魚の炭火焼き
11月22日を「良い夫婦の日」と、ゴロ合わせで呼ぶと言う。しかしどのような状態の夫婦を「良い夫婦」と呼ぶのか判断基準は不明確なようだ。
この日午後4時頃、「冷凍の魚の開きがあるのだけれど、シチリンで炭火を熾そうか」と家内がいう。長期間保存の魚があるもよう。「いいよ」と私。間もなく自分で作業し始める。「炭火を作るのは上手よ」と。さらに少しの時間経過後、「もう食べられそう。お酒があると美味しそうよ」。お酒片手に火の側に。季節は午後5時頃が日の入り時刻。時間は5時前になっている。気温は下がり始めて、魚を焼く炭火は心地よい温かさだ。
大き目のサバの開きが金網に乗り、脂が炭火に落ちて炎がボッとでたりしている。近づくと、「美味しそうでしょ」「うん、そうだね」。たれが付けられて包装された、冷凍品のようだ。金網上のまま箸でつつく。ほぐして口に運ぶのだが、実離れには手間取る。押さえたり引っぱったり、二人作業も多い。「美味しいなー。炭火も応援しているのだろうね」などと話をしながらつつく。「今日はいい夫婦の日よ」と家内。「うん、そうだね」私。
結婚してから年月を多く重ねたものだ。長女は42才になり、二人の子の母親になっている。美味しい美味しいといいながら、次にアジが金網に乗り、それもたいらげるころ暗くなり、片づけをして家に入った。
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