うつ病(特にうつ病患者のご家族に読んで頂きたい)
2009年3月4日(水)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
うつ病は気分障害とも言われます。
しかし、ただ単に気分が滅入っているだけではなく、身体的な症状も出ています。
このブログを読まれている貴方が、うつ病を体験した事がない人でしたら、失恋した時や入試に失敗した事などを思い出して下さい。
気分がとても落ち込んでいるだけではなく、食欲がない、新聞や雑誌などを読む気力がない、眠れない、テレビを見ても全く面白くない、などを経験した事があるはずです。
うつ病患者はこのような状態がずっと続いているような感じです。
その時、自分のこの嫌な気持ちをなくそうと運動をしたり気をそらそうと(失恋の事や入試に失敗した事を考えないように)したり、違う角度からの考え方をしてみようとしたり(異性は山ほどいるとか志望大学に入れなくても人生の挽回は十分出来るなど)したでしょう。
でも、中々うまく自分の気持ちをコントロール出来なかったと思います。
しかし、必要な時間が経過すると、自然に元の状態に戻れていたはずです。
この必要な時間の中で失恋の葛藤や入試の失敗の葛藤を心を整理して、あきらめたり代償的な行為や違う目標を持ったりして何らかの形で自分の心を納得させて来たはずです。
うつ病患者はこの自分の心を納得させる事がうまく出来ないのです。
貴方はこの失恋や入試の失敗の葛藤の最中に
「気の持ちようだよ」
と誰かに言われても、反発する事はあっても
「その通りだ」
とは全く納得出来ないでしょう。
医師が言うように、うつ病患者に「気の持ちようだ」と言うのは、自分自身のトラブルの時は受け入れられなかったのですから、まず受け入れてくれません。
逆に滅入ってしまう可能性が高いですから、決して言ってはいけません。
うつ病は過度なストレスが原因と言われています。
その通りです。
そしてストレスの受け方には、大きな個人差があります。
(新入社員のA君B君の話 http://blog.goo.ne.jp/yasuhiro_1959/d/20081011)
の例の通り、A君とB君が新入社員として一緒に会社に入り、一緒に仕事をして、一緒に失敗をして、一緒に部長に怒られたとしましょう。
環境は同じなのに思考パターン(考え方、認知の方法、人生哲学)が違うと二人の怒られた後の結果が全く違って来ます。
A君は胃が痛くなり、予期不安が強く出て再び部長に怒られるのが怖い、と感じ会社に行く事が憂鬱になっても
B君は部長に怒られる事は嫌だけれども怒られる事も給料の一部と考えてそんなに苦にしなかったりします。
同じストレスでも受ける側の感受性(思考パターン、考え方、認知の方法、人生哲学)によって感じるストレスの差が大きく違うのです。
これをストレス耐性と言います。
さて、話は戻りますが、最初に失恋した時や入試に失敗した事などを思い出して下さいと書きましたが、貴方が或る程度の人生勉強をして来た人でしたら、今同じ経験をしても以前ほど落ち込まない、という感覚や自信が有るはずです。
人間は経験(学習)でストレス耐性を上げる事が出来るのです。
そして、ストレス耐性、言い換えれば人生勉強が良く出来る人はうつ病患者を見て、
自分だったらストレス耐性が高いから、
気の持ちようで大分改善できるという感覚が有るから
「気の持ちようだよ」
と言いたくなるのです(対人恐怖症や神経症などに対しても同様です)。
しかし、ストレス耐性が個人個人で違いますから、貴方でしたら気の持ちようで乗り切れますが、うつ病患者は貴方ほどストレス耐性が高くないですから、気の持ちようでは乗り切れないのです。
また、貴方ほどストレス耐性が高ければうつ病になっていません。
医師はうつ病患者に何ヶ月も休みなさいと言います。
休む事はとても必要な事です。
そして、休んでいる間に、上記のように、与えられた時間の中で葛藤を心の整理をして、あきらめたり代償的な行為や違う目標を持ったりして何らかの形で自分の心を納得させる事が出来た人は、ストレス耐性を上げられた人ですから良いのですが
多くのうつ病患者は人生勉強の基本が出来ていないので休んでいる期間で、ストレス耐性を上げられずに、葛藤から気をそらす事などで寛解しているのです。
ですから多くのうつ病患者の症例では同じストレスで再発をしてしまいます。
よく
「あの人はあんなにしっかりしていたのにうつ病になった」
という話を聞きます。
外見はしっかりして見えたけれども、ストレス耐性は低かった、もしくはストレス耐性の他のストレスへの応用が効かなかったという事です。
心理療法ハッピーライフはこのストレス耐性を上げるお手伝いをしています。
多くの困っていない人たちの認知の仕方を見習う事でストレス耐性を上げているのです。
ですから、困っていない人から見たら、
「心理療法なんて気の持ちようですよね」
となるのですが、そう見えても実際はそうではないのです。
具体的には多方面から自分や自分の環境、事柄などを洞察する力。
他人と自分の正しい心の中での人間関係作り。
不安の処理の仕方。
などが基本です。
うつ病ではない貴方は自然に身に付けられた人生勉強の事柄が、うつ病患者は自然には身に付けられていないのです。
また、現代社会は昔よりとても高いストレス耐性が必要です。
ですから勤労者の7割~8割くらいの人がストレスを強く感じているのです。
うつ病患者のご家族の人に、
うつ病という事が多少なりともお分かり頂けましたでしょうか?
まずはうつ病患者を理解する事です。
そして、医師の投薬治療と平行してストレス耐性の向上が必要なのです。
心理療法ハッピーライフでしっかりとお手伝いを致します。
お問い合わせ、ご意見、ご感想を
a@happylife.jp
にお気軽にお願い致します。
私は世の中の精神疾患に関しての「社会意識」を修正して行きたいと思っています。
明日は新しい内容で書く予定です。
「無料資料」の請求方法
心理療法ハッピーライフの認知行動療法のセラピーに興味が有る方は、郵便番号、住所、氏名、電話番号を書いて
a@happylife.jp
に無料資料請求と題名を書いて無料資料を請求して下さい。
心理療法という言葉が気になるという人が或る程度いらっしゃいますので個人名(矢野裕洋)でお送り致します。
電話番号はまれにある配達先不明の場合に必要ですからお伺いしております。
こちらから配達先不明の場合以外にお電話をする事はありません。
ヤマト運輸メール便にて約50枚ほどの資料を無料でお送り致します。
心理療法ハッピーライフ公式ホームページhttp://www.happylife.jp
心理療法ハッピーライフは1998年開業ですから12年目になります。
2009年3月4日(水)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
うつ病は気分障害とも言われます。
しかし、ただ単に気分が滅入っているだけではなく、身体的な症状も出ています。
このブログを読まれている貴方が、うつ病を体験した事がない人でしたら、失恋した時や入試に失敗した事などを思い出して下さい。
気分がとても落ち込んでいるだけではなく、食欲がない、新聞や雑誌などを読む気力がない、眠れない、テレビを見ても全く面白くない、などを経験した事があるはずです。
うつ病患者はこのような状態がずっと続いているような感じです。
その時、自分のこの嫌な気持ちをなくそうと運動をしたり気をそらそうと(失恋の事や入試に失敗した事を考えないように)したり、違う角度からの考え方をしてみようとしたり(異性は山ほどいるとか志望大学に入れなくても人生の挽回は十分出来るなど)したでしょう。
でも、中々うまく自分の気持ちをコントロール出来なかったと思います。
しかし、必要な時間が経過すると、自然に元の状態に戻れていたはずです。
この必要な時間の中で失恋の葛藤や入試の失敗の葛藤を心を整理して、あきらめたり代償的な行為や違う目標を持ったりして何らかの形で自分の心を納得させて来たはずです。
うつ病患者はこの自分の心を納得させる事がうまく出来ないのです。
貴方はこの失恋や入試の失敗の葛藤の最中に
「気の持ちようだよ」
と誰かに言われても、反発する事はあっても
「その通りだ」
とは全く納得出来ないでしょう。
医師が言うように、うつ病患者に「気の持ちようだ」と言うのは、自分自身のトラブルの時は受け入れられなかったのですから、まず受け入れてくれません。
逆に滅入ってしまう可能性が高いですから、決して言ってはいけません。
うつ病は過度なストレスが原因と言われています。
その通りです。
そしてストレスの受け方には、大きな個人差があります。
(新入社員のA君B君の話 http://blog.goo.ne.jp/yasuhiro_1959/d/20081011)
の例の通り、A君とB君が新入社員として一緒に会社に入り、一緒に仕事をして、一緒に失敗をして、一緒に部長に怒られたとしましょう。
環境は同じなのに思考パターン(考え方、認知の方法、人生哲学)が違うと二人の怒られた後の結果が全く違って来ます。
A君は胃が痛くなり、予期不安が強く出て再び部長に怒られるのが怖い、と感じ会社に行く事が憂鬱になっても
B君は部長に怒られる事は嫌だけれども怒られる事も給料の一部と考えてそんなに苦にしなかったりします。
同じストレスでも受ける側の感受性(思考パターン、考え方、認知の方法、人生哲学)によって感じるストレスの差が大きく違うのです。
これをストレス耐性と言います。
さて、話は戻りますが、最初に失恋した時や入試に失敗した事などを思い出して下さいと書きましたが、貴方が或る程度の人生勉強をして来た人でしたら、今同じ経験をしても以前ほど落ち込まない、という感覚や自信が有るはずです。
人間は経験(学習)でストレス耐性を上げる事が出来るのです。
そして、ストレス耐性、言い換えれば人生勉強が良く出来る人はうつ病患者を見て、
自分だったらストレス耐性が高いから、
気の持ちようで大分改善できるという感覚が有るから
「気の持ちようだよ」
と言いたくなるのです(対人恐怖症や神経症などに対しても同様です)。
しかし、ストレス耐性が個人個人で違いますから、貴方でしたら気の持ちようで乗り切れますが、うつ病患者は貴方ほどストレス耐性が高くないですから、気の持ちようでは乗り切れないのです。
また、貴方ほどストレス耐性が高ければうつ病になっていません。
医師はうつ病患者に何ヶ月も休みなさいと言います。
休む事はとても必要な事です。
そして、休んでいる間に、上記のように、与えられた時間の中で葛藤を心の整理をして、あきらめたり代償的な行為や違う目標を持ったりして何らかの形で自分の心を納得させる事が出来た人は、ストレス耐性を上げられた人ですから良いのですが
多くのうつ病患者は人生勉強の基本が出来ていないので休んでいる期間で、ストレス耐性を上げられずに、葛藤から気をそらす事などで寛解しているのです。
ですから多くのうつ病患者の症例では同じストレスで再発をしてしまいます。
よく
「あの人はあんなにしっかりしていたのにうつ病になった」
という話を聞きます。
外見はしっかりして見えたけれども、ストレス耐性は低かった、もしくはストレス耐性の他のストレスへの応用が効かなかったという事です。
心理療法ハッピーライフはこのストレス耐性を上げるお手伝いをしています。
多くの困っていない人たちの認知の仕方を見習う事でストレス耐性を上げているのです。
ですから、困っていない人から見たら、
「心理療法なんて気の持ちようですよね」
となるのですが、そう見えても実際はそうではないのです。
具体的には多方面から自分や自分の環境、事柄などを洞察する力。
他人と自分の正しい心の中での人間関係作り。
不安の処理の仕方。
などが基本です。
うつ病ではない貴方は自然に身に付けられた人生勉強の事柄が、うつ病患者は自然には身に付けられていないのです。
また、現代社会は昔よりとても高いストレス耐性が必要です。
ですから勤労者の7割~8割くらいの人がストレスを強く感じているのです。
うつ病患者のご家族の人に、
うつ病という事が多少なりともお分かり頂けましたでしょうか?
まずはうつ病患者を理解する事です。
そして、医師の投薬治療と平行してストレス耐性の向上が必要なのです。
心理療法ハッピーライフでしっかりとお手伝いを致します。
お問い合わせ、ご意見、ご感想を
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私は世の中の精神疾患に関しての「社会意識」を修正して行きたいと思っています。
明日は新しい内容で書く予定です。
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