぼまるごと体験教室」の田植え用ですね。
 カナヘビを捕まえてご満悦の子は4歳ですが、生きものを捕まえる能力は今どきの小学生以上! カナヘビのほうもいい顔してるでしょ!? もう少し寄って構図さえ決めれば、フォトコンいけたかも?

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 田んぼの生きものといえば、カブトエビとホウネンエビ。今年はなぜかヌマガエルもアマガエルも少なくて、これはちょっと不思議です。

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 ヒメガムシは幼虫もいました。メダカとドジョウは排水用の用水路で捕まったものです。7月の「田んぼの生きものさがし」の際には何が見つかるのか、楽しみですね。

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 ヤナギの樹液に来ていたノコギリクワガタとオオスズメバチの女王バチ。どちらも捕まえて子どもたちに見せてあげるのは、秋ヶ瀬公園より先になってしまいました。

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 カブトムシはノアの庭で。ビビりの小学生たちはなかなか手が出ませんでしたが、3歳の子はちゃんと自分でつかんでいました。最近たか爺の口癖になっている「小学〇歳児」にぴったりの場面!? たか爺としてはなんだか情けない話だけれども、ワンダースクールでさえもうこれが現実だなぁ…。

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 ベニカミキリです。調べてみたら、幼虫は竹を食べるのでノアにもいるわけですね。
 15日は電車利用の参加者も多いねりま遊遊スクール日程なので、お弁当のあと午後はそのままフリータイム。田んぼや用水路へは行かず、ノアの庭で虫とりが中心でした。火・水・土のキッズトリオに捕まったのはモンシロチョウ5匹のみでしたが、まあ、仲良く楽しく遊べて何よりです。結局誰も捕まえられなかったオオシオカラトンボは、小3女子があっさりと捕まえておりました…。
 16日午後の風布川は、次回に回します。


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初夏の森で虫さがし-2

2013年06月14日 | 夏の森で虫さがし

 6月11日(火)・12日(水)・13日(木)のワンダーキッズはピクニックの森。今回は子供の森の予定でしたが、雨が降ったりやんだりしていたので変更しました。もう「虫さがし」はいつでもどこでも出来る季節だし、どうせ濡れちゃうなら池があったほうがおもしろいですからね。
 火曜には一応、「初夏の森で虫さがし」(別名「スズメバチの森探検」)かザリガニ釣りか彩湖自然学習センター見学か、3拓で子どもたち自身に選んでもらいました。そしたら、全員一致で「スズメバチ~」!? まあ、もともと外遊びが好きな子どもたちだから、当たり前かな? 水曜は森でも池でも大当たり! 木曜は迷わず「ザリガニ釣り!」でした。

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「ハチさん、まだいるかな?」
 これは、火曜の子どもたち。先週じっくりと観察させてもらったエゾオナガバチの産卵はまだ続いていて、火・水ともけっこう集まってきていました。「手づかみバチ」もね。

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 水曜には、なんと同じエノキの切株のほうから、羽化したタマムシが木から出ようとしてもがいている場面に遭遇。たか爺だって今までに2回ぐらいしか見たことがない、とてもラッキーなシーンです。
 子どもたちは「がんばれ、がんばれ」と応援しますが、タマムシにしてみれば、なんだかやたらと大きな生きものたちに取り囲まれて、「やばっ! 急がねば…」みたいな気持ちだったのかな? 噛んで木に穴をあけるみたいですが、どうせならもうひと回り大きくしておけば楽なのに!? 「冬のクワガタさがし」では、羽化はしたものの朽木から外へ出られずに死んでしまったタマムシもよく見つかります。命がけですね。

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 かなりぐらぐらになっていた木の小片を1つだけはがしてあげたら、無事に脱出成功。切株をよじ登ってから森側の下草へと移動しました。
 きれいでしょ~。このきれいな金属光沢は、天敵の鳥を寄せつけないためとか、日光を反射するためとか言われています。

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 虫じゃないけど、木曜には大きなヒダリマキマイマイも。ようやく梅雨らしくなって、カタツムリたちも目立つようになってきました。

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 あまねが見つけたオカモノアラガイは、埼玉では絶滅危惧種に指定されていますが、農家では嫌われものみたいです。寄居の田んぼ生きもの公園にも多いカタツムリですね。まだとても小さなヒダリマキマイマイの赤ちゃんも載せておきます。

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 昼間に活動するカノコガは、先週あたりから増えてきました。この日は雨宿り中。交尾中のヒロオビトンボエダシャクは、ゆうきが見つけてくれました。

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 9日(日)と11日(火)のザリガニの池です。少しぐらいの雨では、水はもどりません。
「温泉に入ってるみたいなザリガニ見つけた。」
 これは誰だったかな? まあ、好きで泥に穴を掘ってるわけじゃないんだけどね…。

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 13日(木)になって、ようやくここまで。
「たか爺と勝負したい!」
 挑戦は受けて立ちましたが、意外と難しかったですね。16匹対10匹という釣果でした。
「前より頭よくなったなぁ…。」
 確かにそんな感じ。入れ食いは入れ食いなんだけれども、釣りあげようとするとすぐに離してしまって、網なし勝負ではなかなか釣りあげられない…。共食いでお腹は減っていないから!?

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 水曜は、途中からけっこう降ってきた雨の中、かこが蒲焼にできそうなぐらいの15㎝はあるドジョウを捕まえると、ドジョウとりで盛りあがります。

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 かこ6匹、はるちか4匹、やまと1匹の計11匹捕まっていました。「泥鰌」と書くだけあって、腸でも空気呼吸ができたり、泥にもぐって皮膚呼吸で越冬したりできる不思議な生きものです。
 このアメリカザリガニは、雨が降ってくれてばんざいをしているわけではありません。子どもたちが水たまり状態となった池の中を歩き回るので、大物たちはみんな陸へと緊急避難です…。

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 池のまわりもザリガニだらけになります…。ハイイロゲンゴロウもかなり捕まっていましたね。

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 雨にはほとんど降られなかった火曜には、イノコヅチカメノコハムシやナナフシモドキの幼虫も見つかりました。なんとも不思議な形をした虫たちですよね。ヤブキリの幼虫を見つけた子もいます。

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 メダカの池 のほとりでは、イヌヌマトラノオの花が咲きはじめていました。
「おもしろい模様がある。」
 あまねです。オタマジャクシのお腹に透けて見える腸ですね。「腸が超見える!」の親父ギャグはひかりだったかなぁ…。まだ小さなものでしたが、トウキョウダルマガエルならいいんだけどね。

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 れまが捕まえたコシアキトンボのヤゴと、かこが捕まえたオオヤマトンボのヤゴ。
 オオヤマトンボのヤゴは、ワンダースクール史上初めての発見です! 新井さんに確認してもらったところ、羽化するために岸辺近くに来ていた羽化直前のヤゴではないかとのこと。今頃は無事にトンボになっているでしょうか。

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 これは、火曜に何匹か見つかったボクトウガの幼虫。嫌いな人にはごめんなさいですが、こいつらのおかげで樹液が出てくれるわけです。樹液が出るようになったヤナギの幹の穴には、すでにヨツボシケシキスイがもぐりこんでいました。
 「ハチのようでハチじゃない」ホリカワクシヒゲガガンボは、あまねが見つけてくれました。右の羽が伸びきっていなくて、羽化失敗かな? 「クシヒゲ」の触覚があるのでオスです。

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「やめといたほうがいいよ…。」
 たか爺の言うことを聞かないと、こうなるわけだから…。倒れてはくれなくて残念!?
「うんとこしょ、どっこいしょ、まだまだ長靴ぬけません。」
 火曜はチームワークがいいようで、「おおきなかぶ」作戦! でも
、イヌもネコもネズミも手伝ってくれないので、最後はたか爺がひっこぬいておきました…。まあ、科学的な効果は皆無だし、落ちないように誰かに体をキープしてもらっておいて、両手を使って引っぱれば子どもの力でもぬけたかもね!?
「だからさぁ…。長靴脱いで、靴下も脱いで、それからだろぅ…。」
 お洗濯タイムでも笑わせてくれましたね。やっぱり長靴をはいたままただ水をかけるだけかぁ…。濡れた靴下もまたそのまま
はいちゃうし…。いつだったか「親子でワンダー」の時かなにかにお母さんたちに聞いてみたことがあったけど、今は自分の上履きや運動靴ぐらい自分で洗わせるなんていうことないんですねぇ…。うちは小学生になった時から2人とも毎週末自分で洗っていて、「ついでに風呂掃除も頼む」みたいな感じだったけどね。

 明日明後日の「どろんこ田植え体験」が終わると、来週のワンダーキッズはお休みですが、週末の青年リーダー養成講習会の事前調査や資料作成で苦労しそうです。光が丘公園だと、秋ヶ瀬のように行き当たりばったりでもいろいろと見られるわけじゃないですからねぇ…。金曜の「夜のクワガタさがし」も含めた子供の森の事前調査等もあるので、来週はブログもちょっとお休みかな。そろそろ「7月のご案内」も作らないといけませんね。


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「ザリガニ釣り大会2013」結果発表!

2013年06月10日 | ザリガニ釣り

 6月8日(土)に臨時開催予定だった「ホトケドジョウと川の生きものさがし」には、4歳でもいろいろと捕まえてくれそうな子のご家族が参加予定でしたが、中耳炎になっちゃって残念…。たか爺としては、先月見つかった兜川のホトケドジョウを再確認しに行きたかったのですが、やっぱり1人で行ってもつまらないので中止です。変な爺さんが1人で川の生きものさがしなんてしていたら、通報されちゃいそうだし!? 改めて臨時開催の予定でいます。

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 6月9日(日)のサタデースクールは、「ザリガニ釣り大会」の最終回でピクニックの森。ぎりぎりセーフでどうにか開催はできたものの、ザリガニの池は予想どおり悲惨な状況でした。ここまでくると、あとはあっという間です。今週も雨は降りそうもないので、おそらく今日か明日には、2枚目の画像のオレンジ色のシャツを着た子の前の真ん中あたりにしか水は残らず、今週中には完全に干上がってしまうでしょうね。

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 なぜかわかりませんが、浅い場所では水面に出ている石や大物のザリガニたちが穴を掘ったあとの泥の上に、ザリガニたちが集団で避難しています。浅い場所は水温が高くなりすぎて、ぬるま湯状態になっちゃっているからかな?

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 水際はこんな状態で、じき干しエビになっちゃう…。

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 この日の参加者は、キッズ4名+1ファミリー2名の6名。この状態で網なんか使ったらひと網で何十匹なんてことになってしまうので、魚とり網の使用は禁止ですね。小2から小4の子どもたち5名の1時間での釣果のほうは、46匹・39匹・37匹・29匹・14匹でした。今年の「ザリガニ釣り大会」もこれにて終了。上位8名は以下のようになりました。

◎優勝    かこ(小3) 103匹 ワンダーキッズ水曜
◎準優勝  けいた(小4) 46匹 サタデースクール
◎第3位  けんと(小3) 40匹 サタデースクール
◎第4位  しんたろう(小4) 39匹 ファミリー会員
◎第4位  だいすけ(小4) 39匹 サタデースクール
◎第6位  りく(小3) 37匹 サタデースクール
◎第7位  はるちか(小4) 34匹 ワンダーキッズ水曜
◎第7位  なおゆき(小3) 34匹 サタデースクール

 あとは、30匹台が3名、20匹台が4名、10匹台が3名、1桁台が4名と続きます。

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 「特定外来生物」のウシガエルと「絶滅危惧種」のトウキョウダルマガエルです。
 水面から顔を出していたので写真を撮ろうとしたらすぐ潜られてしまったウシガエルは、アシスタントのあきらが素手で捕まえてくれました。水中手さぐりの術!? トウキョウダルマガエルは、りくたろうが見つけてくれましたね。

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 丸々と太った大きなドジョウはだいすけが捕まえましたが、こんな状態の池でよくぞ生き残っていてくれたという感じです。
 嫌いな人はごめんなさいの画像のほうは、マイマイガの幼虫に寄生していたコマユバチの仲間の繭ですね。

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 「手乗り毛虫」と「手づかみバチ」。おチビちゃんのザリガニを数えるのにも苦労していた元祖ビビりーズは、もちろんパス。自分で自分にはめた枠、どうしてもはずせないみたいです…。


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初夏の森で虫さがし-1

2013年06月08日 | 夏の森で虫さがし

 6月4日(火)・5日(水)・6日(木)のワンダーキッズはピクニックの森。「初夏の森で虫さがし」の1回目です。今年は子供の森の樹液の状態がいまひとつで、池も草地になったままなので、順番を入れ替えました。

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 まずは、ほぼ確実にオナガバチの産卵シーンが見られそうなエノキの朽木から。エゾオナガバチしか確認できませんでしたが、毎日10匹以上は産卵に集まってきていました。写真は撮らせてもらえなかったけど、時々オスも飛んできます。
 メスでも人は刺さない(刺せない)ハチなので、飛んできたものは「手づかみバチ」!? 水曜には、刺さないとわかっていてもつかめなかったビビる君、ハチはつかめたけど、ハチが飛びたったり飛んできたりするたびにビビりまくり君も。2人合わせて「ビビりーズです」!?

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 ここでは3匹いっしょに産卵中。いつでも見られるというわけではないので、この機会に近くでじっくりと観察してみてください。お腹の先がドクドクしているの、わかったかな? 「あなたを産んだときも、大変だったんだからねぇ~」とか言いながら、できれば母子でも見てもらいたいシーンです!? 髪の毛のように細くて長い産卵管を通して卵を産む作業は、かなりの重労働だと思います。

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 木曜には、観察しやすい場所で産卵を始めた個体も。ダニ付きだけど…。でも、「マダニ」じゃないからね。「ダニ」と聞いて、過剰反応するお母さんがいたりするといけないので、念のため。
 寄生蜂なので、朽木の中にいる他の虫の幼虫に向かって産卵管を刺したところですが、子どもが観察中の同じ個体は、お腹の先を高く持ち上げた「キリンさんのボース」で産卵開始です。エゾオナガバチの産卵に関しては、http://wonderschool.iinaa.net/news1233.htmも見てみてください。

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 しばらく飼っていたザリガニを池に帰しているところです。ザリガニの池の水位も、木曜にはもうここまで下がってしまいました。昨日も結局雨は降らなかったので、明日の「ザリガニ釣り大会」はこの池で開催できるかなぁ…。

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 穴を掘りはじめたり、すでにかなり深く掘って、避難しているザリガニたちもいました。まだ池に水は残っているんだから、とりあえずは水があるほうへ移動すればいいだけなのに、当分雨が降らないことを察知した上での行動なのかな?

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 水曜のはやとは、ニホンアカガエルの子ガエルを見つけてくれました。2匹いましたね。ザリガニの池では、毎年2月下旬から3月上旬にかけてニホンアカガエルが産卵します。でも今年は、孵化してオタマジャクシになったと思ったら、すぐに干上がってしまいました。それでも、たくましく生き残っていたやつもいたんですねぇ~。

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 葉っぱにくっついていると、「何だ? これ」って思っちゃいますが、横から見てみると芋虫であることがわかります。ガやチョウではなく、ミツクリハバチ属のハチの幼虫です。身にまとっているロウ物質を吹き飛ばすと、さらにはっきりしますよね。

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 で、今度はお顔を観察。真正面から撮りたいのですが、どうしてもすぐに横を向いちゃって…。よく見てあげれば、まん丸の頭に小さなお目めがチョンチョンとついていて、お口もかわいいものです。「冬のお姫さまみたい」!?

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 こちらは、あまねが見つけてくれたマイマイガの幼虫たちです。嫌いな人はごめんなさいねぇ…。たか爺は芋虫毛虫も大好きなもので…。色彩といい形状といい、成虫に勝るとも劣らぬおもしろさが好き!? もちろん、最初からこんなに大きいわけではありませんが、上に残っているのは多分この子たちが生まれてきた卵塊です。その上にさらに、カメムシの仲間あたり(?)も卵を産んでいます。
 これはもう、毎年恒例の「手乗り毛虫」で遊んでもらうしかありません。大きくなるとけっこう固い毛がチクッとしますが、毒毛ではありませんからね。

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 自分でも「手乗り毛虫」をやってみると、吸盤のように吸いつくお腹の脚の感触や這いまわるスピードが意外と早いことなど、いろいろ感じとることもできます。
 ちょっと違うアングルから。さかさまじゃないと「ニャッキ」には見えないかな? 今年は多いようです。木の幹で見つけるたびに、「なでなで毛虫」を楽しんでいた子もいました。一度見ただけでも他の毛虫との区別がつくようになって、自分で判断することもできる子だけですけれどもね。
 そういえば成虫も、
どこかで撮ったことがあったよなぁと思ったら、昨年8月の女神湖畔でした。http://blog.goo.ne.jp/wondertakajii/d/20120820

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 土管の中に逃げこんだウシガエルを追い出そうとしているところ。1匹だけあわてて飛びだしてきましたが、子どもたちには捕まえられません。ザリガニの池のウシガエルたちは、オオカマキリの原っぱ側のブッシュをねぐらにしているようです。
 2枚目はメダカの池。一番可能性のありそうな子がコシアキトンボとりにチャレンジしましたが、これは無理な話です…。

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 木曜には、ヤブキリの幼虫も近くで見ることができました。剣のような産卵管があるので、子どもたちでもすぐにメスだとわかるようになります。

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 キマダラセセリは「ガぁ?」じゃないからね…。セセリチョウの仲間は小さくて地味だけど、大きな目がかわいくて好きなチョウたちだなぁ~。
 三本土管の池もここまで水位が下がりました。水曜の子どもたちはなにやら見つけたようですが、このあと悲劇が…。

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 たか爺が「そろそろ行こうかぁ~」って子どもたちを呼んだら、土管の上を道には戻らず、池の泥の上に飛び降りたやつがいる。多分、水はないからそのほうが近道だと思ったんでしょうね。でも、水が引いたばかりの干潟状態の泥の上では、こうなります…。杭の内側と外側では、田んぼと畔ぐらいの差はあるわけです。まあ、とりあえず泥だけは落としてから、あとは車でお着替えください…。

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 シロテンハナムグリとコクワガタ。なぜか火曜の子どもたちは、コクワガタにはあまり興味なし!? たか爺にはよくわかりません…。

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 コクワガタは木曜にも見つかって、お持ち帰りです。でも、「大きくなったら、何になるのかなぁ?」って聞かれてもなぁ…。ザリガニ釣りのあとだから、クワガタも脱皮しながら大きくなると思ったのかな? 変だけど、なんだかおもしろい発想ですね。高~い昆虫ゼリーをあげ続ければ大きくなって、オオクワガタにでもなってくれたりしたら最高だけどね!? 大きなコクワガタになってくれるだけでもうれしいけど…。
 火曜には、樹液にモンスズメバチの働きバチも飛んできたので、酎カップにキープして見てもらいました。全員で持たなくてもいいとは思うんだけど…。そういえば、スズメバチに刺されやすい傾向のある子は火・水各1名ずつのビビる君です。やたらとオーバーアクションで、これから要注意ですね。

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 これは木の実ではありません。ノイバラについた虫こぶのバラハタマフシです。おいしそうにも見えるけど…。
「クワの実の旬っていつ?」
「今でしょぉ~」!?
 火曜は帰りにクワの実摘みも。ここのクワの実は小粒でもおいしいですよ。

 以下は、参考のために。

※ハチと子ども http://wonderschool.iinaa.net/hacitokodomo.htm
※ケムシと子ども http://wonderschool.iinaa.net/kemusitokodomo.htm


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「初夏の森で虫さがし」事前調査

2013年06月07日 | 夏の森で虫さがし

 6月3日(月)は、「初夏の森で虫さがし」の事前調査で子供の森。でも、今年はどこか様子が違います。森の守護神だった別名「焼身自殺の木…」が伐られてしまったのは、本当に残念です。まずは樹液に集まるチョウやスズメバチたちなどを観察してもらいながら、注意事項を伝える際にも使っていた立派なクヌギでしたが、スズメバチが集まったりミツバチが営巣したりするし、内部は空洞の朽木になっていたので伐られてしまったんでしょうね…。

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 全体的に樹液のほうはまだいまひとつでしたが、毎年大型のクワガタが潜む木にはゴマダラチョウ。高い場所なのでズームでブレブレです…。このあときれいなヒオドシチョウも飛んできましたが、すぐに追い払われてしまいました。できればヒオドシチョウのほうが撮りたかったんだけど、ゴマダラチョウも今年は初認なので、まあいいかぁ…。
 「おっ! ヒラタか?」と思った大きなコクワガタは、根元近くの樹液で。ヒラタじゃなかったんだから、撮ったら採らなきゃいいのに、ついつい手を伸ばしてしまうのは昔の男の子の性でしょうか!? そのあと、子どもだけで虫さがしに来ていた小学生たちに会ったので、プレゼントしておきました。

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 この木はいい木だったのになぁ…。いい感じだった樹皮のめくれもはがされてしまって、今年はまだスズメバチさえ来ていません。
 昨年からこんな注意書きも目立つようになりました。こんなことをする輩は「烏合の衆」の野鳥カメラマンたちと同じですね…。これから夏休みにかけて、お子様にいいとこ見せたくて急に虫とりにめざめちゃうお父さんたちも急増すると思いますが、以下はその際に絶対守ってほしい最低限のルールです。

①木の幹を刃物で傷つけないでください。そんなことしたって樹液は出ない木が多いし、出たとしても一時的なものです。ボクトウガの幼虫などが樹液を出してくれている木を探せばいいだけですよね…。
②樹皮のめくれをはがさないでください。針金やピンセットを持参しましょう。
③木の根元を掘らないでください。掘らなければならないような固さではまず出てきません…。柔らかい土や落葉の場合は、必ず埋め戻してくださいね。
④仕掛けたトラップは必ず回収してください。あとはただのゴミになります…。
⑤無視や口ゲンカなどせずに、挨拶して情報交換を! ライバル心をむきだしにして、樹液ポイントで鉢合わせしたお父さん同士がいさかいになることもよくあるようです…。

 お子様の将来にも不安材料を残すような上記の行為にはくれぐれもご注意の上、この夏は思う存分親子で虫さがしを楽しんでくださいね。たか爺からのお願いです。

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 アオチャバネカメムシはよく見かけます。
 モンスズメバチです。こんなふうにもぐりこんでいることも多いので、要注意ですね。

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 池もまだこの状態じゃあねぇ…。毎年梅雨入りして雨水がたまると、田んぼと同じようにホウネンエビが孵化し、ニホンアマガエルやトウキョウダルマガエルも集まってくるし、ハイイロゲンゴロウも飛んでくるのにね。今年はちょっとつまらないなぁ…。

 このあと公園管理事務所へ。ちょっとご挨拶がてら、ワンダースクールの2013年度のご案内とhttp://www.tv-tokyo.co.jp/snap/back/archive/130320.htmlのDVDを届けておきました。遅くなってしまって、すいません…。

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 ピクニックの森へも。今年のフクロウ騒動も治まったようなので、森の内側に張られた立入禁止のロープに沿って歩いてみます。

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 道ではありません…。「烏合の衆」が長時間たむろしていた場所でしょうね。

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 今年もかなりの数のチョウジソウが、姿を消してしまったようです。

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 これは5月26日に撮ったもの。チョウジソウの群落があった場所ですね…。
 まあ、毎年同じことを書いても仕方ないので、フクロウ騒動に関しては下記をご覧ください。

※秋ヶ瀬公園のフクロウ騒動 http://wonderschool.iinaa.net/news1227.htm 
※秋ヶ瀬公園のフクロウ騒動 再び… http://takajii.no-blog.jp/blog/2012/05/post_32c9.html


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親子で勝負! ザリガニ釣り-2

2013年06月06日 | ザリガニ釣り

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 6月2日(日)は、親子でワンダーの「親子で勝負! ザリガニ釣り」です。ザリガニの池の水位は、1日でもうここまで下がっていました…。

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 参加者は11家族27名。先週のねりま遊遊スクールは小学生中心でしたが、今回は2歳から5歳の幼児が中心で、小学生は1年生が2人です。NACOThttp://nacotnet.sakura.ne.jp/のイクメンさんもはるばる港区からお子様を連れて参加してくれました。お手伝いまでしてくれて感謝ですね。

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 3歳の子だってご覧のとおり、大物の2匹釣り! お父さんの力を借りなくても、自分1人で釣りあげちゃいます。

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 いっぱい釣れてよかったね。この子は4歳だったかな。
 リリースしている子は、「かわいそうだから、おとうさんやおかあさんのところへかえしてあげる」んだって。渇水との戦いの前に、とりあえず命拾いしたザリガニたちです。お父さんは食べてみたそうだったけど!?
 まあ、親子でたっぷりとザリガニ釣りを楽しんだら、あとは飼ってみるのも、食べてみるのも、リリースするのもご自由に。いずれにしても、小さなお子様にとっては貴重な体験になると思います。

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 池のまわりにいたヨツボシホソバ(だったと思う…)。ヒメギスの幼虫たちも大きくなりました。

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 「ロウ毛虫」のハバチの幼虫を観察中です。「手乗り毛虫」のマイマイガでもちょっと遊ばせてもらいました。
 帰りには、オナガバチが集まるエノキにモンスズメバチの女王バチが飛んできたので、酎カップにキープして見てもらいました。この子は2歳だったかな。なんだ
かお兄ちゃんのほうがちょっと退いてる感じ!?


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ザリガニ釣り大会-2

2013年06月06日 | ザリガニ釣り

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 6月1日(土)のサタデースクールは「ザリガニ釣り大会」です。キッズ3名+2ファミリー5名の8名が参加してくれました。

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 ザリガニの池の水位はどんどん下がっているので、最終回の9日まで水が残っていてくれるかどうか、ちょっと心配ですねぇ…。先週のねりま遊遊スクール「親子で勝負! ザリガニ釣り」の際には、岸辺の乾いている土の部分までは水がありました。この1週間で、子どもたちが立っているぬかるみ状態になっている部分だけ下がった感じです。

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 3年生中心に小2から小6の子どもたち6人の釣果のほうは、1時間で40匹・39匹・34匹・33匹・31匹・25匹でした。今年の上位入賞ラインは40匹を超えるかどうかになるのでしょうか。
 この日一番の大物!?

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 池のまわりには、「要注意外来生物」のアカボシゴマダラが多いなぁ…。

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 イチモンジチョウとゴマギにいたミツクリハバチ属の幼虫たちです。

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 キバチやオナガバチの仲間が集まるエノキは昨年伐られてしまいましたが、運び出してチップにはせずにそのまま転がしておいてくれたので、エゾオナガバチたちが産卵に集まっていました。
 アオダイショウの抜殻も見つかりましたね。お父さんが大金持ちになるように、父の日にプレゼントする!?


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パークdeアート-2

2013年06月03日 | ネイチャー=アート

▲なぜか「6月のご案内」記事の更新ができなくなってしまったので、6/2以降の申込状況等はメールにてご確認ください…。主な日程はホームページのインデックスページ上で更新予定です。

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 5月31日(金)は、「パークdeアート」で光が丘公園。2013年度東京都・一般財団法人セブン-イレブン記念財団≪東京の緑を守ろうプロジェクト≫の助成を受け、またNPO法人あそびっこネットワークの協力を得て、4月からひろっぱプレーパーク内で全8回開催することになりました。今回はその2回目です。

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 「魔法の小枝でキーホルダー作り」は4月~7月の4回連続ですが、今回は15時~17時開催の日なので、10時~12時の開催だった前回よりも参加者は多く、かといって、「練馬こどもまつり」のように大行列になってしまうこともなく、作りたい子が作りたいものを作りたいだけ作れるという理想的なパターンになりましたね。1人で8個作っていた子もいました。それでも70個どまりです。

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 完成度の高かった子どもたちの作品。でも、まだ今のところ、たか爺が子どもたちのアイデアをぱっくりできるような作品には出会えてなくて、ちょっとさびしいかなぁ…。ミニクワガタやフクロウを作る子がほとんどいなかったのも、意外でしたね。
 次回の6月28日(金)も10時~12時の開催なので、参加者は少ないかな。「魔法の小枝でキーホルダー作り」の最終回となる7月26日(金)は、子どもたちが夏休みに入っているので時間を14時~16時に変更。キッズアシスタントたちの応援も必要になりそうです。今のところどうにかなっていますが、やっぱりたか爺1人じゃ大変だからなぁ…。
 「練馬こどもまつり」の材料切りあたりから、もう長ぁ~いお付きあいの首と腰のW椎間板ヘルニアの調子が悪いままで、牽引と電気各10分ずつのリハビリ通い再開です…。


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