山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

ヤマホロシの赤い実

2007-11-11 | 植物
秋には赤い色が多く見られます。
ヤマホロシの透明ぽい赤い実は、光が当たると輝くようできれいです。
実全体が一様に同じ色に赤くなり、周りがまだ緑色なので、よけいにきれいに見えるのです。
品種改良された大きなトマトは、おしりから赤くなり、へたの周りにかけて緑へのグラディエーションになっていますが、ミニトマトは全部均一に赤くなっています。より原種に近いためでしょうか。
やはりあまり大きいと時間差が出てしまうのでしょうか。

赤と緑の組み合わせを見ると、クリスマスをイメージします。
赤と緑は補色で、目医者さんで「はい、どっちがよく見えますかー?」と聞くときに使います。
補色というのは、洋服のコーディネートでは避ける組み合わせだと思います。
緑のスカートと赤いセーターを着るのは結構勇気がいります。

自然の中ではいまの時期によくあって、前向きな重厚さのようなものを感じる組み合わせです。

ヤマホロシはナス科の野生植物なので、人間には有毒です。おいしそうに見えるけれど。
けれどもこの実の毒も分解できる小鳥がいるに違いありません。
小さな鳥の口にはちょっと大きいサイズですが、ヒヨドリなら入るでしょう。
果たして何が食べるのでしょうか。
赤は小鳥を呼ぶ色です。

ナスやトマトやピーマンも、野生時代には有毒だったのでしょうか。
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« なんだか、「た」の付く人が | TOP | 寒い »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 植物