ラストラン情報を逃し、走行している姿をカメラに納める機会を逃した小田急線のロマンスカー。
HiSE、RSE、5000系。
RSEは停車駅の関係で乗る機会が無かったロマンスカーだが登場した当時は「ロマンスカーらしくない綺麗なカラー」に見とれたっけか。
HiSEは何度か乗ったけどガッカリした、今になればバチあたりですかねぇ。
私にとってのロマンスカーとはSSE(江ノ島に行く時)やNSE(箱根に行く時)が身近な存在でしたので、HiSEのカラーと、前面に何も表示されないノッペリ顔が不細工に映ったのです。
それ等ももう過去形とは、年甲斐も無く切なくなります。
だもんで既に自分の中ではリバイバル塗装が施されたLSEが小田急最後のロマンスカーとしてピリオドだったのです。
その美しさは最も完成されたロマンスカーとして心に残ってたりします。
そんな事もあるのか、今回引退する2つの夢はあまりショックが無いのも不思議。
4000系、9000系と矢継ぎ早に廃車となり、相模大野の敷地内で次々と解体されてくのを見てきて、近い将来5000系も無くなるかなと少し撮影しておいて良かった。
記憶に間違いが無ければちょっとベージュがかったホワイトボディに青い帯、これが小田急線。
9000系が出た時は斬新さに驚いたけど、基本ヘッドライトは上に飛び出した顔が私の中の小田急線。
色は一部に残っても、あの存在感あるヘッドライトを頭に載せた通勤車両が無くなるのは一つの時代の終わりをも感じさせる寂しい事。
今の安っぽいステンレス車両が往来する小田急線に昔ほどの愛着はどうしても湧かない。
自分にとっての小田急電鉄は終ったのだと悟ったようでして。
そんなチョーっと感傷的になる時期に「車掌が16歳の女子高生を回送ロマンスカーに連れ込んでムニャムニャした」という事件が!
あまりの軽率かつ大胆な事件に開いた口が塞がりませんわ、小田急さん(汗。
旅人や子供達に夢を与えて走り続けるロマンスカーの車掌が出会い系サイトで知り合った女子高生を誘い新百合ヶ丘から新宿まで…って、これって物凄く利用者をバカにしてない!?
まぁ高速運転中に携帯でメールしてた新幹線の運転手もいる位だからなぁ。
最後くらいは感動の幕引きにしてほしかった。