対人緊張症(社会不安障害)を自分で治す方法(4)
2008年10月25日(土)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
対人緊張症(社会不安障害)の4回目です。
前回の内容は対人緊張症(社会不安障害)を医師は治してくれるか? という内容でした。
私は、対人緊張症(社会不安障害)の原因はイメージ力と論理的に考える能力が釣り合っていない事が原因で、医師は薬でイメージ力を抑える事で釣り合いを取ろうとしている。
薬で論理的に考える能力を向上させる事は出来ないから、医師は対人緊張症(社会不安障害)を治せないと書きました。
読まれている人の中には、症状が出なくなったのだからそれも治ったになるのではないかと思われている人も多くいると思います。
突然ですが、
10/14放映 NHK「仕事の流儀 プロフェッショナル」に、落語家、柳家小三治さんが出演されました。
(先に書きますが、私は落語が大好きで小三治師匠は現役の落語家さんの中では米朝師匠の次ではないかと思っています。ですから、小三治師匠のリュウマチが完治する事を心から願っております。)
その番組内で小三治師匠は重度のリュウマチでリュウマチの症状を抑えるために免疫を薬で抑えている事を知りました。
ですから、免疫を抑えていますから風邪をひくだけでも命の危機になるとナレーターの方が言われていました。
対人緊張症(社会不安障害)は命の危機にはなりませんが薬でイメージ力を抑えて論理的に考える能力と釣り合わせている状態と小三治師匠の治療は同じように思われませんか?
今日は、治る、という事を考えながら治してくれる人はいるのかを考えて行きましょう。
対人緊張症(社会不安障害)の人たちは症状に焦点を置きます。
極端に言うと症状さえなくなれば全てうまく行くと思われている人は結構います。
(医学用語では疾病利得的傾向と言います。)
しかし、症状さえなくなればうまく行くのでしょうか?
対人緊張症(社会不安障害)になった原因をきっかけが原因だと思い込んでいる人たちも多いです。
例えば、会社の朝礼で社訓がうまく言えなくて上司に怒られた事が吃音(きつおん)の原因だと言うのです。
ですから、朝礼で社訓がうまく言えたら吃音にはなっていなかった。
だから、うまくしゃべる為に話し方教室に通っているなどの例があります。
しかし、社訓がうまく言えなくて上司に怒られたのは本当の原因ではなく、論理的に考える能力が強ければ人の事を必要以上に気にする事はないという思考が出来ていると思います。
人の事を必要以上に気にする事はないという思考が出来ていると社訓はまずちゃんと言えるはずです。
言えなくて上司に怒られたとしてもそんなに気にしていないはずです。
対人緊張症(社会不安障害)の人たちの多くは、お腹を出して寝ていたから風邪をひいたとしたら、風邪をひいたのはお腹を出して寝ていたのが原因だと思っているようなものです。
風邪をひいたのは当然ですが風邪のウイルスに感染したのが原因でお腹を出して寝たのはきっかけ、要因でしかないのです。
結論を具体的に言うと、対人緊張症(社会不安障害)を治してくれる人は誰もいないのです。
強制的に症状を抑える事が出来る可能性があるのは唯一医師だけで、他の人たちは症状さえも抑える事は出来ないのです。
上記の話し方教室の先生は治す人ではなく教える人でこの先生の教えを受け取れば上手に話すテクニックが身に付くという事で、論理的に考える能力を向上させてくれる人ではありません。
全ての心理療法も同じなのです。
あなたを治せる心理療法やセラピスト、カウンセラーは世界に一つも一人もいないのです。
心理療法は大きく分けて二つに分かれます。
1つ目は症状を、開き直り、気をそらす、あきらめる、などで症状が出なくなれば良いという心理療法。
2つ目は原因の論理的に考える能力の向上を促して治ってもらう心理療法です。
(主に森田療法と認知行動療法です。)
1つ目の心理療法も2つ目の心理療法もお分かりだと思いますが、治すのではなく、セラピストやカウンセラーの誘導の仕方は違っても対人緊張症(社会不安障害)のクライエントさんが、本当にその通りだ、と受け入れる事で考え方をクライエントさん自身が変える事で結果を出すのです。
余談ですが、私は約15年セラピストをしていますから、
「治してくれると言うから高いお金を払ったのに治してくれなかった。騙された。」
という話はとてもたくさん聞いています。
この中には心理療法以外に宗教もあります。
治してあげるという所ははっきり言いますが偽者だと思って下さい。
何度も書きましたが、対人緊張症(社会不安障害)は心臓病や肝臓病、風邪のような普通の病気ではなく、あなたの論理的に考える能力がイメージ力と比べると低いという事が原因なのですから誰もあなたの論理的に考える能力を向上させる特別な力を持っていないのです。
例えると、勉強が出来るように教えてくれる人はいても勉強を出来るようにしてくれる人がいないのと同じ理屈です。
特に催眠療法の悪い話を多く聞きます。
「催眠術に掛けてあなたを治してあげる」
と甘い言葉で高額な金額を取るのです。
治してあげるという所はやめた方が良いです。
最後に、私の所、心理療法ハッピーライフも治せないのです。
私の所は認知行動療法ですから論理的に考える能力の向上のお手伝いをしますが、
勉強が出来るように教えてくれる人はいても勉強を出来るようにしてくれる人がいないのと同じで私は対人緊張症(社会不安障害)のクライエントさんを治せません。
私の言う事を学校の先生のように聞いて自分の考え方を修正して頂ければ、論理的に考える能力が向上しますから、豊かなイメージ力と釣り合いが取れるようになり、結果的に対人緊張症(社会不安障害)は治ります。
お分かり頂けましたでしょうか?
だれもあなたを治せないのです。
次回は論理的に考える能力向上のお話に入ります。
心理療法ハッピーライフのセラピーに興味が有る方は、郵便番号、住所、氏名、電話番号を書いて a@happylife.jp に無料資料請求と題名を書いて無料資料を請求して下さい。
ヤマト運輸メール便にて約50枚ほどの資料をお送り致します。
心理療法ハッピーライフ公式ホームページhttp://www.happylife.jp
心理療法ハッピーライフは1998年開業ですから11年目になります。
2008年10月25日(土)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
対人緊張症(社会不安障害)の4回目です。
前回の内容は対人緊張症(社会不安障害)を医師は治してくれるか? という内容でした。
私は、対人緊張症(社会不安障害)の原因はイメージ力と論理的に考える能力が釣り合っていない事が原因で、医師は薬でイメージ力を抑える事で釣り合いを取ろうとしている。
薬で論理的に考える能力を向上させる事は出来ないから、医師は対人緊張症(社会不安障害)を治せないと書きました。
読まれている人の中には、症状が出なくなったのだからそれも治ったになるのではないかと思われている人も多くいると思います。
突然ですが、
10/14放映 NHK「仕事の流儀 プロフェッショナル」に、落語家、柳家小三治さんが出演されました。
(先に書きますが、私は落語が大好きで小三治師匠は現役の落語家さんの中では米朝師匠の次ではないかと思っています。ですから、小三治師匠のリュウマチが完治する事を心から願っております。)
その番組内で小三治師匠は重度のリュウマチでリュウマチの症状を抑えるために免疫を薬で抑えている事を知りました。
ですから、免疫を抑えていますから風邪をひくだけでも命の危機になるとナレーターの方が言われていました。
対人緊張症(社会不安障害)は命の危機にはなりませんが薬でイメージ力を抑えて論理的に考える能力と釣り合わせている状態と小三治師匠の治療は同じように思われませんか?
今日は、治る、という事を考えながら治してくれる人はいるのかを考えて行きましょう。
対人緊張症(社会不安障害)の人たちは症状に焦点を置きます。
極端に言うと症状さえなくなれば全てうまく行くと思われている人は結構います。
(医学用語では疾病利得的傾向と言います。)
しかし、症状さえなくなればうまく行くのでしょうか?
対人緊張症(社会不安障害)になった原因をきっかけが原因だと思い込んでいる人たちも多いです。
例えば、会社の朝礼で社訓がうまく言えなくて上司に怒られた事が吃音(きつおん)の原因だと言うのです。
ですから、朝礼で社訓がうまく言えたら吃音にはなっていなかった。
だから、うまくしゃべる為に話し方教室に通っているなどの例があります。
しかし、社訓がうまく言えなくて上司に怒られたのは本当の原因ではなく、論理的に考える能力が強ければ人の事を必要以上に気にする事はないという思考が出来ていると思います。
人の事を必要以上に気にする事はないという思考が出来ていると社訓はまずちゃんと言えるはずです。
言えなくて上司に怒られたとしてもそんなに気にしていないはずです。
対人緊張症(社会不安障害)の人たちの多くは、お腹を出して寝ていたから風邪をひいたとしたら、風邪をひいたのはお腹を出して寝ていたのが原因だと思っているようなものです。
風邪をひいたのは当然ですが風邪のウイルスに感染したのが原因でお腹を出して寝たのはきっかけ、要因でしかないのです。
結論を具体的に言うと、対人緊張症(社会不安障害)を治してくれる人は誰もいないのです。
強制的に症状を抑える事が出来る可能性があるのは唯一医師だけで、他の人たちは症状さえも抑える事は出来ないのです。
上記の話し方教室の先生は治す人ではなく教える人でこの先生の教えを受け取れば上手に話すテクニックが身に付くという事で、論理的に考える能力を向上させてくれる人ではありません。
全ての心理療法も同じなのです。
あなたを治せる心理療法やセラピスト、カウンセラーは世界に一つも一人もいないのです。
心理療法は大きく分けて二つに分かれます。
1つ目は症状を、開き直り、気をそらす、あきらめる、などで症状が出なくなれば良いという心理療法。
2つ目は原因の論理的に考える能力の向上を促して治ってもらう心理療法です。
(主に森田療法と認知行動療法です。)
1つ目の心理療法も2つ目の心理療法もお分かりだと思いますが、治すのではなく、セラピストやカウンセラーの誘導の仕方は違っても対人緊張症(社会不安障害)のクライエントさんが、本当にその通りだ、と受け入れる事で考え方をクライエントさん自身が変える事で結果を出すのです。
余談ですが、私は約15年セラピストをしていますから、
「治してくれると言うから高いお金を払ったのに治してくれなかった。騙された。」
という話はとてもたくさん聞いています。
この中には心理療法以外に宗教もあります。
治してあげるという所ははっきり言いますが偽者だと思って下さい。
何度も書きましたが、対人緊張症(社会不安障害)は心臓病や肝臓病、風邪のような普通の病気ではなく、あなたの論理的に考える能力がイメージ力と比べると低いという事が原因なのですから誰もあなたの論理的に考える能力を向上させる特別な力を持っていないのです。
例えると、勉強が出来るように教えてくれる人はいても勉強を出来るようにしてくれる人がいないのと同じ理屈です。
特に催眠療法の悪い話を多く聞きます。
「催眠術に掛けてあなたを治してあげる」
と甘い言葉で高額な金額を取るのです。
治してあげるという所はやめた方が良いです。
最後に、私の所、心理療法ハッピーライフも治せないのです。
私の所は認知行動療法ですから論理的に考える能力の向上のお手伝いをしますが、
勉強が出来るように教えてくれる人はいても勉強を出来るようにしてくれる人がいないのと同じで私は対人緊張症(社会不安障害)のクライエントさんを治せません。
私の言う事を学校の先生のように聞いて自分の考え方を修正して頂ければ、論理的に考える能力が向上しますから、豊かなイメージ力と釣り合いが取れるようになり、結果的に対人緊張症(社会不安障害)は治ります。
お分かり頂けましたでしょうか?
だれもあなたを治せないのです。
次回は論理的に考える能力向上のお話に入ります。
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心理療法ハッピーライフは1998年開業ですから11年目になります。