山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

雑木林の春の様相

2019-02-18 | めぐる季節と自然
窓から見える空が真っ青で
日差しも明るいので
すっかり春のように感じる。3月末ぐらいの気になるが
まだ2月中旬なのである。

冬があっという間に立ち去った。これきり暖かくなりっぱなしではないだろうけど、
土手の枯草の中にタチツボスミレなど咲いているのではないかと探してしまう。

今住んでいるところも、周辺に次々に住宅地ができてきた。
この地方都市では奇跡的に、人口が増加していると思う。
田んぼがどんどんつぶされ
ため池も次々埋め立てられていく。
気分としてはもはや田舎ではない。

けれど、周囲の雑木林のアベマキやコナラやヤマザクラの
葉を落とした幹や枝が
青空に突き刺さっている姿は
たとえようもなくカッコいいし
枯草がカサコソ擦れ合う音も
朝のホオジロのさえずりも
やっぱり都会とは全然違う山の気配であって
これがいつまで続くだろうかと考える。

リニア駅ができてますます都会化したら、なくなってしまうものなのだろうか。
それとも残るだろうか。

すっかり街みたいになってイヤだなあと思う反面
やっぱりいい感じのする我がすみか辺りである。

(写真/2019年3月末)

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