昨日の一日ドライブと荷物運びで全身筋肉痛モード全開だったりします。う~、RCをコースに持ち出したい。マウンテンバイクで軽くリハビリトレーニングしたいぃ!外はこんなにも好天なのに(涙)。
仕方ないので録り溜めされてたHDDレコーダーの番組を編集(コマーシャルとかカットしRWに収まるようリサイズするだけ)している合間にちらっと画面にポケモンが。一度も観た事無いお子様向けアニメ(だよね)ですが画面にはどうみてもオリジナルのハマーをベースにした車両が。各部がデフォルメされてるけど凄く変で観てて「あーここウソ!」「ここも違う!」なんて楽しんじゃいました。昨晩、こいつを幹線道路で久々に見た直後ってのもあるかな?知人でオリジナルのハマーを半年持っていた人がいて実車を見てるし乗せてもらった経験もある。H2とかなんとか後継車もあるみたいだけど多分全然別物(ネットの画を見る限り)。オリジナルハマーの室内、アニメみたいにベンチシートなんて「ありえません!」。前は運転席と助手席のみ、二列目も左右に一座ずつ2名。これがハマーです!車体下にゴッソリハイテクメカが満載されてるのでソレが股下に出ないように室内に張り出し、結果巨大なセンタートンネルで室内を左右に分断しています。着座すると肩の辺りまで高さがあります。試しに運転席と助手席でE.T.さながら指先を触れようとしましたが私の手が短く「届きませんでした」。この超邪魔なセンタートンネルのせいでハマーは4人乗り(国内で認可されない補助席を付けると更に増えますが)です。トラック並に広い車幅からは想像できないほどシート空間は「狭い」です。運転席に至っては身体の小さな私でもドアを閉めると閉鎖間タップリな、下手したらジムニー(昔のサイズのね)のが開放感あるんじゃないかな?操作系はトグルスイッチが沢山あったりして安っぽいアメ車そのもの。かと思うとオーバーデコレーションと思える計器が混じってたり。視界はほとんどボンネット。右前なんて遥か彼方まで「見えません!」。左前も「当然見えません」。知人がこの車を手放した理由は燃費と故障(白煙2回)とブレーキ問題でした。高速でも1~3km/L位だそうです。そしてその高速走行中に危うく発火という発煙故障が2回(排気管のソバにオイルラインって設計ミスだよね、YJジープもこれ多かった)。問題はブレーキ。股下空間を稼ぐために最終減速機(ゲート式アクスル)がホイール側にある上にアクチュエーターで走行中にタイヤの気圧を自由に上げ下げする機構も組み込まれていてブレーキの入る場所が「無い」。で、どうなってるかと言えばボディ側にディスクブレーキがある!これが曲者。ブレーキを踏むとローターに制動が掛かりリンクを経てドライブシャフトを止め、ゲートに入り再びリンクで減速ギヤの遊びを経て巨大なタイヤにやっと制動が掛かる。途中の距離も恐ろしいが何度も遊びのある箇所を通過するので感覚的にジープのダイレクト感に比べるとハマーは1.5~2テンポ遅れる感じでした。3.5tを超える車体にあのブレーキはマジ怖い!!後ろにハマーが来たら道を譲ったほうが賢明だなって思いました。軽自動車だったら簡単にきっと押し潰せますよ(汗)。
と、長くなりましたがポケモン登場のハマーっぽい車ほど乗用車みたいな車とオリジナルのハマーは天地ほど違うなぁと思い出しつつ「アニメは何でもアリだもんな」と苦笑してたのでした(^ ^;
因みに河川敷に姿を現したハマー(当然オリジナル)が走る姿は起源をランボルギーニのLM002と米XR311から辿れるとは思えないほど低く幅広く、どう見ても「巨大ゴキブリの這い回り」としか...(ゴメンナサイ)。それは究極の足回りを持つキングofキング、荒地が平地になる凄さでした。...運転者のテクに左右され難いだろうから運転は退屈でしょうなぁ(オートマだろうし)。あ、XR311って噂だとタミヤのバギー系RCの第一弾だったようですね。
結論:やっぱりアニメで車両がレアでしっかりオリジナルの良さを描けるのは大塚康夫先生(日本を代表する軍用車両の研究者)が携わってた「ルパン三世」位なものかな?2度しかお会いした事無いけど。今ならネットでいくらでも情報入るけど、あの時代にあれだけの軍用車両とかをスクリーンに登場させられたのは凄い事。カリ城も大塚先生の功績、大きいよなぁ。...何語ってんだ、俺(- -;;;