チケット取れました。「SLみなかみ」、本年度最後の運行乗車券です!!それもEF55を追って碓氷まで追いかける程の同僚と二人分、往復です!!!
実は私、元々「鉄っちゃん」でした。とはいっても子供の頃の夏休み、新潟は十日町(六日町)の叔父のところへとL特急「トキ(181系)が走る上越線と首都圏の私鉄を走る珍しい列車が興味範囲でしたが。
私が物心ついた頃、既に国鉄からSLの火はほぼ消えていました。小学生の時、北海道から送られてきたD52は同市内で今も静かに佇んで、某市(東京)の市役所に飾られていたD51もいつの間にか車輪を残し解体。私にとってSLは「死ぬまでに一度でいいから乗ってみたい、ブラスト音をこの耳で聞きたい」憧れの的。「999世代」の名残かな。でも機会は少なかった。何年か前、品川駅開業記念でD51の体験乗車券を根性で手に入れた時、当日高熱だして床で涙した。つくづく運が無い。
まだ言葉もまともに喋れない幼少時、十日町駅の操車場(今あるかな?)で貨車を入れ替えてたC56の機関士さんが私のためにとSLを停め、前に乗せて記念撮影してあげると言って下さったのを「真っ黒くて煙を吐く化物」と感じてギャーギャー泣いて拒んだ自分が今は「なんて勿体無い事を!!」と腹が立つ。
恐らく同じ頃、鶴見駅のそばに住んでいた親戚は電車を見ると泣き止むという私を抱いて鶴見駅を往来するD51等を見せに行ったというが「全く記憶が無い!」。勿体無い。
そしてやっとまだ一度も乗った事のないSLが牽引する客車のチケットを手に入れた。私の知る限り、九州の阿蘇Boyとイベント列車に使われる今回のD51は同型機関車で運行できるものが無い唯一無二のもの。C11やC56、C57は何箇所かで乗れる。半ば諦めていたD51だけに嬉しさが込み上げる。まぁこっから発着駅までの交通費を考えるとRCキットが複数買えるサイフのダメージだが夢は叶う時に叶えないと、ね。タンクのケースにイッパイ入ったSL関係の映像DVD。今度は生でその息吹をこの全身で堪能したい。...今の風邪を完治する、絶対する!