家人が幼い頃の話だ。
刀の手入れをしながら祖父が言った。
「これは人を斬った刀だ」
家人が覚えているのはそれだけだ。
それからしばらくして祖父は亡くなった。
その刀がどのような由来のものかわからないが、
近所の好事家に頼まれ、譲ることになった。
しかししばらくすると、その好事家は亡くなり、
刀は家人一族に本家に戻ってきた。
そのまま家に置いておくのも、
なにか気味の悪い感じがしたので、
近所の寺に預かってもらうことにした。
しばらくすると、今度はその寺の住職が亡くなった。
寺が預かり続けるのを拒んだのだか、
本家側が引き上げることにしたのかは不明だが、
またしても刀は戻ってきた。
今もその刀は本家にあるという。
いつ頃のものなのか。
誰が作ったものなのか。
専門家が見れば、わかるかもしれない。
僕が携わっている番組に出演してもらい、
詳しく調べることができないかと提案しているのだが、
残念ながら、今のところ断られている。
調べてみたいなあ。
刀の手入れをしながら祖父が言った。
「これは人を斬った刀だ」
家人が覚えているのはそれだけだ。
それからしばらくして祖父は亡くなった。
その刀がどのような由来のものかわからないが、
近所の好事家に頼まれ、譲ることになった。
しかししばらくすると、その好事家は亡くなり、
刀は家人一族に本家に戻ってきた。
そのまま家に置いておくのも、
なにか気味の悪い感じがしたので、
近所の寺に預かってもらうことにした。
しばらくすると、今度はその寺の住職が亡くなった。
寺が預かり続けるのを拒んだのだか、
本家側が引き上げることにしたのかは不明だが、
またしても刀は戻ってきた。
今もその刀は本家にあるという。
いつ頃のものなのか。
誰が作ったものなのか。
専門家が見れば、わかるかもしれない。
僕が携わっている番組に出演してもらい、
詳しく調べることができないかと提案しているのだが、
残念ながら、今のところ断られている。
調べてみたいなあ。