JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

視差を減らす試みpart2

2022年10月15日 06時51分46秒 | 測定器系

私にとって、アンテナの調整やチェックケーブルを製作する際に必須の測定器となっているアンテナアナライザーだが、今となっては型遅れのモデルを使い続けている。もちろんそれ自体に不満は無いのだが、最新型のように液晶に色んな結果が表示されるモデルではなく、アナログメーターへの依存度が高い。と言うことで、より誤差を抑えて読み取るためのシンプルな仕掛け?を行ってみる。

まず、誤差には幾つか種類が有るが、今回取り扱うのは視差だ。要するに測定値をアナログ的に読み取る場合に発生するもので、視点と目盛りの位置次第で指針が指している値が異なって見えることで発生する誤差だ。

既に過去記事でUP済みだが、UP写真のアンテナアナライザーのメーター周囲に対して、上下方向の視差を減らすためにケガキ線を入れていて、ある時期からケガキ線の位置を明確にするために養生テープ(UP写真だと左右のテープ)を貼って使用していた。

要するに、養生テープの辺が直線に見える視点で測定値を読み取ることに決めておけば、繰り返し測定する際に値の誤差(バラツキ)を最小に抑えようと言うものだ。ここまでが今まで@part1の話。

それで今回@part2は、同じプランを左右方向にも採用して同方向の視差を減らそうと試みた。作業は至って簡単、メーターの幅をノギスで測り、そのど真ん中の寸法を計算して定盤、金ます、ハイトゲージを使ってケガキ線を入れ、それに沿うように養生テープを貼る。

あとはついでのノリで、上下方向用の養生テープを丁寧に貼り直し、更にケガキ線の位置を明確にするための矢印を油性マジックで書き入れた。これで四方向の養生テープの辺がいずれも直線に見える所を視点にすれば、読み取りの再現性が上がるはずだ。

と言うことで、しばらくこれで行ってみようと思う。この仕掛けは測定結果の写真撮影にも有効だと思うので、今後の測定作業で実感していきたい。


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