読書の大切さ
経文とは仏教の経典の文章をいう。首題はその経文だ。「心はたくみな画師のごとし」。
読み替えると、「自分の目の前の世界を幸せにも不幸にもするのは、すべて自分の心がどう受け止めるかだ」と。「こころ次第」と同じ。自分が楽しいと思えば楽しくなるし、つまらないと思えばつまらなくもなる。
ある日、ゴルフ仲間とお寺の話になり、「私の良く知っているお寺は、曹洞宗だ」などと、話しは深まった。次のゴルフの日に、「読んで面白いと思った本を持ってきた」と。数冊預かり読んでいる。その1冊の中にある。
人間は自分の経験でしか、ものを見たり考えたりすることができません。だからこそ、「いろいろな人の生き様を学び、先人の知恵を学ぶことによって、自分自身を、幸せを描く画師に育てていかなくてはならない」というのが首題の言葉の意味です。
これは奈良・薬師寺 大谷徹奘僧侶「そうだったのか般若心経」の一節だ。私も「受け止め方次第」と、同感できる経文だった。「本」を読むことの大切さにも繋がっていると受け取れた。
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