ちょっと用があって坂折棚田のナオシさんに電話したら、すいかを採りに来いとのこと。
「取りに来い」ではありません。私が育てている、というか勝手に育っているすいかを収穫しろということ。
ぼやぼやしているとほかの人に盗られてしまうので(ムジナさんとかカラスさんとか)、急いで出向きまして、無事、小玉すいか4個を収穫しました。
これも、畑の周りに「けものの寄り付かんやつ」を撒いておいてくれたナオシさんのおかげです。
ちなみにかぼちゃ1個も採り、あと4個残っています。
こういうものたちは意外と早くできるのだなぁと感心。まだ7月なのに、野菜たちはもう収束しつつあるのか。
スイカのつるは実をならせて役割を終えて、はやばやと枯れかかっています。
これまでキュウリ、ナス、トマト、ピーマン、二十日大根、ミニにんじん、去年からオクラとじゃがいもという、基本的なものしか育てたことがなかった。
今年はこれにモロッコササゲ、ササゲ、大根、すいか、かぼちゃ、小豆、さつまいも、黒豆が加わっています。すごいね。
小玉すいかは苗1本植えただけで4つも採れた。ということは、もしすいかを買ったとすると、1個500円としても2000円。とってもお得ではありませんか!
すいかのつるが這ってカバーしているところは草刈りもしなくてOKです。
でもこれが東京の真ん中だったりすると、すいかが這っていく地面の地代がべらぼーに高いから、ちっともお得ではないでしょう。2~3坪(10㎡)必要です。都会の1㎡っていくらなの?
ビルの屋上ならよいかも。
一方できゅうりは、苗1本で20本採れるとしても(実際いくつ採れるか調べたことはない)、今なら不動滝やさいの会直売所でなんと10本105円で売っているし、「手」(支柱)を立てたり網を張ったりする手間もかかる。
でも狭い土地で空間を縦に使うことができるという面はあります。
単位面積あたりでコストいくらでどれだけ生産できるかってことを考えて、どうすればいいかって考えられる人がビジネスで成功するんでしょうか。
わたしはどっちが食べたいかってことしか考えられません。
まあ小玉すいかなら小さいので、やろうと思えばメロンのように縦に育てることもできますね。
でも、土地あまりの日本の山里では、草刈りの手間をいかに減らすかを考えた方がよいです。
それとまあ、野菜作りなんてコスト考えたらできませんね。ただ、自分の食べるものを自分で作る楽しみだけで。
米作ってる人なんかもっと過酷だもの。
冷蔵庫はきゅうりやナスでいっぱいなので、バケツに水と保冷材を入れてすいかを冷やし、さっきいただきました。赤いスイカで、とっても甘かった。
できればスイカを冷やす清水と水舟もほしい!