信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

昭津区 農業懇談会

2020年02月06日 | 生坂村の懇談会
 6日(木)は晴れましたが、朝から身に沁みる寒さの一日となりました。
 午前9時からの新年度当初予算査定は、一般会計の振興課関係、農業公社、簡易水道特別会計、農業集落排水特別会計をそれぞれの担当職員から、歳入予算見積書、歳出予算要求書に沿って詳細に説明を受け、査定をさせていただきました。

 午後7時からは、昭津木材ふれあい体験館で昭津区の農業懇談会を開催しました。まず私から挨拶をさせていただいた後、説明や懇談をされる農業改良普及センター、農業委員会長、担当農業委員、JA松本ハイランド、農業公社理事長・事務局、副村長・振興課長・係長が自己紹介をし、地区担当職員が記録を取るために同席して行われました。


 昭津区の今後の地域農業のあり方は、「当区は、高齢化が進んでおり、農地も急傾斜地に小区画の田畑が点在している地区である。現在中山間直接支払事業で、銀杏及び森林公園の周辺に梅の栽培を行っているが、高齢化により維持が困難となってきている。今後については、地元住民と話し合いを進め研究していく。」となっています。


 主なご意見・ご要望などとお答えした内容の概要は、地域の保全はこれから厳しい状況の中、新しい対応として何か考えているのか、また中山間地では農業従事者の高齢化による個人へのサポートについては、農業公社が受委託で5アール以上の田んぼを耕作していること、高津屋森林公園の竹林の整備を検討していること、野生獣被害の対応もしていること、いくさか大好き隊員に手伝っていただき環境保全をしていること、また、辛うじて維持しているところもあり、それらの対応のプランの提案については、現在空き家に移住する方がいる中で、野菜など自家栽培をして農地を保全し、農業だけでなく勤めをして暮らしていくために近所で話し合っていただきたいこと、いくさか大好き隊員が農家民泊をしようという方もいて、高津屋森林公園での梅採りや竹の子狩りができる農村体験ツアーを考えていて、大好き隊員やシルバーをお願いするために現地を調べたいことなど、質問等に対してお答えさせていただきました。


 昭津区の現状は厳しく、皆さんが大変丁寧な話をされていますが、具体的にどうすれば良いのか率直に言っていただきたいこと、水田2反歩を農業公社にお願いしたが、水の管理や草刈りは自分でやることができず耕作を止めたこと、環境整備のために草刈りをシルバーにお願いしてきたが、段々高齢化とともにやっていけないこと、何とかできないか悩んでいるので、良い知恵やアドバイスなど具体的なお話を伺いたいこと、前に竹林整備講習会して、管理すれば、5年で大丈夫であること、ハチクは資源であるから、まずは整備をして管理をしていくなどで資源を活用すること、高津屋森林公園管理組合も高齢化ですが、生坂村の宝だから、村としても管理組合と一緒に取り組んでいきたいこと、前の法律では農業委員になるための農家要件2反歩にもなれないこと、下の田の梅畑は霜の通り道だから、ころ柿の種なし平種は難しいが、草尾ころ柿は人気があること、梅の手入れをして進めるには、貸せてくれる方もいるので、相談して梅畑を農村ツアーで訪れて、一緒に竹の子ご飯を食べる企画を計画したいこと、銀杏を有効活用したいが、人手がいるので、人的な協力をお願いしたいこと、小さい竹の子を切って2~3年で太い竹の子になるので、そういう竹林整備や銀杏収穫体験の検討、山菜まつりの実施、いくさかの郷に乾燥しいたけの出荷など、色々な話し合いをさせていただきました。

 当村でも高齢化が顕著で農業条件が不利な地区でして、農地保全や課題の方向付けが難しいところですが、高津屋森林公園管理組合の活動など検討協議をしながら、区民の皆さんと一緒に農地保全に努めてまいりたいと考えます。
 昭津区の皆さんには厳しい寒さの中、ご出席くださりご意見、ご提案をいただきありがとうございました。

▽ 朝の写真は大日向方面の風景です。







 今日生坂村では、保育園で一日入園、小学校で身体測定(低)・児童総会、中学校で授業参観日・PTA総会、健康応援隊in小立野、少年少女サッカー教室U―15などが行われました。

健康応援隊、令和元年度最終回

2020年02月06日 | 生坂村の取組
いくさか大好き隊員の鈴木さんからの報告です。
健康応援隊、令和元年度最終回でした。
2月6日(木)午前9時50分から小立野公民館で、健康応援隊「食改メンバーが教える 身体をいたわるお料理会」が開催されました。
今年度から前半は体操(または認知症サポーター養成講座)、後半はお料理会で、それぞれ10区12地区を回ってきましたが、いよいよ最終回を迎えました。




今回は、管理栄養士の宮坂さんの「バランスのいい食事ってどういうことだと思いますか?」という問いかけからスタート。
血液など身体の大部分を占める水分、筋肉をつくる肉や魚、エネルギーになるご飯や、ビタミンの吸収やホルモンの生成に欠かせない油…など、からだをつくる様々な食品群について説明した後、1日ごとのチェックリストでバランスを見る方法を紹介しました。




「夕食の献立を考えるときに、朝と昼に食べていない食品をとるようにする」というのも良いですし、1日で全ての種類を食べることは無理でも、2日くらいの期間で、お配りした資料にあるチェックリストにすべて丸がつくような食事を心がけてみてください。


ほかに、骨粗しょう症を予防するためのカルシウムのとり方、日光にあたることの大切さなどもお話ししました。
その後、手を洗って、参加者女性7人+スタッフ6名で和気あいあいと調理が始まりました。
できあがりまで時間がかかるので、ポリ袋調理の「ひじきの煮物」から準備していきます。


こんにゃくは細かい短冊切り、にんじんは千切りにしてポリ袋へ。
ポリ袋の中には、あらかじめ水煮大豆・凍り豆腐・ひじきと水を入れてあります。
そこに、砂糖・みりん・しょうゆを計って加えてモミモミ。宮坂さんに教わりながら、空気を抜いて口を縛り、あとはお湯の中に入れて待つだけです。
「野菜サラダ」は、さっと湯がいたキャベツをざく切りにして絞り、薄切りにしたキュウリ、ツナ缶、酢と合えて、食べる直前に粉チーズをかけます。


だし汁に食べやすく薄切りにしたジャガイモ、ニンジン、玉ねぎと石突きを取ったしめじを入れて火にかけ、野菜に火が通ったら豚肉を加えて、仕上げに味噌をといて牛乳を加えたら、「具たくさん味噌汁(ミルク入り)」も完成です。



盛り付けが終わり、席について「いただきます」。食事中のおしゃべりや、食後のまとめの時間に「薄味だけどおいしい、素材の味がわかる」「これに比べると、うちの味付けは濃いなぁ」「味噌と牛乳の組み合わせ、初めてやったけど意外といい」「パッククッキング(ポリ袋調理)をやってみたい」「塩分減らしたいけど、漬物食べちゃう」など、さまざまなご意見・ご感想をいただきました。






健康応援隊は新年度も開催しますので、皆様ふるってご参加ください。そして、食生活改善推進員のみなさん、お疲れさまでした。また来年度もよろしくお願いいたします。(健康福祉課)