信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

離乳中期(モグモグ期)の離乳食教室

2020年02月21日 | 生坂村の取組
 いくさか大好き隊員の鈴木さんからの報告です。
 2月21日(金)午前10時から、離乳中期(モグモグ期)の離乳食教室が行われ、昨年の夏生まれのお子さんとお母さん3組が参加しました。

 
 この時期の離乳食は、上あごと舌でつぶせる、豆腐くらいの固さのもので、回数も増えて2回食になりますが、まだ食事だけで十分に栄養はとれないので、離乳食の後にミルクや母乳が必要です。
 管理栄養士から、今の時期に食べたほうがいいもの、そして、これから離乳後期に向けてどんな物が食べられるようになっていくのかについてや、大人の汁物やおかずから取り分けて離乳食を作る方法などのお話をした後、お子さんに、この時期の目安とされる7倍がゆと、おかずとしてツナポテト(油切りしたツナと、柔らかくゆでで潰したジャガイモ・にんじんを混ぜたもの)を試食してもらいました。






 お子さんたちの食べている様子を見ながら、歯科衛生士さんから、歯がない時期のお子さんは、足を踏ん張ってゴックンと飲み込む動作をするので、食事をするときは、足がつく状態が良いことや、顔をしかめたり、ぶーっと吐き出してしまうのは、嫌だからではなく初めての経験だからなので、続けていると食べられるようになりますよ、とアドバイスがありました。
 また、お口の発達のためには、適切な時期に適切な離乳食をとることのほかに、下唇にスプーンを当てると、口が開くので、上唇が降りてきたらスプーンを抜く、このタイミングもとても大切なのだそうです。





 
 お子さんたちがお腹いっぱいになり、白湯でお口もさっぱりしたところで、歯科衛生士さんが紹介してくれたのが「にんじんスティック」。
 生のにんじんを、お子さんが握りしめてしゃぶりやすい長さに切り、熱湯をくぐらせたものです。
 食べ物なので口に入れても安心ですし、手に持って、なめたり、かんだり、吸ったりとお口のまわりに刺激を与えることができる…とのことですが、渡されたお子さんたちはすっかり夢中になって、お口で感触を確かめていました。




 

 その間に、お母さんたちは、離乳食の調理の仕方についてお勉強。
 細かく切ったものは逆に食べにくい(味がしない、飲み込みにくい)ことを、みじん切りのニンジンをゆでたもので体験してもらいました。
 次に、大きく切ってゆでたニンジンをフォークで潰してもらい、同じように試食すると「甘い」「柔らかい」と驚きの声が上がっていました。
 また、下唇ではなく上唇にスプーンをあててこそぎ落とす、舌の上に食べ物をのせる、いつまでもスプーンを抜かない、前からではなく横からスプーンを入れる、目を閉じた状態のときに食べさせる…など、してはいけない食べさせ方を、お母さん同士で実演して、食べにくさや不快さ、不安な感じを体験してもらいました。








 
 離乳食は食感やとろみ・適度な水分が大切で、繊維が多かったり、水分が少ないものは飲み込めず吐き出してしまったりすることもあります。
 この時期は、まだ離乳食がメインではないので、量を食べることより、いろいろな食べ物を経験することの方が大切ですので、焦らず、お子さんの体質やペースに合わせて進めていかれればいいかと思います。(健康福祉課)

生坂農業未来創りプロジェクト会議&砂防ボランティアの集い

2020年02月21日 | 生坂村の報告
 21日(金)は日差しが届き、寒さは控えめで、春を感じる陽気の一日でした。

 午後1時30分からの生坂農業未来創りプロジェクト会議は、私から、来週25日の古坂区農業懇談会で全10区が終了するに当たり、当会議の委員の皆さんにも多くご出席いただいたことに感謝を申し上げ、各区の今後の農業のあり方についても多くのご意見、ご要望等をいただきましたので、当会議で協議をして、人・農地プランに反映させていきたいなどと挨拶をさせていただきました。


 「道の駅 いくさかの郷」の1月の日別売上金額及び集客数・客単価、売上集計表、日別売上表、前年対比表、3月のイベント予定、かあさん家の食堂、おやき販売と直売所での販売、3年度の対比表などについて説明を受けました。
 農産物直売所は、12月からの前年対比は伸びており、農産物の仕入れ等による品揃えが増えたことが要因ですが、まだ地元産の農産物等の品揃えを増やしたいとのことでした。
 かあさん家の食堂や加工品等の売上と客数は、道の駅として認識されてきて、3年分の比較で今年度はかなり伸びている状況であるとのことでした。


 また、人・農地プランについて、新規就農研修制度により、これまでブドウ栽培を主とした担い手の確保・育成を進め、16の経営体が定着し営農しているが、土地利用型農業などの担い手は不足しているため、引き続き育成・確保を図るとともに、地域営農組合の組織化推進や組織力強化に向けた支援を進めることと、大日向南平地区は、農地中間管理機構の事業を活用して、担い手への農地集積を進めることなどの説明を受けました。


 特定地域づくり事業協同組合は、法人化の農家、村内の農家、農協、農業公社などで立ち上げし、農業の忙しい時に働いていただき、暇な時は他の仕事をしていただくこと、柿、椎茸などの栽培、収穫は先を見通しての対策を練ること、各団体の高齢化に対しどの様に対応するか、村全体として資源を活用してどの様に直売所に出荷してもらうか、いくさか大好き隊員や特定地域づくり事業協同組合の方に、山菜、竹の子、キノコ、柿などを収穫していただき、一年間の品揃えをしていくこと、社会就労センターで柿の収穫をしていて、シルバーでは椎茸の原木を用意していること、楽しい農業にしていくにはどうしたら良いかなど協議しました。
その他、ソックス、エプロン、手差しなどの委託販売を始めたことと、野菜などの種の販売を始めること、農協から柿の剪定講習会、ぶどうの剪定講習会の日程報告、月例イベントを月2回にして欲しいとのことで、各団体に協力いただけるか話し合ってもらうことになりました。


 午後6時からの「第11回砂防ボランティアの集いin生坂」は、国の出先機関の所長さん達、神野元砂防事務所長、NPO法人 長野県砂防ボランティア協会の内山理事長はじめ会員の皆さん、県の藤本砂防課長はじめ砂防課の皆さん、犀川砂防事務所の木村所長さんはじめ職員の皆さんなど関係者と当村の出席者合わせて31名で盛大に開催されました。
 この会は、私が長野県治水砂防協会犀川支部長をなった年から始まっていまして、11年連続開催させていただいております。


▽ 私が、多くの皆さんにお越しいただき盛大に開催できましたこと、昨年9月1日の防災訓練時に、砂防ボランティアの皆さんが赤牛先生として、10区で防災講演をしていただいたことなどに感謝を申し上げ、長野県治水砂防協会は全国治水砂防協会に対し、一番の応援団であることは、先輩諸氏が築き上げてきたことであり、今後も皆さんで力を合わせて活動していきましょうなどと挨拶をさせていただきました。


▽ この会の発起人の一人で、元松本砂防事務所長の神野さんが、会の益々の発展と皆さんのご健勝、ご活躍を祈念して乾杯の発声をされ盛大に開宴しました。




▽ 皆さんに各地の銘酒、猪肉、鹿肉、ザザムシ、イナゴを持って来ていただき、久しぶりお会いする方もいて、色々な話で賑やかに歓談し、とても楽しいひとときを過ごさせていただきました。




▽ 最後は藤本砂防課長の指名で、長野県砂防ボランティア協会の内山理事長に、この会と長野県砂防ボランティア協会の益々の発展と皆さんのご健勝、ご多幸を祈念して一本で締めていただきました。



 大変お忙しい中、遠路やまなみ荘までお越しいただき、美味しいお酒を交わしながらとても楽しい話し合いができ、本当にありがとうございました。

▽ 朝の写真は雲根集落上空からの風景です。







 その他生坂村では、保育園でこぐまちゃん学級(人形劇)、小学校で地区こども会・蔵書点検、中学生認知症サポーター養成講座、教育支援委員会、ピラティス教室、離乳食教室、足つぼ講座、昭津・大日向・宇留賀の皆さんの元気塾などが行われました。