山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

街の植物観察

2006-05-11 | 植物
今日は2回目の「街の植物観察」を行いました。名古屋のカルチャーセンターの講座です。

前回、センタービルの周りをぐるっと500メートルぐらい散歩して、植物を洗い出すつもりが、盛り上がってしまい、20m?ぐらいで終わってしまいました。そこで13種。今回は、50mぐらい進行できたでしょうか。31種も見つかりました。

参加者の皆さん全員がルーペを用意してきてくれました。

まずは、芝生にシバの花が咲いているのに注目。ルーペで見ると、もじゃもじゃのめしべの柱頭と、雄しべのヤク(花粉の入れ物)がよく見えて、「おお~っ」の声。また、若い花穂から終わりがけのまでいろいろあり、花の進捗状況がよく分かります。めしべが先に成熟することを発見しました。

樹木の植栽帯の地表には、カラスノエンドウがぎっしり。畑の雑草がこんなところにあるとは。実がふくらんでいたので、笛づくり。50代、60代のみなさんなのに、これで笛を作って遊んだことがないという方が半数ぐらいいて、びっくりしました。また、昔からこの笛をうまく鳴らせたことがないという人も。早速全員に伝授し、全員成功!これが今日の一番の成果です。

さやを二つに割って豆を出すとき、なつかしい青いにおいがします。豆はやわらかく青々していてとってもおいしそう。カラスノエンドウは食べられますが、あまり食べると女性の体には悪いのです。

ナデシコ科では、ツメクサ、ミドリハコベ、ノミノツヅリを発見。ノミノツヅリはとても小さな花ですが、めしべの先が5つに分かれて可愛い。

ほかに驚いたのは、キランソウ(シソ科)があったことです。郊外にしかないと思っていたので。

クスノキは、1輪だけ開花していました。つぼみはぎっしり付いていました。落葉は清掃員の方がきれいに掃いていたようです。今年はやはり花が遅い。

栄の真ん中でも、よく見ると実にいろいろな花があるものです。予想以上でした。