リタとニナについて書く時、困ってしまうのは、
「二頭」と書くべきか、
「二匹」と書くべきか、
「二人」と書くべきか、
ということだ。
日本語としては「二匹」が正しいが、
獣医やトリマーとの会話の中では、
「二人」という方が自然な感じもする。
それはさておき。
リタとニナは、
同じブリーダーから迎えた、
(親は違うけど)
同じミニチュアシュナウザーだ。
違う点といえば、
我が家に来た時期が、
生後多少異なるぐらいである。
育て方も同じだ。
しかしながら、
リタとニナのキャラクターはかなり違う。
リタは穏やかだが、
食べ物に関してはかなり貪欲だ。
ニナは嫉妬深く、
とても甘えん坊だ。
同じ犬種だけど、かなり差異がある。
それはリタとニナ、
どちらか一方だけではわからなかった。
リタとニナがいたからわかった。
そして思うのだ。
犬にも人間と同じような、
意識というか、心があるのだなあ、と。
この差異がどこから生じるのか、
現代の科学では解明できないだろう。
それが、心だ。
Mar.12(Sun.)
■今日という日。
午前中、午後の打ち合わせに向けて資料を作成。送信。
14時、神保町の貸し会議室で『古舘伊知郎トーキングブルース2023』打ち合わせ。今日は全作家・ブレーンが集まる。鮫肌さんからも、今回のテーマは難しいと言われる。たしかに去年の「言葉」と比べると、焦点が絞られている分、難しい。
4時間に渡って話し合ううちに、おぼろげにパーツが見えてくる。パーツとパーツの繋がりが見えてくる。しかしまだ、骨格を形成するには至らない。何が足りないのだろうか。
たまにはみんなで食事でも、ということで場所を移動。バーニャカウダの野菜が水引で閉じられたシートに包まれ出てきて驚く。中の野菜は美味しいが、いたって普通。この演出はなんだ?
夕食の席はブレストの延長線。いつもはここでいくつか新たな着想を得るところだが、今夜はなかったなあ。