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どう言えば良いのでしょうか?(結果と原因の法則)

2008年10月01日 | 心理療法ハッピーライフ
どう言えば良いのでしょうか?(結果と原因の法則)


2008年10月1日(水)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋


この世の中は基本的に、結果良ければ終わり良し、の世界ですから、結果が重要です。

お金だとか名誉、地位などは、結果良ければ終わり良し、ですから中身よりも結果が手に入るかどうかが重要です。

しかし、心の世界は、結果良ければ終わり良し、で考えると心地良さなど半分しか手に入りません。
本当の安心感などは手に入りません。

例えば、結果良ければ終わり良し、が常識ですから、赤面症の人は赤面しなければ良いとまず考えます。
吃音(きつおん、どもりの事)や多汗症、パニック症、うつ病などの人は症状さえ出なくなれば良いとまず考えます。

そして、行うのは、開き直りや気をそらす、言い聞かせる、あきらめる、逃げる、などを多用します。

例えば、開き直りで赤面症が出なくなったとしましょう。

しかし、原因の間違った考え方(誤認知)の『人を気にし過ぎる考え方』は同じですから一生がんばって開き直りを続けなければいけません。

想像してみて下さい。

疲れそうですよね。

疲れる人生ですよね。

しかし、多くの困っていない人達は原因の考え方は人をちょうど良く気にするという考え方ですから全然がんばってはいませんよね。

開き直りを続ける人と比べたらとても楽な人生だと思いますよね。


私は原因の間違った考え方(誤認知)の修正をお勧め致します。


さて、今日の題名の どう言えば良いのでしょうか? ですが、この言葉はクライエントさんの家族がよく言われる言葉です。

本人にどう言えば良いのでしょうか?
本人が学校(会社)を休みたいと言えば休ませたので良いのでしょうか?
本人とどう接すれば良いのでしょうか?

などです。

結果に焦点を当てる医師やカウンセラーでしたら、こういうように言った方が良いとか休ませた方が良いとか色々言うでしょうが、私は原因に焦点を当てるセラピストです。

ですから、
「本人にどう言えば良いのでしょうか?」 
と聞かれたら、
「例えば、信頼関係が出来ている人間にバカと言われても、俺はバカだよ、となるけれども信頼関係の出来ていない人間にバカと言われたら同じ言葉なのに腹が立つでしょう。これと、同じで、本人にどう言えば良いのでしょうか? と考える前に本人を理解する努力をして下さい。本人を理解、共感できれば言葉なんてどうでも良くなりますよ。」
と言います。

お分かり頂けますでしょうか?

このように言い続ける家族は、口では本人を理解しようとがんばっていると言うし、本当にがんばっている気持ちでしょうが、まず、私のブログを読みません。
何故私のブログを読まないのかと聞くと、パソコンが分からないからとか携帯電話でブログの見かたを知らないとか言い訳をしますが結局見る努力をしません。
私のブログを読む価値が低いのです。
セラピーを一緒に受けて頂いても、本人と同じ目線で受けて下さい(クラスメートになったつもりでセラピーを受けて下さい)と言っても父兄参観日の父兄や医師に連れて行っている家族の気持ちのままです。
過去のケースでは、本人の足を引っ張る(セラピーの妨害をする)親もいました。
しかし、この親は正しい事を良かれと思ってしているのです。
理由は、結果と原因の結果に焦点を当てたまま、私の言う事を口先だけで分かったと言うだけで全く受け入れようとしていない、原因の考え方から変わろうとしている本人に、結果良ければという常識を押し付けているのです。



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