このブログのタイトルの下に、山里、離島、植物うんぬんと書いてあるが、一昨日初めて離島を話題にすることができた。
しかし、離島というと、離れ島、陸からうんと離れた島、つまり、小笠原諸島とか、トカラ列島とか、そんなイメージがあるのだが、今の日本の特に行政では、島は全部離島と言っているような気がする。祝島は船で確か1時間半ぐらいだったように思う。
祝島の人からコメントをもらって、すっかり気をよくして、いろいろ思い出した。懐かしい写真を見てみると、とてもとても、やっぱり、しまっておきたいのだけど、ちょっと見せたい気もする。
祝島の塀は「練り塀」というのでした。建築業界では有名な塀らしい。その土地で必要があって生まれるものはやはり美しく洗練されている。こんな塀で集落が取り囲まれている。石は本当に資源である。木も資源であるが、20年とか50年とか100年、あるいは500年とかで生産できる。しかし、石はとてもそんな単位ではない。数字に弱いのでよく判らないが、何百万年とか、何千万年という単位? 決して人間が生産することができないものである。昔の人は石を本当に上手に使っていたと思う。建築の中の装飾にも。
こんなかわいい塀の間を歩くのは楽しいものだが、そこに住んでいる人はきっとなんとも思わない。塀の横には空き家が何軒もあった。田舎の空き家を見るとすぐにそこに住みたくなるが、住みたい空き家がありすぎて結局決断もできないのである。
祝島のことを書き続けていると軽くしあさってぐらいになってしまいそうなので、続きはまた今度にする。
来年はぜひ、美しいと評判の紅葉を見に行きたいものだ。
「美しい山里風景は、そこに住む人の働きによってつくられています」
自然と、人のはたらきと、カメラのおかげです!