

※2021.12.28のブログ改訂&再掲
打ち合わせ出た豪華な仕出し弁当に、
気になる注意書きが合った。
「二枚貝には、海老・蟹が共生しています」
確かに弁当には、浅利と思われる貝が入っていた。
僕はこれを見た時、
異物混入に対するクレームを防ぐためだと思った。
しかし知人は、
甲殻アレルギーの人に向けた注意ではないかという。
確かに。
その配慮もあるかもしれない。
また別の知人は、
「貝の中に住んでいるカニはどうやって繁殖するんだろう?」
と言い出した。さすが東京水産大学出身だ。
調べてみると、研究している大学があった。
ニュージランドのオークランド大学だ。
研究によると、
二枚貝の共生するカニ(カクレガニ)は、
夜間にオスが住まいの二枚貝を出て、
メスの住む二枚貝を訪ね、そこで交尾をするという。
まるで平安時代の通婚だ。
この際、オスは不思議な行動を見せる。
メスの住む二枚貝にたどり着くと、貝をハサミで撫でる。
何時間も撫でる。あるいはくすぐる。
すると二枚貝が口を開く。
そこから中に入るのだそうだ。
弁当の注意書きから、新しい知識を得ることができた。
Mar.22(Fri.)
■今日という日。
10時半、神山町で会議。
10年間、金曜16時半からだった会議が、今日からこの時間に変更。
本日は議題が多く2時間コースだったが、通常は1時間程度で終わる。
ちょうど昼食時だ。
神山町界隈はランチをやっている店が豊富。
金曜日の新たな楽しみが出来た。
14時、オンライン会議。
なんと15時半には仕事が終わる。
これが春からの新しい金曜日か。
急ぎの仕事もないので、今日も資料本のゲラを読む。
番組で必要な部分は読み終えたが、とりあえず最後まで読もう。
早めの夜、駅前に出る。
書店をゆっくり眺め、本を買う。大切な時間だ。
ふと思いたち、『太田尻家』へ。
経堂に引っ越してきた当初は足繁く行っていたが、
近所に馴染みの店が増えたこともあり、その後は年に1~2回に。
新型コロナ禍で店内営業が出来ない時に、
テイクアウトを利用したのが最後だから、4年ぶりぐらい。
店内で飲食するのは5年ぶりぐらいではないか。
◆トイレの中の奇妙な募金箱



店の雰囲気は5年の時を跳躍しても変わらない。
店主ご夫婦も、ついこの前来たかのように出迎えてくれる。
初めて会う常連の方々も交えてカウンターで語らうひと時。
前回の万博の話、インボイス制度の話、電動アシスト自転車の話。
これぞ酒場談義。
帰還して、犬たちと二次会。
『さよならマエストロ』第9楽章を観る。
音楽家の物語ではなく、サブタイトルにあるように父と娘の物語だということはわかっていたが、
その物語ですら描き方が雑。
長台詞ですべて説明するなよ。