民主主義体制大丈夫⁇
安倍元首相が初回外遊の際には「同じ民主主義の国すね。お互いに民主主義を大切にいたしましょう」と表現していたように記憶している。組織の重要な意思決定はその組織の構成員(国民)が行う。すなわち構成員が最終決定権(主権)を持つという政治体制である。
日本は国民が主権を持つ民主主義国家であり、日本国憲法3原則は国民主権、基本的人権の尊重、平和主義です。民主主義国家は、同士間では暴力を使わず話し合いで問題を解決するという規範に基づく政治体制という。
民主主義とは多数派が少数派を数の力で従わせること。しかし弱肉強食ではいけない、最低限度の生活を営む権利があるので日本国憲法には生存権が明記された(6月9日中国新聞元国会議員発言)。ポピュリズムとは既存の権力構造やエリート層を批判し人民に訴えてその主張の実現を目指す運動で、多数派となる手段でもある。また、今年7月の東京都知事選挙の立候補者ポスター用掲示板の、十を超える数のスペース権利を選挙ビジネスのため、供託金を支払って手に入れている者がいるという。
民主主義国家を最高の政治体制であると信じている戦後生まれの私には、この体制の弱い点をあまり見たくない。しかし安全保障理事会の方針決定できない国連決議や米国共和党のトランプ大統領候補選択また日本の選挙投票率の低さや「儲かれば良い」との立候補ポスター掲示板による選挙ビジネスなどの実例はこの政治体制を大丈夫かと心配に感じてしまう。
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