山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

中津川のシデコブシは今が最高

2007-04-07 | 植物

 

わが地方のシデコブシは今が一番見ごろです。つぼみもまだありますが、終わりかけてきた花もあるので、昨日あたり一番きれいだったと思います。昨日は編集作業に励まなければいけなかったのですが、朝、友人を「坂本のハナノキ自生地」に案内した勢いで、その後一人でフラフラ星ヶ見というところへシデコブシとハナノキを見に行ってしまい、夕方また岩屋堂というシデコブシの名所に見に行ってしまいました。こんなにすばらしい花を見損なわなくて本当によかった。そうです! 今最もすべきことはシデコブシとハナノキを見ることです! ほかのことはどうでもいいです! ついでにマキノ(シハイ?)スミレとニオイタチツボスミレとショウジョウバカマも見たりして、シアワセな一日でした。

岩屋堂のシデコブシは、日本で一番の密集度なのではないかと思います。本数も多いですが、シデコブシの純林状態です。去年は花が本当に少なかったのですが、今年は非常に花付きがよく、ぎっしり咲いています。ここのシデコブシを見てしまうと、ほかの地方に行ってシデコブシが生えていてもあまり驚きません。

我が家のある場所は東西に長く伸びる低い山並みの裾ですが、この山並みの山すそはすべて湿地になっていて、そこにシデコブシが連なってあります。というのは少し想像で、多分40年ぐらい前まではそうだっただろうということです。今は住宅などが建って大分減ってしまいましたが、分断されながらもそういう場所が残っています。シデコブシが咲いていると、そこに水脈があると判ります。

山の斜面からじわりと水がしみだしていて、それが流れになっていきます。そこにはミズゴケが生えています。シデコブシのあるところには、ハナノキもよくあります。ハナノキは恵那山周辺にだけ生えるもので(信濃大町に隔離分布あり)、後継樹がないことで将来が心配されています。

写真は、恵那山とシデコブシ。

今日は(昨日は)フラフラ遊んでいたせいで残業でした。



最新の画像もっと見る

2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (エージ)
2007-04-12 21:59:03
恵那山のやわらかい稜線をバックにしたシデコブシ、いい景色ですね。 関東平野の真ん中で、周りを見回しても平地ばかりのところに住んでいると、山がすぐ近くに見える場所での生活にあこがれてしまいます。
シデコブシには間に合いませんが、5月連休後半は岐阜に行く予定にしているので、奥美濃か木曽の山を訪れてみるつもりです。
返信する
新緑の季節 (山里文化研究所)
2007-04-13 17:21:05
GW後半は木曽あたり新緑の季節ですね。毎日色が変わって目が離せません。
返信する

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。