ステージと客席の距離

2009年08月11日 08時44分50秒 | 業界のかけら

正確には地下アイドルではないのだろうが、
限りなくそれに近いグループのライブを、
知り合いに誘われて、
人生の経験値を上げるために観に行った。

新宿の裏通りの目立たぬ場所にあるライブスペースである。

会場には100名弱の観客がおり、
その半分はステージにかぶりつきで見ている。
(まあ、ステージといっても、
 客席から30センチも上がっていないステージだが)
しかも最前列の男たちは、
床に座り込んでいる。

異様なのは、
ステージまで至近距離であるにもかかわらず、
巨大な望遠レンズをつけたカメラを
構えている者たちが多数いることだ。

どれだけアップで撮るんだ?
毛穴まで撮る気か?

ライブに関しては想像の範囲だったけれど、
気になったのは、
曲と曲の間のMC部分における、
トークと客席の関係だ。

ステージ上からの質問に客が答えるのはもちろん、
他にもどんどんため口でツッコミを入れていく。

その様子は、
まるで正月に親戚一同でカラオケに行き、
娘たちが歌っているところに、
親戚のおじさんが絡んでいるようだった。

このたとえが適切かどうかはさておき、
とてもステージと客席の距離感とは思えなかったのだ。

後から聞いたところによると、
男たちはライブや撮影会などの頻繁に足を運んでいるため、
ステージ上の出演者たちと顔見知りになってしまっているから、
ということだが・・・。

そんな距離感の男たちに囲まれた彼女たちはどこへ向かうのか。

芸能界の袋小路のひとつを見た気がしたのだ。