JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

MAV-2Wダイポール基台の軽量化part2(バラン追加工)

2022年01月23日 21時08分26秒 | 設計製作ネタ

2週間ほど前に手を付けたMAV-2Wダイポール基台の軽量化だが、とりあえずスケッチ図のCADデータ化は完了した。次はそれを流用して改造設計を行っていくのだが、プランを煮詰めるために1つだけ先行(見極め)加工を行った。

加工内容は、UP画像(図面抜粋)@MAV-2Wのバランのうち、ハッチング部の除去だ。おそらく現物を見る限り、バランの中身は中央の長方形エリアに収まっていて、その外側は耳になっているだけ(単に無垢の樹脂)だと予想。でないと構造が単純でなくなり、メーカーの製造コストが高くなっちゃうように見えた。

なので外側の耳部は、穴をあけたり切り落としたりしても中身が破壊されたり防水性が損なわれる影響は無いはずだ。とは言っても、あくまで推測の域なので、実際に加工して確かめることにする。結果OKであれば、全体の設計に進もうと思う。万が一NGだった時は最悪、バランだけ買い直すor自己融着テープでフォローする覚悟をした上でね。

と言うことで作業開始、①ハイトゲージで穴位置&切断形状の通過点をケガキ、②卓上ボール盤で鈍角隅部にφ10のトオシ穴あけ、③ケガキ済みの通過点とφ10円周を結ぶようにマスキングテープを貼る、④帯ノコ盤でマスキングテープに沿って切断、以上4工程を経て、無事に完了した。

切断面は少々雑な面だが、欲しい形状にはなった。それとバランの中身は現れなかったので、お釈迦は回避。これでバランの形状が決まった。他の要加工部品はSUS304だと思う(←まだ磁性確認していないので…。)ので、散々設計した後に加工がNGで戻り作業という展開は何としても避けたくて、今回はこんな流れにしてみた。これで安心して煮詰めていこうと思う。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 残念だけど、違う娑婆の方だ... | トップ | MAV-2Wダイポール基台の軽量... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
イナーシャ (男うちごはん)
2022-01-24 10:37:33
斜め入り?でごめんなさい!
ロードバイクなどの軽量化をした経験ですと、それほど軽量にならない感じです
SUS板をアルミに変更とか 端をL字にして強度増すとか、不要なとこに穴あけるとか

それでもアンテナのイナーシャによる荷重の方が大きい感じです。

1個1個加工の前後に重量測定してくださいね

続き大希望です!
健闘祈る!
返信する
Re:イナーシャ (JR9RVK)
2022-01-24 12:16:40
そうなんです。
例えば板やブロックに穴を闇雲にボコボコあけても、
加工や設計にかかる手間の割に効果が薄いんですよね~。
本業で設計を担当していた頃に何度か経験しているので、
男うちごはんさんの経験は「ですよね~。」って感じです。

少々ネタを明かしますと、
バランの切断は他の部位のボルトを移設させるためのスペース確保が目的です。
この移設が叶えば、穴ボコボコよりも軽量効果は大きいプランに進むことが出来ます。
今回は、そのプランを成立させるための前座的な加工でした。
なのでメインディッシュはこれから設計していきます。
そのプランや結果は、part3以降の記事で公開していきますね。
返信する

コメントを投稿

設計製作ネタ」カテゴリの最新記事