自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

新緑!!・・・

2011-04-20 21:04:00 | お散歩


オニグルミ[鬼胡桃](クルミ科)
北海道~九州の低地から山地の河原や谷沿いによく生える、雌雄同株の落葉高木。雄花は前年枝に下垂して付き、雌花はそれより遅れて、本年枝に上に伸びるように付きます。雌花では、花被片と小包葉が合着して雌蕊を包み、花後に肉質となって果実を包みます。果実は核果で、核の断面は円形、表面にはしわがあります。
この日、天気も良いので林の新緑を見上げるように眺めていたら、枝先に奇妙なものを見つけました。丸く細長いものが、枝から出ています。これがこれから伸びて、雄花が咲くのですね。
いつも歩いているのに、オニグルミのこんな姿を見たのは初めてかもしれません。
今年はまだ見たことの無い、雌花も観察してみたいと思っています。



キヌタソウ[砧草](アカネ科)
林の中の道を歩いていると、足元ではこんな芽生えも見つけました。こんなに小さな時から、葉を4輪生しているんですね。
まだ小さく初々しい葉。見ていると元気が出てきます。

オニグルミの実 キヌタソウの花

4月中旬 横浜市内にて

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初対面の花・・・アカネスミレ

2011-04-19 21:30:00 | お散歩


アカネスミレ[茜菫](スミレ科)
日当たりのよい林縁や道端、畑などに生える多年草。地上茎は無く、葉は卵形で基部は浅い心形です。葉や花茎、蕚など全体的に毛が多いです。
花は濃紅紫色で、側弁には毛があります。距は細長く、微毛が生えるのも特徴です。
よく歩く林際で、一株だけ咲いていました。この辺りで見ることができるスミレは、ほとんどタチツボスミレです。タチツボスミレの花を楽しみながら、何か別のスミレはないかと探していたのですが、幸運にも出会うことができました。
去年、この近くでアオイスミレを見つけましたが、今年はこのアカネスミレに出会えてよかったです。
私が近所で見つけたスミレの仲間は、これで10種となりました。毎年ひとつずつでも新しい出会いがあると嬉しいですね。

4月中旬 横浜市内にて

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黄色い花・・・

2011-04-17 22:30:00 | お散歩


ミツバツチグリ[三葉土栗](バラ科)
林際の斜面では、暖かな陽射しをたっぷりと浴びた黄色い花が、所々に咲いていました。
ミツバツチグリです。
ひとつの花茎に幾つか花をつけます。まだ蕾の方が多いですね。



キジムシロ[雉蓆](バラ科)
こちらも、花の咲く様子はミツバツチグリにそっくりですね。葉が羽状複葉となるところが、ミツバツチグリとの違いです。
ここまで書いて、過去の記事を見ていたら、一昨年も同じ組み合わせの記事を載せていました。
そこで今年はもうひとつ載せてみます。



ケキツネノボタン[毛狐の牡丹](キンポウゲ科)
こちらは、上の二つとは違いキンポウゲ科になります。
黄色い花を咲かせていますが、艶のある感じがして、太陽の照り返しが強いですね。
足元で咲く小さな花。小さいけれど、力強く生きていますね。

2010年のキジムシロ 2010年のケキツネノボタン

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雄花、雌花と・・・

2011-04-16 22:31:00 | お散歩

雄花

クロマツ[黒松](マツ科)
本州~九州の海岸近くに生える常緑高木。冬芽の鱗片は白色で、短枝に2本ずつ束になった葉が付くのが特徴です。別名を「オマツ」といい、葉が硬くて触ると痛いです。
これは海沿いの公園に植えられていたものです。横浜で、海沿いの公園というと、何処を思い浮かべるでしょうか。
思い当たる公園は、人それぞれでしょうが、ここは山下公園です。
枝先にはたくさんの雄花が付いていました。まだ硬い感じですね。これから花粉が飛ぶのでしょうか。


雌花

近くの枝には、雌花も付いていました。既に松ぼっくりのような形をしていますね。
こうして見ると、クロマツも雄花の数のほうが断然多いですね。やはり数で勝負というところでしょうか。


雌花

アオキ[青木](ミズキ科)
いつものフィールドに戻って散策を始めると、林の入り口でアオキが花を咲かせていました。
同じ冬芽から、花と一緒に萌え出た若葉の色がとても綺麗です。若々しい生命力を感じます。


雄花

こちらは雄花です。やはり、雌花よりも数は多いようです。
花茎をスクッと伸ばして、その高さを競い合っているようにも見えますね。



ヤマモモ[山桃](ヤマモモ科)
最後はヤマモモです。以前、ここでヤマモモの実を食べた事があるので、雌株もあると思うのですが、どうしても雄花しか見つけられませんでした。
残念です・・・

4月中旬 横浜市内にて


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まだまだ盛り・・・ツクシ

2011-04-15 23:50:00 | お散歩


スギナ(ツクシ)[杉菜(土筆)](トクサ科)
林の脇にある空き地には、ツクシがたくさん顔をのぞかせていました。
元は田んぼだったそうですが、今ではすっかり埋め立てられ、草が生え放題です。すぐ隣は畑として耕されています。この土地の持ち主は、畑作にまでは手が回らないのでしょうか。
でも、そのおかげでツクシの生える風景を見ることができました。
この写真を撮った後、カメラがツクシにあたってしまったのですが、その瞬間に胞子がふわぁっと飛散しました。ツクシはスギナの胞子茎であるということを再認識した気がします。
地を這うようにツクシを眺め、少し遅れて春を満喫してきました。

4月中旬 横浜市内にて

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