山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

葉につくかわいい水玉と、ピントを合わせること

2021-07-22 | 植物

ジシバリの葉の水玉

この葉は縁に水玉が並んでいる。この場合、植物が不要な水分を葉の縁から排出しているということらしい。

葉の上にも水玉がいっぱいあるが、これもおそらくそうだろう。コロコロして、まん丸で、ほんとにかわいい。

下の写真のものもそういうものなのか雨水なのかよく分からないけど、雨水は落ちたときの衝撃があるから、こんなにきれいに載らない気がする。

下はサワオトギリ。この草は他の科の植物よりもよく水滴を載せているので、おそらく植物内部からの水のように思えるけど、よく分からない。

こういう小さなものにピントを合わせる場合、一番くっきり合うのは、オートフォーカスがうまくはまったときである。

うまくはまるというのは、撮りたいところにピントがきているということだ。

マニュアル(手動)でピントを合わせるよりもオートフォーカスの方がはるかに正確に合う。こちらが合わせたいところを100%察知してくれるわけではないので、(カメラにとって)変わったところにピントを合わせることができない。変なところにピントを合わせようとしている使用者は退散してくださいというわけである。

だから手動のピントを使いたくなるわけなのだけど、私の場合、今のカメラで、うまく合う打率は体感で2割ぐらいである。たまに合っていると、なんたる奇跡!と思ってしまう。ずっとそれは私の技術が足りないのだと思い、さんざん努力してきたがいつまで経ってもうまくならない。打率は1割から2割ぐらいに若干上がった感じはする。

ちなみに乱視なので、ピントが合わないのはそのためだとも思い、それを考慮してさんざん努力した。また、撮ったものはたいてい後(あと)ピン(=狙ったものより後ろにピントが合っていること)になっているので、それも頭に置いて努力している。カメラかレンズがおかしいに違いないと検査にも出したが、異常なしということだった。

まあこういうことを言うと、それでも私の技術不足という人が絶対いるだろう。女がカメラなど持っているとそういうことを言う輩が多い。女はメカに疎く車の運転も下手だと(というか自分の方が上だと)思い込んでる化石みたいな人が地球からなかなかいなくならない。

この際、私の技術不足かどうかはどうでもいい。どう対処するかだ。

最近知ったのは、カメラ側の理由で微妙に合わないことはよくあるらしい。それはあるものと思った方がいいらしいのだ。

さらに最近知って驚愕したのは、あるプロカメラマンがフォーカスは全てオートを使っていると言っていたことである。で、どこに合うか分からないので、とにかくオートフォーカスでいろいろ撮るということだ。

プロはてっきりマニュアルで厳密にバッチリ撮っているものだとばかり思っていた。そういう私も多分化石なんだろう。

それを聞いたからというわけでもないが、私ももう、マニュアルで厳密に合わせることに時間をあまりかけないようにしようと思っている。前述した後ピンのことがあるので、できるだけピントを前にもってきて写しても、当たったり当たらなかったりする。もう当たるも八卦になってしまっている。よって、マニュアルは使うけれども、微妙にピントをずらしたカットを何枚か撮ることにした。

今日の写真のような場合は、水滴が無数にあるので、適当に撮ればどれかに当たる。雑にいっぱい撮って後で選ぶというのがデジタル時代なんだろう。



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