侵略者:ナガミヒナゲシ

2017年05月13日 00時03分49秒 | ホラーのかけら






「ナガミヒナゲシ」のことは最近知った。

驚異の繁殖力で在来植物を脅かしている「外来種」である。


この事実を知って家の近所を見ると、
いたるところにナガミヒナゲシがある。



いつの間にこんなに増えていやがったんだ!



だが一番怖かったのは、
意識するまで気づいていなかったことだ。



視界には入っているけど認知していない。



そういう人も意外と多いのではないか。



ここでSF的妄想が広がる。

 

 



彼らは侵略者なのだ。

増え続け、ある臨界点を越えたところで突然変異を起こす。

香りの成分が人間を含む高等生物にとって猛毒になるのか。
花粉が神経組織に寄生するのか。

 

そんなふうに考えて見ると、
路傍のオレンジの花がやけに不気味に見えてきた。