9月15日(月)・16日(火)・17日(水)・20日(土)・21日(日)と続いた「どんぐりマジック」が終わって、いよいよ「自然観察を楽しむアート展2014」へ向かってラストスパート! と、思っていた22日(月)、アート展開催中止の連絡が入りました。なんだか急に力が抜けてしまいましたね…。グデングデン熱にかかったようで、な~んか体の調子も悪い感じ!? とりあえず出品予定だった作品の箱づめや展示カード作りまでは片づけて、来年3月の「ねりま子育てメッセ」までお蔵入りです。この1ヶ月休憩中だったブログもそろそろ再開しないと…。
トノサマバッタの原っぱです。こんなに広~い原っぱは、東京にはもうありません…。
9月2日(火)・3日(水)・4日(木)のワンダーキッズと、6日(土)のサタデースクールは「トノサマバッタ狩り大会」。公園の草刈り機が1台故障中とのことで、今年は最後まで草刈り前の状態でラッキーでしたが、7日(日)は雨天中止で残念でしたね。
まずはサクラソウ自生地のオギのジャングルを抜けて、トノサマバッタの原っぱへ。道の両側に咲く花にはミツバチやアシナガバチ、時にスズメバチも来ていたりするので、子どもたちは少々緊張気味!?
最近まったく気がつかない子も増えてきましたが(…)、センニンソウの花の香りが漂う道となっています。
これはツルマメとヤブツルアズキ。
鴨川沿いの道からトノサマバッタの原っぱへ。1枚目はアシスタントのまさパパが撮ってくれた写真です。ちょっとした探検気分ですね。
参加者は4日間で、キッズ18名+ファミリー2家族4名の計22名でした。
4歳の子も挑戦してくれて、見事にトノサマバッタまで捕まえておりました!
でも、今回トノサマバッタを捕まえることができたのは、20名中7名のみ。しかも1~3匹ずつという結果では、「トノサマバッタ狩り大会」にはなりません…。「バッタ狩り大会」に変更ですね。制限時間1時間で捕まえたバッタの種類別ポイント×匹数の合計でカウントさせてもらいました。
バッタの種類別ポイントは、以下のとおり。日本自然保護協会の「自然しらべ2006」の際のバッタ自然度を参考にしています。
クルマバッタは5ポイント。今回はかこが捕まえたこの1匹のみでした。胸の盛りあがり方に注目ですね。
ショウリョウバッタモドキは4ポイント。これはたか爺が4日に撮った写真ですが、今年は誰も捕まえていませんでした。かくれんぼの上手なバッタですからねぇ~。
トノサマバッタは3ポイント。これはあまねが捕まえていたバッタです。
跳躍力や飛翔力抜群のトノサマバッタでも、ナガコガネグモの巣にかかってしまってはこういう運命をたどります。この姿を見て、原っぱに踏み込めなくなってしまったビビりの子もいました…。
こちらはオニグモの観察中。
クルマバッタモドキは2ポイント。個体数も多く、よく飛んでくれるので、上位に入る子どもたちは毎年かなり捕まえています。
同じく2ポイントのショウリョウバッタ。オスとメスです。そういえばやはり2ポイントのマダラバッタは、今年は撮っていませんでした…。
コバネイナゴです。写真は撮っていませんがオンブバッタやハラヒシバッタ等も1ポイント。コオロギの仲間も1ポイントです。エンマコオロギですね。
ウスイロササキリとホシササキリは1ポイント。他のキリギリスの仲間も1ポイントです。
集計の結果、今年の「バッタ狩り大会」の参加者20名中上位8名は以下のようになりました。
◎優勝 かこ(小4) 32ポイント ワンダーキッズ水曜
クルマバッタ1・クルマバッタモドキ2・ショウリョウバッタ2
・ササキリ系19の24匹
◎優勝 だんたろう(小4) 32ポイント フリーコース
トノサマバッタ1・クルマバッタモドキ7・ショウリョウバッタ3
・マダラバッタ2・ササキリ系5の18匹
◎準優勝 こうた(小4) 28ポイント ワンダーキッズ水曜
クルマバッタモドキ11・ショウリョウバッタ2・マダラバッタ1の14匹
◎第4位 やまと(小4) 25ポイント ワンダーキッズ水曜
ショウリョウバッタ3・ササキリ系19の22匹
◎第4位 けいた(小5) 25ポイント サタデースクール
トノサマバッタ1・クルマバッタモドキ5・マダラバッタ2
・ササキリ系8の16匹
◎第6位 けんと(小4) 21ポイント サタデースクール
トノサマバッタ2・クルマバッタモドキ3・ショウリョウバッタ3
・ササキリ系3の11匹
◎第6位 なおゆき(小4) 21ポイント サタデースクール
トノサマバッタ3・クルマバッタモドキ2・ショウリョウバッタ1
・マダラバッタ1・ササキリ系4の11匹
◎第8位 あまね(小3) 18ポイント ワンダーキッズ火曜
トノサマバッタ1・クルマバッタモドキ1・ショウリョウバッタ3
・マダラバッタ1・ササキリ系5の11匹
そういえば、今回初挑戦の4歳の子は、トノサマバッタ1・クルマバッタモドキ1・ショウリョウバッタ3・マダラバッタ2・ハラヒシバッタ1の8匹で16ポイント。なんと20名中第9位です。以下14ポイント~1ポイントだった小学生たちはどうしちゃったのかなぁ…。
たかがバッタとりですが、身体能力よりも目の良しあしがポイントです。自分で飛ばしたバッタを着地点まで目で追いかけるどころか、バッタを飛ばしたことにも気づかない子が年々増えています…。まあ、バッタはとれなくてもいいんだけれども、街中では自分の足元だけでなく周りの状況ももっとよく見て、他の歩行者や自転車、自動車に注意して歩いてくださいね。
これもまさパパが撮ってくれた写真。バッタの見分け方の解説中です。
最後に捕まえたバッタたちをいっせいにリリースしてもらいますが、何枚撮っても飛んで逃げていくバッタの姿は写りこんでくれませんでしたねぇ…。
バッタを逃がしてあげたあとにも、子どもたちはひと騒ぎ。メスのショウリョウバッタでは「ギッタンバッコンこんにちわ」ですね。