浦沢直樹の「20世紀少年」。
とうとう、16巻までいきました。
妻が全22巻のうち、20巻まで「大人買い」してきたんで
どんどん、読んでいけてるよ。
普通に考えると「そんなんありえねー!」なんていう展開だけど
持っていき方が上手いんで
あんまり気にならない。
まあ、この日本も
こんなにむちゃくちゃな行政をやってて、
そのトップも、どうしようもなくなっちゃって、
責任感のないやめ方をしてるのにもかかわらず、
相変わらず、政権の中枢は変わってないし
マンガの世界とそんなにひけはとってないよね。
現実の世界もそうとう荒唐無稽な展開を繰り広げちゃってるからねえ。
「和」をテーマにした北京オリンピックのうらで
民族圧力や言論統制なんかを中国政府はやってるみたいだし、
ロシアは空爆を始めるし、ね。
日本の「事故米」の話なんかも
食用じゃないのに「食品会社」に買い取ってもらったりとか。
こういう展開になるのは承知だったんでしょ?って言いたくなっちゃうような話だもん。
あと、政治家の事務所費等の問題のあるようなお金の使い方も。
説明を聞いてると「なんて子供っぽいストーリーなんだ?」って感じるけど、
こんな子供じみたストーリーを実際の大の「おとな」がやってるんだから、
あながち、「20世紀少年」も空想話じゃないかもって気がするよ。
まだ、全部読んでないけど、
もし、まだ読んでない人がいたらお勧めです。
あ、
でも、最後の結末で「え-っ!こうなっちゃうの?」なんていうことになるかもしれないんで
まだ、お勧めできないな。
ときどきあるんだよね、「展開がすごく面白いのに、結末がいやだった」っていうのが。
この話が、そうならないように祈ります。