山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

チガヤの根は地球の裏側にまで

2017-07-08 | 植物

6日前に刈ったチガヤが、もう25㎝ぐらい伸びています。
1日4㎝ぐらい伸びるってことらしい。
24時間伸びているとして、1時間に1.7mm伸びることになる。
庭や畑にチガヤが生えないようにするにはどうしたらいいでしょう。

よく、スギナの根は地球の裏側まで伸びているというけど、
それを言うならチガヤでしょう、と思う。
チガヤは東南アジアにたくさんあって、屋根材になっている。
ウィキペディアによれば、アフリカやオーストラリアにもあるらしい。
ブラジルにはないようだから、地球の中心を通っているとは言い難いけど、オーストラリアまで行っていますからね。裏側まで伸びているんでしょう。

それぐらい根絶が難しい。
チガヤを抜いていると、自分の無力さの前にうなだれるばかりです。

もっとも、庭や畑に生えていさえしなければ、むしろ好ましい草です。
特に今の時期、一斉に穂を銀色になびかせているさまは、きれいです。
セイタカアワダチソウやヒメムカシヨモギやヒメジョオンが生い茂るよりはずっといい。
昔はもっとそういう草原があったんだろうと思うけど、
今はせいぜい道端か河原です。


昨日からやっとヒグラシが鳴き始めました。
もっとも2晩家を空けていたので、実際は3日前からかもしれない。
いずれにしても、例年より15日ぐらい遅いのです。

クーラーも稼働しています。

毎日ホトトギスがやかましく啼きます。
ホトトギスを聞くと、中津川に帰ってきたなーという気がします。

 

*写真/オオデマリ(園芸種)  チガヤではありません。