山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

雪の白川郷 のような東山植物園

2010-01-13 | 山里
今日の東山植物園。
思わぬいい景色でした。
木々の実がやたら目だって見えました。
朝、雪がざんざん降ってましたが、10時半にはやんでさわやかな感じ。
人はまるきりいなくて、散歩するのも楽しかったのですが
合掌造りの囲炉裏の周りで植物談義をして過ごしました。

ノニ 知らぬは私ばかりなり

2010-01-13 | 植物利用
ノニって有名なんですね……
知らなかった……
今や、熱帯地方の重要な輸出作物だそうな。
しかも、原産地はインドネシアのスラウェシ島とかその隣のモルッカ諸島とか……
なんと!
まあ、あのあたりの島々一帯なのでしょう。
ネットで検索すると実の写真が載っている。
絶対どこかで見たことある(あるいは似たものを)。
どこで見たのか、どうしても思い出せない。
でもって、インドネシアの健康飲料ジャムーの主原料だとか。
あ~~~~全然知らなかった~。
ジャムーが効くわけです。

ジャムーについては前に書いた 2009/3/27 http://blog.goo.ne.jp/yamazatobunka/e/10d9c9fac5dcf28702355384eee07e18
この記事の中で私は、花粉症に効くジャムーがほしいと書いているけど
ノニはズバリ花粉症にも効果あると説明書に書いてある。

で、セロトニン増やしてくれるって。

ノニジュースなんていうものは、ほんとにあちこちのお店で売られている。
日本にも沖縄や小笠原に自生している。でも日本では伝統的には、少なくとも果実は見向きもされなかったらしい。

ウィキペディアにはこうある。
「美味ではないが、しばしば食用にされる。また、独特の強烈な臭いと苦味、酸味、渋味があるため、テレビのバラエティ番組などで青汁、センブリ茶と並んで罰ゲームとして使用されることが多い」
「果実発酵後は独特の臭みを放ち、健康食品的といった印象よりも「臭いジュース」とした話題が先行している」
だって……
そういうバラエティ番組見ないもの。
私は青汁すら怖くて飲んだことがない。
ノニが飲めるとは思えない。

薬用 [編集]
タヒチ、クック諸島、フィジー、キリバス、マーシャル諸島、ニウエ、パラオ、パプアニューギニア、サモア、ソロモン諸島、中南米諸国などでノニジュースを輸出する企業が設立され、現在では太平洋諸国にとって重要な輸出農産物として位置づけられ、貴重な外貨獲得資源となっている。


ノニを科学するM&Kラボラトリーズsince 2000
http://www.thisismk.co.jp/aivkhv.htm
によれば、
「インドネシアでは通称メンクドあるいはパチェ。果実は、インドネシアでは数千年前から様々な病気の治療、予防の伝承的な医薬品として用いられ、現在でもインドネシア独自の伝承医薬品ジャムゥ(Jamu)の重要素材です」
「中部ジャワでは完熟ノニをショウガ、ニンニク、蜂蜜と一緒に摂る」そうです。

アカネ科だけあって、赤色~黄色の染料として使われている。
バティックを染めるのには好都合だろう。


今日はノニのお店屋さんからまた新たなノニの効用の冊子が届くと共に、
脅迫のメールがありました。

「効果の高いと評判のサモア天然ノニジュースの
 お味はもうなれましたでしょうか?

 健康のために大切なことは、まいにち忘れずに
 サモア天然ノニジュースを飲まれることが大切です、

 途中でお飲みになることをお忘れになられますと
 今までの努力が無駄になりますので、
 ご注意ください、(^-^)」


飲用を開始するには、相当の覚悟が必要なようです。
最近頭痛もほぼ治っているので、まだ様子をみているわたくしです。

頭痛に効く植物 ポリネシアのノニ

2010-01-12 | 植物利用
前の記事の続きです。前置きが長くてすみません。

ネットで頭痛について調べていて見つけたのは、ノニという果実のジュース。
そうそう、2年半前、名古屋栄のハワイアンレストランで見た、ポリネシアの健康ジュース、たしかノニだった……。
一度しか見てなくて、それきり思い出したことがないのに、記憶というのは、不確かな割りにしっかりしたとこもあるのが不思議。

私がネットで見たのは、サモアで生産されている。
で、もともとは東南アジアの植物らしい。
知らなかった。利用されているんだろうか。
薬用があるけど、果物として生食するようなものでもない感じ。

頭痛、うつ症状、不眠に効果があるという。更年期障害にもいいとか。
セロトニン増やしてくれるのかしら。増やして増やして~。

サモア産のその店のは、ノニを発酵させて作っている。
なんだかすごく「飲みにくい」らしい。
「まずい」ってことですね。日本語はすごい。

チラッと写真を見て、クワ科だと思った。南方にはクワ科の植物が多い。
イチジクもこの仲間だから、まずいとはいっても、意外といけるかも、と、まあ、藁をもすがる思いで注文。実はちょっとでもくさかったりまずかったりする健康食品は、すぐ飲むのをやめちゃったりするのだけど。

さて、商品が届き、箱を開けると、実に懇切丁寧な解説書がついていた。
お客様の声集の冊子。
ノニの効用と健康についての厚い冊子。
なにより、箱を開けて一番上にある、大きな字で書かれたお手紙に、
「地道に続けることが大事です」と書いてあるではありませんか!

そうです、その一言が大事なのです、私には。
ほんと、ツボをおさえてます。

で、お客様の声には、飲みにくいだけではなく、臭いと書いてある。
ノニの説明を見ますと、アカネ科でした……
アカネ科といえば、あの臭いヘクソカズラの親戚です……
怖くなってきました。

そういうわけで、いまだ瓶を開けることなく、少し様子を見ているわたくしです。
けれどこのお店の商品ピーアールの心には学ぶところありました。

頭痛に効く ポリネシアの果実

2010-01-10 | 植物利用
頭痛には、偏頭痛と緊張性頭痛がある
とよく言われる。
私はときどき偏頭痛、いつもはそうじゃない頭痛。どちらも小学校高学年からお付き合いしている。
そうじゃない頭痛だから当然緊張性頭痛というのだろうと思っていた。
今までずっとそういわれてきた。
テレビの「今日の健康」とかでも、そういう解説をしていた。

しかし、先日やっとのことで、私の場合たいていが抑うつ性の頭痛というものだということが分かったのです。
頭の前の方が痛い。
いつも前の方が痛い。
でもそのことにこれまでの医者は取り合ってくれなかった。

頭痛の解説では、緊張性頭痛は頭の後ろ側が痛い、ということしか書いてなく、前の方が痛い私は、無視されていたのです。

先日初めてかかった医者が、何気なく、「前の方が痛いのは抑うつ性のものですけどね」とつぶやいたのです。

ただ、不思議なことにその医者は、そう言いながら、私に緊張性頭痛の治療をしようとした。鎮痛剤が効かないのは、大して痛くもないのに薬を飲みすぎたから効かなくなったのだと叱られた(すごく痛いのに)。そう言いながら、別の種類の鎮痛剤を処方した。処方しながら「頭痛は根治しません。鎮痛剤はなるべく飲まないように」と言い私を絶望に陥れたのです。私の生活がどうなってもいいんですね、人ごとだから。
しかし、ネットで調べると、抑うつ性の頭痛には鎮痛剤が効かないとちゃんと書いてあるのです。

とはいうものの、ずうーっと前は鎮痛剤がよく効いていたのですが。そのときは緊張性だったのかもしれない。


で、今日の議題はですねー。
抑うつ性の頭痛に効く植物が、熱帯地方にあるというのです。

次回に続く(と思うが約束はできない)。

トラジャの彫刻

2010-01-04 | 山里
彫刻のアップで見るとこうなっています。
カーブとか、すごくないでしょうか。
私は彫刻しないので分かりませんが。
見るたびに驚きます。

椎葉村の特産品 椎茸と柚子

2010-01-01 | 山里
明けましておめでとうございます。

宮崎県といえば「どんこ椎茸」の産地として有名。その椎茸は、ずばり、椎葉村で作られています。椎茸とか椎葉とか、椎椎っていうけれど、椎の木はありません。
椎茸はクヌギの木で作っています。
で、もう一つの名物は柚子。村のあちこちに柚子があり、お料理のいろいろなものに柚子が使われています。

この写真は、今の椎葉村で多分一番メジャーな人、椎葉クニ子さんの家の畑に並んで植えられている柿と柚子。
山里にはオレンジ色がよく似合います。