山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

早春の雨

2007-02-17 | 山里

 

ここのところ寒い日が続いているが、ようやく平年の冬並みという感じ。でも季節はすっかり春に向かっている。18時を過ぎても薄明るいのには驚く。毎日小鳥がつやのある声でさえずり、スズメは追いかけっこをしている。正式には片方が片方を追いかけているだけなので「っこ」ではない。このごろは窓の外で群がってじーっとしていることも減っている。

一昨日は昼からぱさぱさと雪が降ったりとけたり凍ったりして、車のドアが開かなくなった。

昨日はびっくりするぐらい一面に真っ白の樹氷が恵那山やその周りの低い山々を覆っていた。遠くから見てもぴかぴかしてまぶしいような青みがかった純白であった。

今日は一転して雨になった。

加子母では、寒に降った雨によって積もった雪が凍ると、かんじきが使えるようになるので熊打ちにいったのだという。こんな雨のことをいうのだろうか。穴の中で眠っている熊を起こして撃ってしまうのである。そういうやり方はちょっとかわいそうすぎる気がする。そうやって深く考えていくと、どういうやり方でもかわいそうである。でも、人間も熊も命あるものはすべていつか何らかの原因で死ぬのである。死ぬっていうのはやはり痛いし辛いし切ないのである。最近は比較的楽な死に方であると思われるいわゆる「心臓発作」とか「脳卒中」になっても病院に連れて行かれ生き返らされ半身不随などになって再び生き最後にもう一度死に直さないといけないのだからやっかいである。その人が生きながらえたことで周りの人間は寂しさから一時逃れられるので満足するが、本人にしてみるとたまったものじゃないという場合もなきにしもあらずだろう。

 

それはそうと、最近頭痛ばかり。悩み事があると頭痛になるというが、ウソだ。それは頭痛になったことのない人がいうものだと思う。何も心当たりがなくても頭痛にはなる。「自分では気づかないだけで、心の底にはきっと悩みがあるのよ」と人は言うが、そういう重箱の隅をつつくような、もしくは藪をつついてヘビを出すようなことはしたくない。それにしてもしばらく頭痛になっていなかったので助かっていた。以前は、たまに頭痛がしないと、今日はどこか悪いんじゃないかと思ったりした。


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