山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

雪国の小さな駅の仕事

2012-12-13 | めぐる季節と自然

すでに日が長くなり始めている。
日が長いというのは、昼が長いという意味じゃなく、夕暮れが遅くなっているということ。
5時過ぎまで暮れなずんで少し明るい。
新年が近づいているなぁ。
窓越しに、闇に近づいていく藍色の空を見ているのはいい感じです。

今日は快晴。穏やかで気持ちのいい天気でした。
草が枯れて、まわりはすっかり冬景色で
周りの山々は真っ白です。

今年は山茶花があまりきれいに見られません。
11月の初め頃ちらちらと見たけど
あまりに早くから寒くなりすぎて、咲きかけた花がやられてしまったのだと思う。
木を見ると小さめのつぼみがたくさんありますが、固く縮こまっています。
昨年はものすごくサザンカがきれいだったので
今年も楽しみにしていたけど、残念です。


今日の朝、新潟県の入広瀬の大雪の様子をテレビで報じていました。
私もずっと前の新年に、入広瀬に雪を見にいったことがあります。
夕方着いて、民宿に泊まって、翌朝。
JRの小さな駅。1日1往復しか電車が来ない。
当時若くて世間知らずだったので、駅員さんに、ヒマですよね、とポロリと言ってしまったら、本気で怒られたことが忘れられない。
毎日朝から雪かきばかりで、とても大変なんだそうです。
1日1往復の電車のために、一日中雪かきしてるんです。

それ以来、雪国の小さな駅を通りかかると、そのことを思い出します。

住んでいる人は本当に大変だけど、
電車の窓から雪を見ているのは、ほんとうに見飽きませんでした。

写真/長崎県納島(だと思う)(2005年)

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