信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

戦没者追悼式&知恵の輪委員会&生坂ダム湖の風景

2021年06月03日 | 生坂村の行事
 3日(木)は日差しが届いたり雲が広がったりで、体を動かすと汗ばむ陽気でした。

 午前10時から村民会館講堂において、新型コロナウイルス感染防止対策を講じて、村内戦没者御遺族の皆様方をはじめ村議会議員並びに村内有力者各位多数のご参列を賜り、本村出身の戦没者英霊二百十有余柱の御霊の追悼式を挙行いたしました。
▽ 牛越副村長の開式のことばで始まり国歌斉唱をしました。






▽ 本村出身の戦没者英霊二百十有余柱の御霊の前に、私が謹んで追悼の誠をささげ式辞を申し上げました。


 ご遺族の皆様方におかれましては、最愛の肉親を失われた深い悲しみに耐え、幾多の苦難を乗り越えて、今日まで歩んで来られました皆様方の並々ならぬご労苦に対しまして、衷心から敬意を表する次第です。


 私たちは焦土の中からたゆまぬ努力を積み重ね、今日の平和で豊かな社会を築いてまいりました。私たちが享受しているこの平和と繁栄は、戦争により心ならずも命を落とされた 多くの方々の尊い犠牲を礎にしていることを決して忘れてはなりません。


▽ 続いて参列者全員で黙祷をし、太田議長、吉澤会長に追悼の辞を述べていただきました。





▽ ご参列の皆さんを代表して、私、太田議長、吉澤会長、山﨑区長会長が、戦没者英霊二百十有余柱の御霊の前に献花をしていただき、関係者は自席で起立をして一礼をしていただきました。




 「我が国では、新型コロナウイルス感染症の影響により、人々に公衆衛生上の脅威を与えただけではなく、人の移動と接触を制限することによる経済的な大きな打撃を与え、社会やコミュニティ、人々との分断をもたらしております。
しかし、ワクチン接種が進んだアフターコロナの世界では、日常生活やビジネスの面において、デジタル化が大きく前進していくと考えられます。


 コロナ禍によって、IT技術の発展やテレワークの普及は、どこに居ても仕事ができることを社会に認知され、そして大都市の課題も明確になった今日、大都市一極集中から脱却し、地方分散社会が推進され、地方移住や地方の魅力の再発見が加速化していくと言われております。


 当村としては、引き続き空き家バンクの充実強化と、生坂村移住定住及び空き家対策事業補助金の啓発等により、移住・定住の促進に努めてまいります。」と日本の現状も申し上げました。




▽ 樋口教育長の閉式のことばで時間を短縮して予定通り終了しました。


▽ 忠魂碑に献花されている戦没者のご遺族の皆さんはじめ参列者の皆さんです。


 戦没者追悼式の後、例年通り忠魂碑に献花に行き、私と太田議長と藤原社会福祉協議会長は遺族会総会に来賓として出席させていただきました。

 生坂村戦没者追悼式後の午前11時から、高齢者生活福祉センターにおいての遺族会総会は、令和2年度事業報告及び収支決算、令和3年度事業計画(案)及び収支予算(案)が原案通り承認され、役員改選では、会長に吉澤さんが再任され、副会長に丸山さん、女性の副会長に栁澤さん、監事に高野さんと池本さんが選ばれました。


 遺族会の皆さんも高齢化と会員減で当会の継続が大変ですが、健康にご留意なさり、平和の貴さ、命の大切さ、戦争の悲惨さを後生に伝え続けていかれることをお願いする次第です。 そして、ご参列賜りました皆さんに御礼を申し上げます。


 午後1時30分からの知恵の輪委員会は、私の挨拶の後、課長会議の報告をして、事業検討をしました。
 最初に、村政懇談会で挙げられた意見の下記の内容等について、どの様に取り組んでいくか協議をしました。
・松くい虫防除剤の空中散布、ネオニコチノイドの殺虫剤、除草剤が環境や健康に与える影響について考えていくべき。
・村民を巻き込んだ勉強会などを開催し、村一丸となって安心・安全な村を目指していくべき。
・環境問題については重要な問題。安全で安心で環境がいい村として生坂村の売りとしていくべき。 
・有識者や関係者で構成するワーキンググループを立ち上げ、1年スパンなどで検討していくべきだと考える。
・環境問題に対する議論については、村民に広く意見を聴取したほうが良い。
・環境保全という側面と、村の重要な産業である農業の側面と、それぞれの立場で様々な意見があるので、論点を網羅的に洗い出す必要がある。
・村民に広く意見を募る場を設けるなど、色々な立場から意見を汲み上げるような投げかけをしてほしい。

 そこで、村民の勉強会の実施については、「環境問題などに焦点を置く」「様々な立場の村民から広く聴取する」「有識者を交えて検討する」ことと、実施にあたって検討すべき課題として「勉強会の実施方法(村政の関わり方)」「勉強会のその後(勉強会を受けての村の対応等)」などについて説明を受けました。

また、【村民向け勉強会】【村民政策研究発表会】【テーマ別村政懇談会】について、「効果」「課題」についても説明を受け協議をしました。


 松食い虫の空中散布と農薬の使用問題を別に協議すること、公民館の活動として取り組むこと、100%満足する結果はでないこと、松食い虫の問題と景観を含めた環境問題などを公民館活動として色々な意見を聞くこと、農薬を使わない農業と従来使用してきた農業が有り、慎重に進めなければならないこと、有識者に講演していただき、どの様に進めるかなどアンケート調査すること、難しい問題であり勉強会を企画してじっくり研究すること、松食い虫により枯損木になった山林の被害も一緒に合わせて協議すること、大きく含めて環境問題として講演会の開催や小・中学生にも講習すること、長野県の出前講座をお願いして、賛否両論について講義をしてもらうこと、ゼロカーボンなど一般的な環境問題は講習できるが、専門的には環境部か林務部か農政部かになることなどを協議して、環境という広い分野での有識者をお願いすることにしました。


 次ぎに、生坂村移住定住・空き家対策の方向性、生坂村空家等対策計画策定、村内空き家の一斉調査などについて説明を受け、空き家の現状を地区担当職員にも聞いて、今月に村内一斉調査(現地調査)をし、7月~8月には所有者を捕捉し、アンケート調査をして、9月に空家等対策推進協議会を開催し、計画案を策定して、10月には生坂村空家等対策計画を策定する計画で進めることになりました。

 193カードポイント制度については、平成30年4月から、村が主催する事業に参加していただいた皆さんにポイントを還元する『193カードポイント』制度がスタートしました。
 各種懇談会や子育て支援、健康づくりなどの事業に参加してポイント(スタンプ)を集め、カードがいっぱい(スタンプ50個)になったら、役場村づくり推進室または、B&G海洋センター・やまなみ荘で特典商品と交換、または、いくさかの郷、かあさん家で500円分の割引券として利用できます。
 今回は、193ポイントカード事業における付与対象事業の拡大について、健康福祉課から、個人の健康づくりの取組を鼓舞する目的で、個人にインセンティブの提供を行うことを推進するために、「参加すること」「継続すること」「成果の評価」に193ポイント事業を活用したいとのことで、具体的な提案をいただき次回の会議で協議することにしました。


▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、出勤途中の生坂ダム湖の風景です。


 その他生坂村では、保育園で園庭開放⑤・お散歩、小学校で運動会児童係会②、やまなみ荘で菖蒲湯開催、上土ふれあい新鮮市、少年少女サッカー教室などが行われました。