浦沢直樹氏の「20世紀少年」全22巻と「21世紀少年」上下巻すべて読み終えました!
いや~、長かったなあ。
1960年半ばから2018年までいろんなエピソードをちりばめて
よくも、作れたなあって感心します。
んで、肝心の感想はっていうと・・・、
う~ん、たしかに大体予想通りにエンディングを迎えられたし、
予想の範囲内で収まって、
「もう、彼の作品は読まない!」とはならなかったんだけど、
ジグソーパズルでいうと、
まだ、全てのピースがはまってない感じ。
肝心なところのピースが足りないって感じがするんだよね。
たとえば、肖像画をほぼ完璧に仕上げたのに
片目だけ描き忘れてるみたいな・・・。
片目を描き込んでるから大体想像はつくんだけど
完全じゃないっていう、ね。
読み終えた後のカタルシスが得られない終わり方というか。
こんな壮大な話で
最後までグイグイ引っ張っていって
これですべての謎が最後に一気につながっていってくれれば
「天才」っていう称号を与えられるのに
惜しいなっていう感じ。
作者の頭の中ではつじつまがあってるんだろうけど
読者からしたら、
肝心なところの謎が解けてないんで
普通だと、「ま、いいか」ってなるような些細な謎までが、
まだ伏線として残っちゃってるんだよね。
残便感があるというか、
「すっきり!さっぱり!」には程遠い感じがした。
結果がわかったんで、今度は
また最初から読み直して
伏線をつなげていってみようかな。
こういう作業ってのは、結構好きだったりするんで
ある程度構築できたらここで発表するね。
そのときはタイトルに「ネタバレ」って入れるんで
読んでない人がいたら読まないように気をつけてくださいな。