山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

ノジトラノオ

2010-07-20 | 植物
半月ぐらい前
あるところに咲いていたノジトラノオ(サクラソウ科)

梅雨時に、きれいです。
たくさん咲いていると特にきれい。

近縁のオカトラノオが、園芸種としてアメリカに入ったというのもうなずけます。

ウコギのおひたし

2010-07-19 | 植物利用
ウコギをさっとゆでて、ごまと豆腐と一緒にあえてみました。白和えなどという上品なものではありません。
でも大変な美味でした。

見た目もミツバに似ていますが、味と歯ごたえもミツバに似ていた。
でもウコギとミツバは他人です。
ウコギはウコギ科、ミツバはセリ科です。

山菜 ウコギ ブヨ ユキノシタ

2010-07-19 | 植物利用
半月ほど前、愛知県稲武町のある山里に行きましたら、ウコギがぎっしり生えていました。
大喜びで上の方の芽を摘み取り持ち帰りました。

ウコギは薬効もいっぱいある山菜で、ウコギ科です。
ウコギ科には、タラノキ、コシアブラ、タカノツメ、ウドなんかもあって、山菜どまん中な感じです。

一生懸命とっていたら、ブヨに4カ所も食いつかれました。
本当は塩をすりこむといいのですが、この日は塩を持っていなかったので、あわててヨモギの芽をもんですり込んでみました。
全然聞かなかったようでした。
薬草の本で確かめたら、虫さされに効くとは書いてなかった…

どっちにしても、蚊やブヨに弱い私の肌が、植物をもんですり込んだぐらいで事なきを得るとは思えません。

なのでスカートなどはかなきゃいいのですが、たいていいつもスカートを履いていて、虫に刺されます。
はっきりいって、バカです。

大変反省しまして、やはり夏はスカートはやめようと思ったのでした。
で、藍染めのパンツなど買ってみました。
藍はそれ自体薬効があって肌にいいだけでなく、虫除けにもなるといいます。
そんなことでブヨが寄ってこないとはちょっと信じがたいのですが
信じてみたい気もします。

翌日丸太ん棒のように腫れ上がった脚に、ユキノシタを貼り付けて出かけましたところ
ユキノシタが熱でカリカリになって、途中で割れてパリパリと落下してました。
ユキノシタが効いたようにも思われません。

よく氷で冷やせと言われますが、氷パックを乗せてもすぐ熱くなるし
やかんを乗せればお湯がわくのではないかと思うほどです。

で、ウコギの話でした…


この日に撮った写真は、ブヨに焦って操作を誤ったのかどうか分かりませんが、大半失われてしまいました。
なので、ウコギが生えている光景のステキな写真はありません。


わら灰のこんにゃく 中野方不動滝

2010-07-18 | 山里
前の記事の続きです
中野方不動滝直売所(岐阜県恵那市)のランチバイキング

なんだかんだいって、やっぱりこんにゃくがよかった。
ぷるっとして、ひやっとして、しょうが醤油がきいていて。

いまどき、わら灰のこんにゃくは、ほかのどこでも売っていません。

販売もしています。2つ入って350円です。
私も買ってきました。

不動滝ランチバイキング 2皿目

2010-07-17 | 山里
なすの漬け物
きゅうりの漬け物
ハチクの煮物
わらびの漬け物
揚げなすの甘味噌かけ
いたどりの煮物
野菜コロッケ
ポテトフライ
かぼちゃの天ぷら
カリカリ梅


これ以外にも、タマネギの天ぷらや、ほかの野菜や、たくあんの煮物や、
パン、ピザ、ごはん、朴葉餅、みょうが餅、いろいろありました。

恵那市中野方 不動滝ランチバイキング

2010-07-17 | 山里
不動滝直売所は日本一のお昼ご飯を出してくれます。
580円のランチがすごいのです。
3000円とか5000円とか出せばそれなりに高級な食事ができるかもしれませんが、
この580円のランチを食べると、これ以上何も必要ないと思ってしまいます。
そこで毎日がんばっている姉様方が、もっとがんばろうと、今日は1000円でランチバイキングをやったのです。

品数も多いし、量もいっぱいあって、パンやらシフォンケーキやらコーヒーやらもあって、すごかった。
材料もほぼすべて地元産。さすがに朴葉寿司にはいっていたサケは違うけど。

ご飯ものだけでも、味ご飯おにぎり、みょうがの葉で巻いたえんどうご飯、朴葉寿司。
時期もいいので、朴葉やみょうがの葉をきれいに使っていました。

こんなにおいしいものを、材料から全部自分の手で作れてしまう山里の女の人たち、すごいと思います。
こんなすばらしい生産的なことができるのに、片方で戦争をしている人たちの気持ちがよく分かりませんね。

ものを作るということは、本当に人の心をいやし安定させてくれるものだと思います。

今朝までお客さん来なかったらどうしようと心配でならなかったけど、こんなにたくさんの人が来てくれて、本当にうれしい、と、不動滝の姉さんが言っていたのが印象的だった。
本当にみなさん一生懸命やられたみたいです。

このバイキングをしたからといって、めちゃくちゃ儲かるわけでもないと思います。
毎日同じことをしていれば済んでいくのに、あえてこういうことにチャレンジする心意気が、エライ! だって不動滝のメンバーは40代~70代で、一番年上の人たちがリーダーで、その人たちが先頭に立ってこういうことをやろうとしているのだもの。

その年になっても直売所を経営し、新しいことにチャレンジし続けている。
力強さを感じました。

マムシの焼酎漬けの作り方

2010-07-17 | 山里
別の参考記事
 
前の記事 赤マムシ入荷の不動滝直売所 の続きです
一升瓶の中に5センチぐらい水が入っていて、マムシが瓶の中でうねうねしています。
マムシは死にたくないので水没したりはしていません。
瓶には木の枝で栓がしてあるけど、ぴったりした栓ではないので空気が入ります。
こうして1週間ぐらいおいておくと、マムシが糞を出すので、そうやってきれいな体になったら、水を捨てて焼酎に漬けるのだそうです。
糞を出さないと臭くなります。
マムシが怪我していると腐ってしまうので、マムシに傷がないことが大事。
また、薬草の大家村上光太郎先生に聞いた秘伝の技は、花のついたオトギリソウを10本ぐらい入れると、においがなくなるということ。
オトギリソウ自体にも薬効があって、オトギリソウだけの焼酎漬けでも何かと効くぐらいだから、マムシ+オトギリソウで怖いものなしの薬ができる?
 
しかし、その場にいた地元のおじちゃんおばちゃんに、マムシ酒の作り方をいろいろ聞くと、まあみんな、男も女も話す話す! 誰もが語れます。山里力150%の中野方です!
 
一人のおばちゃんは、マムシ酒をごく微量、サイダーに入れて熱を出した子どもに飲ませたら、すぐに熱がひいたそうです。知恵ですねぇ。
でも、漬けてから3カ月間はマムシの毒が消えていないので、飲んではいけないそうです。
 
マムシはおとなしいので、飛びかかるといってもせいぜい30センチ。それより長い棒で押さえつければすぐ捕れるとか。
そうきくと、なんだかおとなしいマムシが気の毒です。弱い者いじめみたいです。もっと対等な立場で闘ったほうがいいのではないか?
(ってどんな立場?)
 
瓶の中でもがいていたマムシさんに同情したわたくしでした。
 
それにしても、マムシが捕れたといって瓶に入れて持ってくる人がいるのが可笑しい!
でもって受け取る不動滝直売所も可笑しいし。そもそも農産物直売所でしょうが!
瓶にバーコードつけられそうになってました。
 
で、こんな生のマムシを買っていく変な人がいるのかしら。
と思ったら、E子が買ってました(爆)。
で、ラベルの「赤マムシ」の右に「N野E子 売約済み」ってでっかく書かれていた。
値段もそのとき決めていた。
ちなみにE子は若い娘です。
 
さすがに東京まで持って帰る勇気はないらしく、焼酎漬け加工をオプションで注文してました。
 
こんなのこのままぶらさげて名古屋駅通過して新幹線に乗ったりしたら、危険物持ち込みでつかまったりするんでしょうねえ。
試しにやってみてほしかったなぁ。
 

Amazon にあります ↓

 

赤マムシ入荷の不動滝直売所

2010-07-17 | 山里
今日は恵那市の中野方不動滝で、初のランチバイキング大会がありました。
で、E子とともに訪れましたら、入り口に張り紙が。
「本日入荷 赤まむしあります」


普通よくありますよね、まむしの焼酎漬けが瓶に入って売られているの。
あるいは「赤まむしあります」で「赤まむしドリンク」があるってことを意味しているのか??

尋ねてみますと、出てきたのは、瓶に入った生きたマムシでした…

梅雨が終わり

2010-07-17 | めぐる季節と自然
こんなに長くブログさぼっていたのは初めてな気がします。
特に理由はありません、はい。

それにしても本当によく降った梅雨でした。梅雨入りしてから降らない日はないぐらい。毎日のように大雨警報が出ていた。小学校が3日続いて休みになったこともありました。
梅雨明け前夜は家が流されるかと思いました。

今日会った東京の友達が、東京では梅雨の間ほとんど降らなかったと。
豊橋の人も、こちらほど降らなかったって言っていた。
梅雨前線が中津川市上空に長逗留していたらしい。
昨日梅雨明けしたみたいです。予定より2日ぐらい早まっています。

今日は暑かった。あまりじめじめするのもいやだけど、カンカン照りはもっといや。梅雨の方がいいです。

長雨のせいで、トマトがみんな割れてました。
照らないと甘みもでないそうです。