山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

ミソハギも終わりかけ

2020-08-30 | 植物

10日ほど前に2日だけ夕立が来たらうんと涼しくなり、秋になったと思ったのだけど、その後酷暑が続いている。うちは標高330mだけれど、朝9時には家の外の空気がうんと暑くて、窓を開けても熱気が入るだけだ。西側のテラスには何重にも布やらシェードやらを垂らして、日が建物に当たらないようにしている。

あと20年ぐらい?だかすると気温40度超えが日常になるらしい。今年だけの暑さを我慢すれば済むということではなく、これから先ずーっとこんな感じだということだ。こんな世の中になるなんて。昔はよかったと言うしかない。

 

ミソハギはずいぶん花期の長い花だ。とはいっても、小さな花が一つ一つ次々に咲いているわけで、1つの花はそんなに何日も咲いてはいないだろう。7月に入ってちらちら咲き始め、8月のお盆頃盛りを迎える。だから地域によっては盆花と言われていて、盆棚や仏様に供える。

4年ほど前に友達にほんの少し根をもらって、敷地の隅っこに植えたらすごい勢いで増えてしまい、今では拡大しすぎないように刈ったり抜いたりしなければいけなくなっている。農業用水が流れ込んでちょっとこっちの方に漏れてきているところがこのミソハギさんにぴったりだと思い、そこに植えたのが大当たりしたのだ。ミソハギはよく山間の田んぼの隅っこに生えている。

このひとかたまりのミソハギは、ふれあい農園ではとてもよく目立っていて、みんなの目を楽しませている(と思いたい)。それも、だいぶん花が減って、そろそろ終わろうとしている。明後日からもう9月とは。