山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

イヌホオズキがたくさん

2007-11-17 | 植物
見づらい写真だけど、小さな黒い実がたくさんなっています。日当たりがいいとこんなに枝を張ってたくさん実をつけるのですねえ。こういう光景はあまり見たことなかった。

この場所には、オオクサキビがたくさんあった。初めヌカキビだと思ってしまった。偶然図鑑を見たら、隣にオオクサキビがあり(汗)……
そういえばそういうのもあったなーと、昔の記憶をたどり……
教えながら学ぶことの多いこと。
それにやっぱり都会にはなじみのないものが多くあります。

オオクサキビもヌカキビも、やさしい感じのイネ科で大好きです。
参加者の皆さんも好きだと言ってくれたのでうれしい気がする。
でも、オオクサキビをどんなによく観察しても「開花」状態が見られないのです。
つまり、雄しべも雌しべも見られない。とても若いものからすっかり穂を開いたものまで調べたけれど。
イネ科に閉鎖花なんてあるのでしょうか。
みんなで不思議に思いました。

イネ科の植物は、葉鞘から穂が頭をのぞかせ始めると同時に開花していくことを今さらながら発見し、見てるようで見てなかったんだなーと気づきました。
まあ、全部が全部とはいえませんが。
ススキなんかはかなり出穂していても花粉つけてますから。

そんなことも参加者の皆さんと一緒に観察すると非常に楽しいものです。
街の植物観察のこの講座の時間は、全く満ち足りた楽しい時間です。

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