山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

ムラサキサギゴケのグランドカバーは4月から続いている

2021-05-18 | 植物
昨日も朝から強い雨。
今日も午後からまた雨。
ずいぶんしっかり降る。今日はヒルにまで遭遇。梅雨ってこういうことかと思う。
 
散歩するたびについ撮ってしまうムラサキサギゴケ(Mazus miquelii )。これ以上撮らなくても、と心中で叫ぶが、やはり撮る。山麓のあたりでは本当にたくさん、どこにもかしこにもある。最も普通の草と言ってもいい。
数日前にみんな一斉に草刈りをして、あたりの空き地はきれいに刈り込まれてしまったけど、地面にはいつくばってマット状に広がっているムラサキサギゴケは草刈機の刃にはひっかからなかったらしい。そして、周りの高い草がなくなったものだからいよいよ勢いづいて、大よろこびで咲いている。
咲き出したのは4月中旬ぐらいだから、最盛期がずいぶん長く続いている。
 
以前の分類ではゴマノハグサ科だったけど、APG分類でハエドクソウ科サギゴケ亜科になった。ハエドクソウとは似ても似つかない。
よく似たトキワハゼと2種いっしょに移動している。
 
ムラサキサギゴケはトキワハゼよりずっと豊満で華やかさをまき散らしている。トキワハゼは小さくてすばしこい感じがする。控えめだけど長期間咲いて要領よさそう(勝手な感想)。
 
トキワハゼはアゼナなんかとよく似てる気がするのだが、アゼナやウリクサはアゼナ科になって、完全に分かれてしまった。
見かけでは分からないものである。
 
ムラサキサギゴケがきれいだという話から脱線してしまった。
 
離れて見ると、野原の中の薄紫に色づいたところが春っぽい。
 


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