4、5日家を空けて、帰ってきたら恵那山が冠雪していた。
12日に冠雪したらしい。いよいよ冬の到来。
空が青く澄んで、雲の流れが速い。流れる雲に太陽がさえぎられて、照ったり曇ったりを繰り返す。ときおり時雨。しぐれ(時雨)とはよく言ったもので、ほんとに、時々急にザザッと降る。
2006年の初冠雪は11月11日だった。記事→ 恵那山初冠雪、きのう - 山里ひぐらしの小径
木々の葉はもう10日ぐらい前から色づき始めていたけど、今は紅葉真っ盛り。
まず最初に、タカノツメ(ウコギ科)の葉が真黄色になる。タカノツメの葉というのは、決して1枚の中で緑のところや黄色のところがムラになったりしなくて、ある朝全部の葉が一様に真黄色になってしまうのである。そして数日後に、全部の葉が一様に色あせて、日に日に白っぽくなっていく。黄金色の期間はそう長くない。今まさに、タカノツメが最も金色なとき。
上の写真はダンコウバイ(クスノキ科)。クスノキ科の落葉樹は赤くなるものはあまりないように思う。大体黄色になる。ほかには、クロモジ、シロモジ、カナクギノキなど。そもそも落葉樹が少ない。
ダンコウバイは特徴のあるチューリップ型の葉をしている。クスノキ科に多い三行脈という葉脈がある。葉の基部のあたりから3本の葉脈が葉の先の方に向かっているのを三行脈という。ダンコウバイでは、この脈の基部が葉柄の方に向かって三角に飛び出しているのが特徴。この三角を見るとなぜか知らないけど嬉しくなる。
山の家(標高570m)の周りはダンコウバイが多い。
丘の家(標高330m)の周りはツツジが多い。ドウダンツツジが赤くなり始めている。