5月8日から10日の3日間は、ひたすら練馬こどもまつりの準備でした。「魔法の小枝でキーホルダー作り」では、毎年400人という1年間で最も多くの子どもたちに作ってもらう日なので、材料切りだけでなく他にもけっこういろいろと大変です。でも、このお膳立てさえちゃんとしておけば、当日はワンダースクールのアシスタント&キッズアシスタントのみんなが頑張ってくれますからねぇ~。
毎年大行列ができてしまって参加者の子どもたちをかなり待たせてしまうので、今年はレジャーテーブル2台を持ちこみ、ハートの木のお絵かき専用にすることにしました。これで+8名が作業できるようになります。でも、年々参加者が増えていたのでテーブルや椅子、キーホルダーの金具等のパーツやポスカ等の消耗品を増やしてもらおうと思っていた2010年には、http://wonderschool.iinaa.net/news1140.htmlという事態に…。「こどもまつり」本来の目的を忘れた主催者には、もう頼ることはできません。
10セット支給されていたポスカセットも6セットに削減されたままなので、毎年4セット以上は自前です。今回は+8セットなのでさらに負担増…。キーホルダーの金具も300個のままなので、+100はペンダント用のゴムひもをこちらで用意しています。まあ、元々手弁当のボランティア企画ではあるんですけどね…。
また今年は、かおりのエンピツ用には事前にキーホルダーの金具にヒートンを付けたものを用意。ミニクワガタやフクロウ用にはさらに、持ち帰り用のビニールの小袋に目玉も入れたものを用意して、受付で材料を選んでもらう際にいっしょに渡すようにしました。ヒートンを付けてから、キーホルダーの金具を付ける、という2段階の作業を1段階に省略することで、待ち時間を減らせるようにしてみたわけです。
なぜか知りませんが、わざわざ予備日まで設けてあるにもかかわらず、練馬こどもまつりは「小雨決行」で「悪天候の場合は」翌日曜に順延となっています。でも、木の枝や水性顔料インクのポスカを使うキーホルダー作りは、雨の中ではできません。調べてみたら、2006年と2007年は2年続けて雨天順延になっていたのに、2008年は雨でも開催することになり、当日の朝に急遽交渉して屋根のある休憩所を使っていますhttp://wonderschool.iinaa.net/news930.html。今年もお天気があやしそうなので、事前に主催者を通じて公園管理事務所へ屋根のある休憩所の使用許可もいただいておきました。
「泣く子と地頭には勝てぬ」ということわざがありますが、たか爺的には「泣く空と生きものには勝てぬ」!? 雨や荒天で中止せざるを得ない日もあれば、今年のたけのこはどうにかセーフでしたが、ワカサギ採りは完全にタイミングがずれてしまいましたよね…。ホタル狩りも毎年ヒヤヒヤものです…。
でも、今年の練馬こどもまつりの場合、11日(土)は午前中曇でも12時からは雨、12日(日)はお天気が回復して晴れることは、最近かなり正確になっているスポット予報からは明らかでした。ワンダースクールの場合は、土日は別々のプログラムが入っている場合が多いのでなかなか思うようにいきませんが、今回のように翌日が予備日となっている場合には、たか爺なら前日の段階で迷わず12日(日)に順延していたと思います。前日の判断であれば、出展者に二度手間をとらせることもなく、順延によって不足するかもしれないスタッフの補充もダメもとで可能になるかもしれません。
光が丘公園のトチノキの花です。5月11日(土)の「練馬こどもまつり」当日の朝は、予報どおり曇。まあ、曇でも時々雨はぱらつくだろうし、午後からは雨の予報のままです。たか爺としてはこれもちょっと?ですが、「当日の手引き」では「雨天中止の連絡は、午前6時までに行います」となっています。「小雨決行」で「悪天候の場合は」翌日曜に順延なのに、「悪天候」でなくても「雨天中止」もあるわけ? なんだかよくわかりませんねぇ…。とりあえず6時に連絡はなかったので、明日は晴れるとわかっているのにこんなお天気でもやるわけかぁ…と、あきらめモードで、予定どおりお手伝いをしてくれる子どもたちのお迎えにいってから光が丘公園へ向かいました。
午後から雨になることはわかっているので、屋根のある休憩所を選び、午前10時前には設営完了。早くも参加者の子どもたちが集まってきます。やはり時々雨は降ったりやんだりしますが、2008年の時ほどではありません。
ところが、10時半のオープニングの10分前になって突然「中止」なんだって…。たか爺としてはこれまたかなり?ですが、確かに「当日の手引き」では「オープニング前までに雨天により開催できない状況になった場合には、翌12日(日)に順延します」となっています。でも、「小雨決行」で「悪天候の場合は」翌日曜に順延なんじゃなかったっけ?
「小雨決行」となっていて、「悪天候の場合は」と文面が続いていたので、たか爺としては、晴れるとわかっている明日に順延すればいいものを、大雨・強風・台風のような「悪天候」でなく今日のような多少の雨なら開催しちゃうわけねぇ…、と思ってあきらめていたわけですが…。
ちなみに、練馬区役所公式ホームページ上の南田中児童館の「こどもまつり」の案内では、「悪天候」ではなく「荒天」となっています。http://kotobank.jp/word/%E6%82%AA%E5%A4%A9%E5%80%99では、「悪天候」とは「風雨などがひどく、荒れ模様の天候」です。これが世間一般の正しい理解だと思うし、当日は午後1時までは雨が降っていない時間も多く、決して「悪天候」ではありませんでした!
このふざけた決定には、たか爺も久々に切れましたねぇ…。もう集まってきちゃっている子どもたちにはキーホルダーを作りはじめてもらうことにして、本部へ怒鳴りこみました。まあ、お役所なので決定はどうしようもありませんが、とりあえずワンダースクールとしては、来場者の様子を見ながら午前中だけでも開催することにして、12日(日)はパスさせてもらうことにしました。
3つのテーブルの18席はすぐにいっぱいになります。レジャーテーブルの+8席も。今回は特殊なケースなので、作りたい子はいくつでもOK! ねりま遊遊スクールの講座形式の際と同様に1人で5個は作っていた子もいましたね。12時頃には席も空きはじめたので1時には終了しましたが、100人は来てくれたのかな?
「小雨決行」で「悪天候の場合は」翌日曜に順延という表現は、「練馬こどもまつり」のポスターや練馬区役所公式ホームページ等で周知されていたので、来場者の人たちだって当然この程度のお天気なら開催されるだろうと思って来ているわけです。?な「当日の手引き」の内容は出展者しか知りません。当然、「え~っ! 中止なの…」とがっかりしながら帰っていく人たちもかなりいたわけです…。
先に「泣く子と地頭には勝てぬ」ということわざを引き合いに出しましたが、これは「道理の通じない者や権力者にはどうやっても勝てないから、無理を言われても従うしかないということ」。今回の場合は練馬こどもまつりの主催者が「泣く子と地頭」になるわけで、出展者と来場者は従うしかない!? 出展者としては開始直前での二度手間となり、順延でスタッフも少なくなる中みなさん日曜に開催されたのでしょうが、今後の「練馬こどもまつり」のためには果たしてそれでよかったのでしょうか?
たか爺としてはどうにも納得できかねることなので、出展者また多くの来場者に迷惑をかけておきながら「判断は正しかった」、ただの雨でも「悪天候だ」と居直っている担当者には、一応きちんとした形での文書による回答を求めています。その内容次第で来年度以降の出展の有無を決めたいと思っていますが、まあ、「地頭」の立場からすれば、たか爺のようなうるさい爺さんには早く消えてもらったほうがいいんでしょうけどね!?
というわけで、母の日の12日(日)は朝から鎌倉へ。まあ、「地頭」の方々には、下々の「母の日」なんて関係のないことなのでこういう日程を平気で組むんだろうけれども、本来なら「こどもまつり」は子供の日あたりにするのがいいんじゃないんでしょうか?
PS
「練馬こどもまつり」から2週間近く経った23日付にて、練馬区教育委員会事務局こども家庭部長名による文書がようやく届きました。
「事前に配布していたパンフレットやホームページの記載内容と当日の判断が、ご協力いただいている関係者の方々、子供たちや区民の皆様にとって、不十分なものであり大変申し訳なく思っております。
今回の反省をもとに、こどもまつりの周知や開催の判断につきましては、次年度にむけて今後検討してまいりたいと考えております。」
「不十分」という言葉で逃げられてしまいましたが、順延の判断の経緯も丁寧に説明されていて、たか爺もこれなら納得です。
ところが、その翌日に届いた24日付の実際の担当者による文書には唖然としてしまいました…。
「パンフレットに記載しております、順延する場合の『悪天候か否かの判断』については、一般的な悪天候か否かの判断のみならず、こどもまつりを開催するには、悪天候であると考え判断をさせていただきました。」
しかも、先の文書には「今回の反省をもとに、今後検討」となっているにもかかわらず、担当者は反省などする気は毛頭なく、今年も良いものだったけど「今後は、より良いものにするため検討」するんだそうです!? 相変わらず自分の「判断は正しかった」と居直ったままですね…。
適当でいい加減なワンダースクールの場合なら仕方ありませんが、少なくとも地方自治体名の入ったパンフレットやホームページ上は、「一般的な」言葉を使っていただけないと、「関係者の方々、子供たちや区民の皆様」には正しく伝わらないと思いますけどねぇ…。まあ、こういう「地頭」さんには、下々の者がこれ以上何を言っても時間の無駄になるだけのようです。実際の担当者には、次年度以降の「こどもまつりの周知や開催の判断」に関して、より具体的な改善策の提示を期待してしまったたか爺が馬鹿でした…。
そういえば、組織変更かなにかで、練馬こどもまつりは昨年から練馬区教育委員会主催となっていますが、毎年「ねりま遊遊スクール」でお世話になっている部署の担当者や管理職の方たちは対応も早いし、ダメなものはダメ、決まりは決まりなんていうことだってちゃんとはっきり言ってくれるし、みんな話せばわかる人たちばっかりなんだけどなぁ…。