ノリウツギが咲き出しました。
白く大きいのが装飾花で、受粉する機能がないのでこの花にはタネができません。
つぶつぶのが両性花。種子生産の役割を持つ。
根から糊ができ、それを紙づくりに使います。紙づくりに使う糊を何から採るかというのは、地域によって違い、トロロアオイから採ったり、ほかにもいろいろあるようです。
また、枝を切ると中が中空になっているので、ウツギ(空木)。
よって、ノリウツギ。
この乾いた枝は、火おこし(摩擦で火を出す方式の)をするときの棒に適しているらしい。火がつきやすいということです。
北海道にも多い木で、アイヌの伝説の中にも出てきます。