対人緊張症(社会不安障害)を自分で治す方法(3)
2008年10月23日(木)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
3回目です。
妄想風船の話が良かったという意見を頂きましたのでもう一度書きますと、
対人緊張症(社会不安障害)の人はイメージ力が強いのですが論理的に考える能力は優れたイメージ力と釣り合うほどには発達していませんから、最初は普通の風船くらいだったのですが妄想が膨らんでアドバルーンのように大きくなって、アドバルーンのように大きくなった妄想風船に右往左往させられている状態を私は対人緊張症(社会不安障害)と思っています。
さて、前々回、前回と対人緊張症(社会不安障害)は病気ではなく論理的に考える能力が弱いのが原因と書きました。
今回は治してもらえるかという事を考えて行きましょう。
論理的に考えたら、論理的に考える能力が低いから対人緊張症(社会不安障害)になって困っているのを治してもらうとしたら、論理的に考える能力を人に高めてもらう、という事ですが、論理的に考える能力を高める事をしてくれる人も薬も道具もないという答えになりますが、多くの対人緊張症(社会不安障害)の人たちは治してもらえる人を探し続けています。
最初に、医師は治してくれるか、考えてみましょう。
医師の中には心理療法をする人も若干いますが本来は薬の専門家です。
日本の医師の制度では(私の知る限り)麻酔科以外は医師という国家資格を持っていれば名乗れます。
出来る出来ないの問題はありますが、精神科や神経科、心療内科の医師が今日から内科や外科、産婦人科や小児科、脳神経外科など自由に名乗れるし自由に(専門技術や専門知識があるかどうかは別にして)診察したり自由に手術をしても良いのです。
という事は医師は基本的に体の専門家で心の専門家ではないのです。
精神科、神経科、心療内科の医師は心の専門家というより脳の専門家でこの薬を投薬すると脳がどのような反応をするという事を知っている薬の専門家なのです。
薬で対人緊張症(社会不安障害)は治してもらえるのか?
対人緊張症(社会不安障害)の原因は何度も書きましたがウイルスや病原菌、生活習慣、老化、薬物などではなく、イメージ力と論理的に考える能力が釣り合っていない事が原因です。
薬で論理的に考える能力を高める事は出来ません。
では、医師が出す薬で効果が出るのは論理的に考える能力を高めるのではなく脳の働きを抑えてイメージ力が膨らまないようにしているのです。
ですからある一定の効果は出るように思えますが治る事はありません。
寛解(かんかい)という医療用語を知っていますか?
寛解とは完治の事ではありません。
寛解とは治った状態と同じような状態という意味ですが完治ではないのです。
薬で脳の働きを抑制する事で対人緊張症(社会不安障害)が治っているように思える状況が最高到達点なのです。
再度書きますが薬で論理的に考える能力を向上させる事は出来ませんから目的は寛解なのです。
結論は対人緊張症(社会不安障害)を医師は治った状態と近い状態 寛解 に薬でイメージ力を抑制する事によって、出来たとしても寛解が最高到達点。
治せないという事です。
医師も色々な人がいます。
特に心療内科のクリニックは患者がとても多い為に1時間待って2、3分~5分くらいの診察時間という所が多いと聞きます。
「どうですか?」「調子が良くない」「分かりました。お薬の量を増やしておきましょう。」「では、来週。」
極端に言うとこんな感じです。
心の問題で行っているのですから物理的な問題はあってももっと患者の言葉を聞く必要が内科や外科などと比べても数段必要なのですがほとんど出来ていないようです。
しかし、中には短い時間の中でも良く話を聞かれて会話をされて、
「あなたの病気は薬では治らないのですよ。あなたが考え方を変えなければいけないのですよ。」
というような内容を医師に言われたというクライエントさんが複数います。
薬を増やして下さいと言っても簡単に増やしてくれないで、このように考えたらどうでしょうか?と言われたというクライエントさんもいます。
そして、その言葉がきっかけで私のブログやホームページを読み心理療法ハッピーライフに来ましたという方が何人かいます。
最後に、私は医師を悪く言っているのでは決してありません。
論理的に考える能力が低いのが原因といえども日常生活がうまく行かないというほど妄想風船に引っ張られて右往左往しているわけですから薬を飲んで落ち着いて頂く必要があります。
例えば、頭が痛い時、私も含めてバファリンのような鎮痛剤を飲みますよね。
鎮痛剤という事ですから頭痛を抑えているのではなく頭痛を感じなくさせているだけだという事を知っています。
しかし、頭痛を治してくれていないと知っていても頭痛があったのでは日常生活に支障が出ます。
鎮痛剤を飲んで頭痛を抑えている間に頭痛の原因を治しているように思われて下さい。
医師の投薬治療と心理療法は両輪の車のようなもので方輪だけではうまく走りません。
心理療法ハッピーライフでは、ケースバイケースですが、基本的に医師に通って頂きながら論理的に考える能力を向上させるセラピーを受けて頂いています。
次回は医師以外で対人緊張症(社会不安障害)を治してくれる人はいるか? を考えて行こうと思います。
心理療法ハッピーライフのセラピーに興味が有る方は、郵便番号、住所、氏名、電話番号を書いて a@happylife.jp に無料資料請求と題名を書いて無料資料を請求して下さい。
ヤマト運輸メール便にて約50枚ほどの資料をお送り致します。
心理療法ハッピーライフ公式ホームページhttp://www.happylife.jp
心理療法ハッピーライフは1998年開業ですから11年目になります。
2008年10月23日(木)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
3回目です。
妄想風船の話が良かったという意見を頂きましたのでもう一度書きますと、
対人緊張症(社会不安障害)の人はイメージ力が強いのですが論理的に考える能力は優れたイメージ力と釣り合うほどには発達していませんから、最初は普通の風船くらいだったのですが妄想が膨らんでアドバルーンのように大きくなって、アドバルーンのように大きくなった妄想風船に右往左往させられている状態を私は対人緊張症(社会不安障害)と思っています。
さて、前々回、前回と対人緊張症(社会不安障害)は病気ではなく論理的に考える能力が弱いのが原因と書きました。
今回は治してもらえるかという事を考えて行きましょう。
論理的に考えたら、論理的に考える能力が低いから対人緊張症(社会不安障害)になって困っているのを治してもらうとしたら、論理的に考える能力を人に高めてもらう、という事ですが、論理的に考える能力を高める事をしてくれる人も薬も道具もないという答えになりますが、多くの対人緊張症(社会不安障害)の人たちは治してもらえる人を探し続けています。
最初に、医師は治してくれるか、考えてみましょう。
医師の中には心理療法をする人も若干いますが本来は薬の専門家です。
日本の医師の制度では(私の知る限り)麻酔科以外は医師という国家資格を持っていれば名乗れます。
出来る出来ないの問題はありますが、精神科や神経科、心療内科の医師が今日から内科や外科、産婦人科や小児科、脳神経外科など自由に名乗れるし自由に(専門技術や専門知識があるかどうかは別にして)診察したり自由に手術をしても良いのです。
という事は医師は基本的に体の専門家で心の専門家ではないのです。
精神科、神経科、心療内科の医師は心の専門家というより脳の専門家でこの薬を投薬すると脳がどのような反応をするという事を知っている薬の専門家なのです。
薬で対人緊張症(社会不安障害)は治してもらえるのか?
対人緊張症(社会不安障害)の原因は何度も書きましたがウイルスや病原菌、生活習慣、老化、薬物などではなく、イメージ力と論理的に考える能力が釣り合っていない事が原因です。
薬で論理的に考える能力を高める事は出来ません。
では、医師が出す薬で効果が出るのは論理的に考える能力を高めるのではなく脳の働きを抑えてイメージ力が膨らまないようにしているのです。
ですからある一定の効果は出るように思えますが治る事はありません。
寛解(かんかい)という医療用語を知っていますか?
寛解とは完治の事ではありません。
寛解とは治った状態と同じような状態という意味ですが完治ではないのです。
薬で脳の働きを抑制する事で対人緊張症(社会不安障害)が治っているように思える状況が最高到達点なのです。
再度書きますが薬で論理的に考える能力を向上させる事は出来ませんから目的は寛解なのです。
結論は対人緊張症(社会不安障害)を医師は治った状態と近い状態 寛解 に薬でイメージ力を抑制する事によって、出来たとしても寛解が最高到達点。
治せないという事です。
医師も色々な人がいます。
特に心療内科のクリニックは患者がとても多い為に1時間待って2、3分~5分くらいの診察時間という所が多いと聞きます。
「どうですか?」「調子が良くない」「分かりました。お薬の量を増やしておきましょう。」「では、来週。」
極端に言うとこんな感じです。
心の問題で行っているのですから物理的な問題はあってももっと患者の言葉を聞く必要が内科や外科などと比べても数段必要なのですがほとんど出来ていないようです。
しかし、中には短い時間の中でも良く話を聞かれて会話をされて、
「あなたの病気は薬では治らないのですよ。あなたが考え方を変えなければいけないのですよ。」
というような内容を医師に言われたというクライエントさんが複数います。
薬を増やして下さいと言っても簡単に増やしてくれないで、このように考えたらどうでしょうか?と言われたというクライエントさんもいます。
そして、その言葉がきっかけで私のブログやホームページを読み心理療法ハッピーライフに来ましたという方が何人かいます。
最後に、私は医師を悪く言っているのでは決してありません。
論理的に考える能力が低いのが原因といえども日常生活がうまく行かないというほど妄想風船に引っ張られて右往左往しているわけですから薬を飲んで落ち着いて頂く必要があります。
例えば、頭が痛い時、私も含めてバファリンのような鎮痛剤を飲みますよね。
鎮痛剤という事ですから頭痛を抑えているのではなく頭痛を感じなくさせているだけだという事を知っています。
しかし、頭痛を治してくれていないと知っていても頭痛があったのでは日常生活に支障が出ます。
鎮痛剤を飲んで頭痛を抑えている間に頭痛の原因を治しているように思われて下さい。
医師の投薬治療と心理療法は両輪の車のようなもので方輪だけではうまく走りません。
心理療法ハッピーライフでは、ケースバイケースですが、基本的に医師に通って頂きながら論理的に考える能力を向上させるセラピーを受けて頂いています。
次回は医師以外で対人緊張症(社会不安障害)を治してくれる人はいるか? を考えて行こうと思います。
心理療法ハッピーライフのセラピーに興味が有る方は、郵便番号、住所、氏名、電話番号を書いて a@happylife.jp に無料資料請求と題名を書いて無料資料を請求して下さい。
ヤマト運輸メール便にて約50枚ほどの資料をお送り致します。
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心理療法ハッピーライフは1998年開業ですから11年目になります。