食べ物日記   元気 一番

健康へ気配りしながら主に食事を!

形の良い島「柱島」-2

2018-09-01 17:46:54 | 今日の出来事

   赤レンガ造り建物

  第1回イベント

 「柱島」に着いた日は、天気は良く最高気温も32℃程度だった。初めの目的地は武人(奇兵隊第3代総督)生誕場所、首にタオルをかけて細い道を歩く。近くで、草取りのおばあさんに尋ねる。旧郵便局の側にここだと案内板があった。

 次は約10年前より休校となっている小中学校。遠目で分かるので近そうな道で行く。小高い場所で、避難場所となっているようだ。さあ富士山のような、形の良い山への挑戦だ。約280⒨、山頂の脇に赤レンガ造りの旧海軍見張り所跡がある。登り始めると100mごとに標識があり有難い。600m過ぎからは後幾100mと残りの道程に替わる。これも有難い。赤レンガの建物を見つけて下山。見渡せる状態にはなかった。

 その後港まで戻るに、武人の墓、柱島の領主(毛利家家臣)桑原杰之助の墓、加茂神社(秋祭りでは毎年神輿を担ぐ)、そして戦艦陸奥(昭和18年この島と大島との間で謎の爆発事故沈没)英霊之墓に立ち寄る。9時30分頃歩き始めて13時頃に港に戻る。

 クッキーとジュースとで昼食にし、14時頃から松田港方向に歩き、石風呂跡、不老様を訪ねて、もう一度小中学校に立ち寄って15時30分頃に出発地である柱島港に。島を歩いて気付いたことは、空き家が多いこと、出会う人はお年寄りばかり、雨が少ない日が続いているが、畑は多くが、石灰を蒔いた状態に耕されている。出会った人は皆親切であった。

 不老様付近で88才と言う耳の遠い男性と話しする。子供は中に女性、上下に男性の3人いるが、島外で皆家を持ち暮らしている。この家に戻って来る子はいないと。指さしながら、あの家もこの家も空き家。戻っては来ないだろうと。

 港で、釣りに来た人とキップ売りの島の人、そして8月からこの島で働いているという岩国支所の人と世間話。「港の南の方で、子供を1人見かけた。今島には子供は幾人くらいの数ですか」。「島には子供はいない。夏休みに来ている」と。掲示されている写真を見て、「昨年、1昨年には夏に祭りが開かれている。今年は?」「8月13日に第3回が開かれた」写真には若者も写り、元気な島の様子が判る。小中学校の運動場が利用されているようだ。「島の若い漁師さんは幾人程度おられますか」「いない。若い人はいない」と。

 釣りの話も交えながらの待合所での立ち話だが、家や地域を繋ぐ若者が減少している状況は、私の暮らす地域以上に切実な様子だ。今年第3回目という、島を挙げての夏のイベントが、参加の子供たちに良い印象を残すことを期待したいものだ。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 形の良い島「柱島」 | トップ | 二つの課題 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

今日の出来事」カテゴリの最新記事