『NHKスペシャル うつ病治療最前線』の認知行動療法に関して
2009年2月22日(日)放送
2009年3月1日(日)
心理療法(認知行動療法)ハッピーライフ、矢野裕洋
今日は先日放送されました『NHKスペシャル うつ病治療最前線』の中の短い時間でしたがイギリスの『認知行動療法のセラピー場面』が出ていました。
今日はリクエストもありましたので、この番組内の『認知行動療法のセラピー場面』を解説しようと思います。
『NHKスペシャル うつ病治療最前線』をご覧になられた方は多いと思います。
まずは、どんなセラピー内容だったか思い出して下さい。
私の記憶ですが、
認知行動療法の女性セラピストとうつ病の男性クライエントです。
この男性クライエントは離婚か別居をしているために娘と暮らしていない。
その代わりに定期的に娘に会っている。
クライエントは次の娘との面会が出来ないのではないかと悲観しています。
しかし、セラピストは今まで一度も娘との面会が出来なかった事はない事を聞き出します。
今まで一度も面会が出来なかった事がなかったのに次の面会が出来ないのではと悲観的に不安がるのは特別な事情でもない限り考え方がおかしいのではと指摘をします。
そして、クライエントが今まで問題なく娘と面会できたのだから次回も大丈夫だろうと考える方が妥当で今までは上手く行ったけれども次回は駄目だろうと悲観的に未来予測をする思考パターンがおかしいと気づき、受け入れてくれればうつ病が改善します。
念の為に書きますが、楽しいから笑う、悲しいから泣く、と同じく、うつは悲観的な思考をする事で出て来る感情です。
うつと悲観的な思考はセットになっています。
楽観的な思考パターンはうつを連れて来ません。
うつがあるからうつ病ではなく悲観的な思考パターンがとても大きく係わっているのです。
話を戻しますが、このうつ病の男性クライエントはセラピストの助力で
『娘に会えないと悲観的に考える事はおかしい。多分、次の面会日も娘に会える。』
という考え方に変われば一時的には楽になる可能性が高いです。
しかし、娘との面会の事だけで、悲観的に考える思考パターン自体を修正しなければ、もぐら叩きゲームのように次の不安、次の不安とエンドレスに続きます。
場合によっては娘との面会の不安がぶり返す事もあります。
しかし、クライエントさんは往々に目先の問題解決に焦点を当てます。
目先の問題解決はセラピーの前半で本当にケアしなければいけない事は『思考パターン』のチェンジ、変更をしなければいつまで経っても解決しないのです。
問題が発生したらセラピストに助けてもらおうでは駄目なのです。
『思考パターン』のチェンジ、変更までして初めてうつ病で困らなくなる状態になります。
(思考パターンが元に戻らないようにするケアが半年から一年は必要です。)
心理療法ハッピーライフでの上記の『娘に会えないかも知れない』という過去の裏打ちの無い未来予測を修正する所は、7つの洞察力の「過去、現在、未来」時間軸を使って2つのチェックをする所の1つです。
(このブログは心理療法ハッピーライフに通われているクライエントさんの副読本という位置付けでも書いていますから上記は一般の人は分からないと思いますが通われているクライエントさんは分かりますよね。)
本日の結論です。
『NHKスペシャル うつ病治療最前線』をご覧になって光明を見たと感じた人は多いと思います。
その通りです。
悲観的な思考パターンを楽観的な思考パターンに変える事でうつ病は治ります。
しかし、セラピストに治してもらうのではなく、セラピストと一緒に自分の間違った思考パターンに気づき、間違った思考パターンを一緒に修正しに行かなければいけません。
治してもらうのではなく、セラピストと一緒にですが、自分で自分の思考パターン(考え方、認知の方法、人生哲学などと私は言い換えています)を『チェンジ』変えに行かなければいけないのです。
ですから、私の所で効果の出ない人は、どんなにお話をしても『治してもらうもの』という考え方を変えない人です。
例えば、上記のイギリスのセラピーのようにマイナス思考を論理的におかしいとどのように指摘しても「怖いものは怖いの」「嫌なものは嫌」という感じで頑として自分の思考パターンを変えようとしない人たちです。
この人たちの多くは「自分は病気だから治してもらうもので自分は全く悪くない」というような考え方を持っています。
悪いわけではありませんが、間違った思考パターンを変えて頂かなければ何も変わりません。
私は医学知識が広まり過ぎた弊害(知識の偏り)と考えています。
結論は、今の自分の思考パターンを変えなければあなたの悩みはずっと続くのです。
逆に修正しなければいけない思考パターンを変えればびっくりするほどすぐに楽になれるのです。
うつ病の人には余談ですが、対人緊張症の人の思考パターンは『人に変に思われたら怖い』『人に怒られたら怖い』など『人と自分の心の中の関係が大人と子供の関係、対等ではない』が絶対に変えなければいけない思考パターンです。
対人緊張症で通われている人、分かりますよね(笑)。
ご意見、ご感想を
a@happylife.jp
にお気軽にお願い致します。
私は世の中の精神疾患に関しての「社会意識」を修正して行きたいと思っています。
明日は新しい内容で書く予定です。
「無料資料」の請求方法
心理療法ハッピーライフの認知行動療法のセラピーに興味が有る方は、郵便番号、住所、氏名、電話番号を書いて
a@happylife.jp
に無料資料請求と題名を書いて無料資料を請求して下さい。
心理療法という言葉が気になるという人が或る程度いらっしゃいますので個人名(矢野裕洋)でお送り致します。
電話番号はまれにある配達先不明の場合に必要ですからお伺いしております。
こちらから配達先不明の場合以外にお電話をする事はありません。
ヤマト運輸メール便にて約50枚ほどの資料を無料でお送り致します。
心理療法ハッピーライフ公式ホームページhttp://www.happylife.jp
心理療法ハッピーライフは1998年開業ですから12年目になります。
2009年2月22日(日)放送
2009年3月1日(日)
心理療法(認知行動療法)ハッピーライフ、矢野裕洋
今日は先日放送されました『NHKスペシャル うつ病治療最前線』の中の短い時間でしたがイギリスの『認知行動療法のセラピー場面』が出ていました。
今日はリクエストもありましたので、この番組内の『認知行動療法のセラピー場面』を解説しようと思います。
『NHKスペシャル うつ病治療最前線』をご覧になられた方は多いと思います。
まずは、どんなセラピー内容だったか思い出して下さい。
私の記憶ですが、
認知行動療法の女性セラピストとうつ病の男性クライエントです。
この男性クライエントは離婚か別居をしているために娘と暮らしていない。
その代わりに定期的に娘に会っている。
クライエントは次の娘との面会が出来ないのではないかと悲観しています。
しかし、セラピストは今まで一度も娘との面会が出来なかった事はない事を聞き出します。
今まで一度も面会が出来なかった事がなかったのに次の面会が出来ないのではと悲観的に不安がるのは特別な事情でもない限り考え方がおかしいのではと指摘をします。
そして、クライエントが今まで問題なく娘と面会できたのだから次回も大丈夫だろうと考える方が妥当で今までは上手く行ったけれども次回は駄目だろうと悲観的に未来予測をする思考パターンがおかしいと気づき、受け入れてくれればうつ病が改善します。
念の為に書きますが、楽しいから笑う、悲しいから泣く、と同じく、うつは悲観的な思考をする事で出て来る感情です。
うつと悲観的な思考はセットになっています。
楽観的な思考パターンはうつを連れて来ません。
うつがあるからうつ病ではなく悲観的な思考パターンがとても大きく係わっているのです。
話を戻しますが、このうつ病の男性クライエントはセラピストの助力で
『娘に会えないと悲観的に考える事はおかしい。多分、次の面会日も娘に会える。』
という考え方に変われば一時的には楽になる可能性が高いです。
しかし、娘との面会の事だけで、悲観的に考える思考パターン自体を修正しなければ、もぐら叩きゲームのように次の不安、次の不安とエンドレスに続きます。
場合によっては娘との面会の不安がぶり返す事もあります。
しかし、クライエントさんは往々に目先の問題解決に焦点を当てます。
目先の問題解決はセラピーの前半で本当にケアしなければいけない事は『思考パターン』のチェンジ、変更をしなければいつまで経っても解決しないのです。
問題が発生したらセラピストに助けてもらおうでは駄目なのです。
『思考パターン』のチェンジ、変更までして初めてうつ病で困らなくなる状態になります。
(思考パターンが元に戻らないようにするケアが半年から一年は必要です。)
心理療法ハッピーライフでの上記の『娘に会えないかも知れない』という過去の裏打ちの無い未来予測を修正する所は、7つの洞察力の「過去、現在、未来」時間軸を使って2つのチェックをする所の1つです。
(このブログは心理療法ハッピーライフに通われているクライエントさんの副読本という位置付けでも書いていますから上記は一般の人は分からないと思いますが通われているクライエントさんは分かりますよね。)
本日の結論です。
『NHKスペシャル うつ病治療最前線』をご覧になって光明を見たと感じた人は多いと思います。
その通りです。
悲観的な思考パターンを楽観的な思考パターンに変える事でうつ病は治ります。
しかし、セラピストに治してもらうのではなく、セラピストと一緒に自分の間違った思考パターンに気づき、間違った思考パターンを一緒に修正しに行かなければいけません。
治してもらうのではなく、セラピストと一緒にですが、自分で自分の思考パターン(考え方、認知の方法、人生哲学などと私は言い換えています)を『チェンジ』変えに行かなければいけないのです。
ですから、私の所で効果の出ない人は、どんなにお話をしても『治してもらうもの』という考え方を変えない人です。
例えば、上記のイギリスのセラピーのようにマイナス思考を論理的におかしいとどのように指摘しても「怖いものは怖いの」「嫌なものは嫌」という感じで頑として自分の思考パターンを変えようとしない人たちです。
この人たちの多くは「自分は病気だから治してもらうもので自分は全く悪くない」というような考え方を持っています。
悪いわけではありませんが、間違った思考パターンを変えて頂かなければ何も変わりません。
私は医学知識が広まり過ぎた弊害(知識の偏り)と考えています。
結論は、今の自分の思考パターンを変えなければあなたの悩みはずっと続くのです。
逆に修正しなければいけない思考パターンを変えればびっくりするほどすぐに楽になれるのです。
うつ病の人には余談ですが、対人緊張症の人の思考パターンは『人に変に思われたら怖い』『人に怒られたら怖い』など『人と自分の心の中の関係が大人と子供の関係、対等ではない』が絶対に変えなければいけない思考パターンです。
対人緊張症で通われている人、分かりますよね(笑)。
ご意見、ご感想を
a@happylife.jp
にお気軽にお願い致します。
私は世の中の精神疾患に関しての「社会意識」を修正して行きたいと思っています。
明日は新しい内容で書く予定です。
「無料資料」の請求方法
心理療法ハッピーライフの認知行動療法のセラピーに興味が有る方は、郵便番号、住所、氏名、電話番号を書いて
a@happylife.jp
に無料資料請求と題名を書いて無料資料を請求して下さい。
心理療法という言葉が気になるという人が或る程度いらっしゃいますので個人名(矢野裕洋)でお送り致します。
電話番号はまれにある配達先不明の場合に必要ですからお伺いしております。
こちらから配達先不明の場合以外にお電話をする事はありません。
ヤマト運輸メール便にて約50枚ほどの資料を無料でお送り致します。
心理療法ハッピーライフ公式ホームページhttp://www.happylife.jp
心理療法ハッピーライフは1998年開業ですから12年目になります。