わが地方のシデコブシは今が一番見ごろです。つぼみもまだありますが、終わりかけてきた花もあるので、昨日あたり一番きれいだったと思います。昨日は編集作業に励まなければいけなかったのですが、朝、友人を「坂本のハナノキ自生地」に案内した勢いで、その後一人でフラフラ星ヶ見というところへシデコブシとハナノキを見に行ってしまい、夕方また岩屋堂というシデコブシの名所に見に行ってしまいました。こんなにすばらしい花を見損なわなくて本当によかった。そうです! 今最もすべきことはシデコブシとハナノキを見ることです! ほかのことはどうでもいいです! ついでにマキノ(シハイ?)スミレとニオイタチツボスミレとショウジョウバカマも見たりして、シアワセな一日でした。
岩屋堂のシデコブシは、日本で一番の密集度なのではないかと思います。本数も多いですが、シデコブシの純林状態です。去年は花が本当に少なかったのですが、今年は非常に花付きがよく、ぎっしり咲いています。ここのシデコブシを見てしまうと、ほかの地方に行ってシデコブシが生えていてもあまり驚きません。
我が家のある場所は東西に長く伸びる低い山並みの裾ですが、この山並みの山すそはすべて湿地になっていて、そこにシデコブシが連なってあります。というのは少し想像で、多分40年ぐらい前まではそうだっただろうということです。今は住宅などが建って大分減ってしまいましたが、分断されながらもそういう場所が残っています。シデコブシが咲いていると、そこに水脈があると判ります。
山の斜面からじわりと水がしみだしていて、それが流れになっていきます。そこにはミズゴケが生えています。シデコブシのあるところには、ハナノキもよくあります。ハナノキは恵那山周辺にだけ生えるもので(信濃大町に隔離分布あり)、後継樹がないことで将来が心配されています。
写真は、恵那山とシデコブシ。
今日は(昨日は)フラフラ遊んでいたせいで残業でした。
シデコブシには間に合いませんが、5月連休後半は岐阜に行く予定にしているので、奥美濃か木曽の山を訪れてみるつもりです。